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第1章「転生前編」

第5話「女神の間」

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 目を開けると、そこは体育館程度の白い空間で、少し離れたところにロビーのような場所があり、女神と思われる人物が2人立っていた。
 近づいていくとゲームタイトルの装飾が女神の上に表示されていた。
 ロビーもタイトルも白が基調だ。
 タイトルにはこう書かれていた。

【アルメオ・ヴィボ・ヒストリオ】

「は?AVH?なんで新規タイトルのテスターって・・・。まさか騙され・・・。」
 一滴は青ざめた。しかし、咄嗟に籠姫のことを思い出した。
 いやたぶん、あの顔と言葉は嘘じゃない。
 彼女はだとそう言った。なら意味がある。
 一滴は女神に近づいた。


 目の前には白い女神の服を着た籠姫と愛だった。
「なんで二人もこっちに。」
「驚くよね。でもちゃんと全部説明するから。まず、私たちは籠姫と愛本人じゃないの。機械で人格や思考を読み取ったAIなの。頭を切り開いたわけじゃないから100%コピーできてるわけではないけどね。あと、この世界は新規タイトルじゃなくてアルメオ・ヴィボ・ヒストリオ。通称AVHなの。」
「ど、どうしてこんなこと・・・。」
 一滴は戸惑っていた。
 恐怖というよりかは知りたいという好奇心のほうが強かった。
 自分のことを不幸にさせようとするような風には見えなかったからだ。

「私ね、一滴君のこと好きだったんだ。」
「え。」
 意味がわからなかった。籠姫が俺を好きだった?
 このAIたぶん壊れてるな。たぶんだけど。

「告白してくれた時は私に彼氏がいて、私が告白しようとした頃、一滴君には彼女がいた。タイミングがびっくりするくらい合わなかった。一滴君のことは諦めたつもりだったけど、友人伝えで落ち込んだ顔で、知ってるカフェにいるって聞いてあのとき行ったの。だから偶然じゃない。そして話してるうちにあなたがやっぱり好きだと思ってしまって、けど不倫をして夫を裏切るわけにもいかない。だから愛の力を借りてAVHに一滴君の有利な環境を作ってあげることで幸せにしたかった。けど他社に行かれてしまうと何も手を出すことができない。だからこんなことを・・・。」
「そうか、そうだったのか。」
「怒る?」
 こちらの顔を覗き込むように伺ってきた。かわいい。
 あとおっぱいめっちゃ見える。最高。
 いや、最高じゃなくて、考えないと。
 思考を回せ。今はおっぱいを見るな。

「正直怒っていいのか、礼を言えばいいのかわからない。ただ俺のためを思ってしたことだって言うのはわかる。けど、これって犯罪になるんじゃないのか?ばれるのとか、色々、大丈夫なのか?」
「それは大丈夫。この私たちAIも何でもできるわけじゃない。ばれないように跡が残らないようにするから、できることも限られてるの。」

 次に愛のAIが説明を始める。
「この女神の部屋は通常は30分で強制スタートだけど維持できて40日。その期間、AVHの世界のことや、一滴君のために作った島や種族の説明をしたり3人で話し合ってスキルを作ったり、使ってみて検証してもらうの。AVHの世界にないスキルを作るのは目立つから、管理コマンドや既存スキルから一部をコピーして混ぜたりすることで一滴君専用のスキルを作る予定。私たちは一滴君に絶対死んでほしくないから、色々用意してるの。」
「わかった、2人を信じるよ。信じるしかないしね。」


 ここでの40日。現実世界ではわずかな時間。
 テスター期間とAVH正式開始時点での情報を教えてもらった。
 ただし今ではAVHの世界で変わっている可能性もある。
 
 プレイヤーは世界に降り立つ前にスキルガチャを行い1つ持っていく。
 スキルにはR(ランク)があり、ランクの高さの確率計算は購入に必要なポイント分の1。
 つまりR6以降はほぼ購入できないし、ガチャでも当たる確率はほぼ無いのでR5までを入手または購入し努力でスキルRを上げることが通常だ。


【スキルR別必要GP】
 ●R1 1000GP
 ●R2 1万GP
 ●R3 10万GP
 ●R4 100万GP
 ●R5 1億GP
 ●R6 1000億GP
 ●R7 1000兆GP
 ●R8 10の20乗GP
 ●R9 10の26乗GP
 ●R10 10の33乗GP


 スキルは魔力を消費する「魔力タイプ」と魔力を使用しない「能力タイプ」に別れる。
 例えば魔法は基本的には魔力タイプである。鍛冶や剣術などは能力タイプ。
 同じスキル名でも魔力タイプと能力タイプにわかれる場合もあるが一般的には能力タイプのほうが上位とされている。

 俺の場合は、自分でスキルを編集や合成作成し、かつ入手確立がガチャではなくなる。
 ただし、どんなスキルでもいじると10の33乗GP必要でそこからシステム設定をいじったり、合成スキル毎に10の33乗GP追加必要になる。
 2つの能力を持つスキルで魔法から能力特性に切替なら2スキル+切替で3要素なので10の99乗GP必要ということだ。

 持っていくスキルはもう決めた。
 ただ4つの購入予定のスキルの合計必要ポイントは10の858乗GPだった。
 試しにわざとどこまで組み合わせられるか試してみたが、10個の合成、もしくは10の1000乗までが創作できる限界だった。

 最初のスキルは無料で持っていけるが、他にいっぱい作ってみたものの、ゲーム開始時の最高GPのモンスターは1万GPで、倒し続けても永遠に近い年月がかかるし、作ったスキルが全て手に入ることはないだろう。
 そしてこれはバグのようなものだが、いじって作ったスキルはランク記載がない。

 スキルは最初の物を含めて5種類まで購入できる。捨てたらポイントは戻らない。
 剣術など努力で手に入れたものはこの数の縛りには入らないので、努力で手に入らないスキルを購入するのが望ましい。
 持っていくスキルだけでも十分強力だし、最悪残りの4スロットは普通のスキルを購入すればいいとも思う。
 一応気休めに、二人が用意してくれたレベリング島というものもあるらしい。

 二人が用意してくれたのは今やっている専用スキル生成と俺専用新種族、そしてレベリング島。
 俺が新種族の王になると近くに出現するらしい。
 そこには子供でも倒せる弱いモンスターがいて10万GPほど出すらしいが、創作したスキル購入にはそれでも足りないのは目に見えている。


 ステータス項目は身体値、感覚値、第六感値、頭脳値、幸運値、魅力値、スキル値、抵抗値が主な項目。
 スキルと同じくGPで購入可能。
 種族は数十種類、スキル数は数百種類代表的なものがあるが派生を含めると数えきれない。


 GPは世界通貨のようなもので、どこでも何でも買うことができるし、スキルや特殊アイテムのようにGPでしか買えないものも多い。
 GPで買った特殊アイテムのことをそのままGPツールと呼ぶ。
 GPは通貨に変えることができるが、逆はできない。

 他にも日用品の飲食物なども買えるが、高品質だがかなり割高だし、売っているものと変わらないものもあるので国内通貨で買った方がいいことも多い。
 GPの入手方法だが、これはモンスターが多く落とすという都合上、命を賭けるかわりに軍人の方が入手量が多いが、仕事の成果でも自動付与されるので成功した商人、研究者、発明家などは通貨もGPも両方持っていることが多い。

 GPは大勢で仕事や討伐を行うほど入手ポイントは分散される。
 自分がどれだけ達成に関与したかでも入手割合が変わる。


 AVHに存在する全ての存在には貴族階級のような立場によるものとは別に、存在階級があり、ステータスに記載されている。
 階級は自動で決まる。
 階級によってどのレベルのスキルをもっているか、どれほどのGPを稼いでいるかは推測できる。


【存在階級とモンスター討伐時の入手ポイント】
●入門級 1~5(人間族の小さな子供が相手にするようなもの)
●初等級 1~10
●中等級 10~100
●上等級 200~500 
 人間族の一般職の1日の平均値。戦闘職はここ×討伐数。
 人間族の一般人の年間平均入手GPは約15万。
 戦闘職で年約140万GP。
 歴史の経過で変わっている可能性がある。
●隊長級 1000~1500
●大将級 3000~5000
●元帥級 7500~10000
●勇者級 ここからはデータが少なく不明。 
●英雄級
●伝説級
●幻想級 この世界を作った五大神が該当と言われている。
●神話級
●創世級
●原初級
●終末級


 簡単に種族についても説明すると、人間族(人)は全ての基本スキルを取得できるが寿命は短い。
 寿命で死んだ場合は、GPを失い、種族とスキルと転生場所を決めて人生をやり直す。
 エルフや竜族などは初期ステータスが高く、寿命が長いのでGPを貯めやすいが、入手できるスキルの幅が狭い。
 その代わり一部スキルの効果が高くなったりする。


 王は全ての国民から1%のGP分を入手できる。(国民の取り分が減るわけではない。)
 つまり大きい国ほど王が持つ力が強い。
 貴族は、それ自体にシステム的なメリットはないが王がポイントを分配する考えの場合、多めにもらえる場合がある。

***

 俺はステータスに書いてあることで二人に質問した。
「あのさ、状態のところに書いてある、女神の祝福と呪いって何。祝福なの?呪いなの?どっちなの?」
 二人は顔を合わせると、愛が気まずそうにこちらを見て言った。
「スキルって通常1つしか持っていけないでしょ。けど一滴君のことどうしても心配だから祝福と呪いの2つのスロットの容量を使って疑似的にスキル付与したの。一滴君の意志では初期起動できるスキルじゃないから、言わなくてもいいかなって思ってたんだけど、祝福と呪いの側面があるの。」

「祝福は?」
「一滴君がピンチのときに自動で女神に救済されます!」
 籠姫が答えた。
 他の女神でもいるのだろうか。根幹システムに関わるんじゃ。
 まぁ二人もそこは敏感だし、大丈夫だから実装しているのだろう。
 何かはぐらかされている気もするが、説明が難しいのかもしれない。

「呪いは?」
「一滴君の1m以内に近づいた女性は一時的に体が弱くなります!短期的には問題ないけど、一緒に住んだり何度も弱くなると結構危ないです!」
「・・・・・外せ。」
「したくてももうできないです。」
「・・・・・・・・・・。」

「で、でも!呪いのスロット一つ使ってるから状態異常かけられても1つ分かからないし!GP使えばステータスすぐ上がるし!」
 慌てて弁明する籠姫。
「一応1000人くらい贄にすれば呪いは解除されるわよ。」
 実質解除無理やん。
「きっと役に立つよ。私達は一緒に行けないから。この部屋も潰さないといけないし。」

 改めて言われると寂しくなってきた。
 寝る前は3人で猿のように愛し合っている。
 40日という時間制限があるおかげで依存を心配する必要もなかった。
 
 依存したとしても近いうちに終わってしまうのだから。


 俺のために用意された種族はボット族というらしい。
 現代では西暦2000年代に発展したゼノボットをさらに発展させた機械生物というものが存在するが、このボット族は、要は半分機械、半分人間でできているらしい。
 そして、この種族だけが住む島を周囲が広大な海だけの場所に用意したとのこと。

 この島と種族、そしてレベリング島は開発してすぐにゲーム内に移植されるのではなく、時間加速用の空間でゲーム内の時間経過と同じ時間に合わせてから移植されている。
 つまりその膨大な時間の中でどのように歴史や状態が変わっているのかはわからない。
 管理者がゲーム内を覗くと時間の流れを合わせる関係で、全てのユーザーに負荷がかかるらしく、よほどな事情がない限りは行わないらしい。
 レベリング島もすでに移植はされているが、俺がボット族の王になるまでは存在しない不干渉オブジェクトとして扱われるようだ。
 つまり見えないし、触れない。


 気を付けなければいけないのは、一滴が持っていくスキルは非常に強力なスキルだが、この世界には相手を支配、操作するような危険なスキルも存在する。
 しかも自分は現在、一番の後発として参加する。
 よってすでに強い力を最大5つも持っている連中がいる世界にダイブすることになる。
 油断はできない。
 最初に飛ばされる場所はボット族の島なので、そこが平和なことを祈るしかない。

 
 向こうで生きていくうえでNPCと親密になっても失うことがあるかもしれない。
 しかし転生者は蘇生できないが、NPCは蘇生ができる。
 強さや保有スキルのレア度に応じて必要なGPが異なる。
 
 ただし、NPCでも王などのボスクラスは蘇生ができず、一度王の役職に就いた者も蘇生はできない。
 ボスクラスに殺された場合や断罪者、裁判官など特殊な者に殺された場合、寿命を迎えた場合もNPCの蘇生はできない。
 また、蘇生はただの一般人NPCでも1億GPが必要だ。
 蘇生の猶予は、一般人は1年程度の期間がありそれ以降は蘇生ができない。
 強い存在であればあるほど期間が短くなり最短30日ほど。


 この世界はボット族の島から見て東の大陸と西の大陸に分かれている。
 プレイヤーは西の大陸にあるとされるチュートリアル地域で生まれるか、自分で誕生する国を選ぶことができる。
 ただし、そこの情報は事前に取得できない。

***

 お別れの時がやってきた。
「一滴君そろそろ期限かも。」
「そうか。」
「向こうについたらボット族の王になってGPをいっぱい稼ぐこと。その後、レベリング島が出現したら他の国に取られないように独占確保。あとは私と愛ちゃんの像をボット族の島に作って。」
「わかった。色々ありがとう。ここまでしてくれたなら戦闘の世界でも生き抜いてみせるよ。」

「したいこととか目標はある?」
「1つは約束のボット族の王。もう一つは、次の人生は人の役に立って人に囲まれて生きたい。籠姫が助けてくれたように俺もそうやって生きれるようにするよ。」
 一滴は籠姫を抱きしめた。次に愛を抱きしめた。
「元気にするのよ。」
「愛もかなり危ない橋を渡って助けてくれてありがとう。」
「良い男の為なら女は何でもできるの。」
「向こうでもっといい男になれるように頑張るよ。」

 一滴は二人と口付けをしてから床の光の輪の中に入った。
「今までありがとう。本当のさよならだ。二人とも愛してる。元気で。」
「うん。いっくん死なないで生き抜いてね。」
「幸せになってね。いっくん。」
 籠姫と愛は一滴の愛称を口にした。

「それじゃあ、行ってくる。」
、いっくん。』
「え。」


 大きな音とともに、写士夜 一滴は消え去った。
 籠姫のいる白い部屋も崩れ落ちて消えていく。
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