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第十一章 午前の庭にて
結婚式
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潤は、落ちそうになる薔薇の挿頭を、精霊の声に耳をすませるような仕草で、耳にはさみ直した。瑶は、潤の女性的な仕草に、潤が女神かなにかであるかのような、不思議な感じを受け、幻惑された。潤は瑶の薔薇も直してくれながら、ご褒美のようにキスしてくれた。
瑶の握られた拳は、完全に緩み、花びらのように五本の指が開かれて、潤の肩から下へすべり落ちた。力の抜けた瑶の身体を、潤の腕が、支えた。吊り紐の緩んだ操り人形のように、緊張の糸が切れてくたっとなった瑶を、潤の腕が支えきれず、瑶とともに、しだいに崩れていきそうになるのを、大洗氏が手を貸して助け支えた。
「よくできたね」
大洗氏が、瑶たちに、ねぎらいの言葉をかけた。
「潤のこと好き?」
すかさず潤が大洗氏に聞いた。潤は、さっきの約束のことを聞いているのだ。瑶のことより、潤にとっては、そんなことが大事なのだ。歪んでいる。瑶は、自分がないがしろにされたようで寂しく、恨めしく思った。
また、潤の言葉を聞いて、瑶は、潤は家では自分のことを自分の名前で呼んでいるのかも、と思った。友人の瑶が遊びに来てるから意識して外で自称するように「俺」と言っていたのかも、と思った。
「ああ、好きだよ」
大洗氏が答えたので、潤は、ほっとしたような満足そうな顔をした。
瑶は、力が抜けて、ぐだぐだになっていたので、そのまま、地面に膝をついた。
大洗氏が、落ちそうになっていた、瑶と潤の耳にはさんだ薔薇を抜きとった。
潤と瑶は、赤や白のクローバーの咲く庭に腰をおろした。潤が赤紫の花を摘んだ。
「赤つめ草?」
「それと、ラジノクローバー」
潤が答えながら白い大きな白詰草の花を摘んだ。
「緑肥、根粒菌、空中窒素」
瑶が言った。
「地面を覆うから、丈の高い雑草が生えてこないしね」
潤は、二つの花の茎をからませて、さらに、また花を摘んだ。
「四つ葉のクローバーもある?」
瑶は尋ねた。
「探せばあると思うよ」
瑶は、お尻をあげて、近くを探し始めた。
「普通の白詰草もあるね」
「うん。他にも、いろんな種類があるよ。縁の方に。黒とか緑とか紫とかピンクとか。いろいろ植えた」
「ふうん」
近くに四つ葉は、なさそうなので、瑶は、兎のように這って、もっと遠くを探しまわった。
「ないなあ」
瑶が嘆くと潤が慰めた。
「三つ葉のクローバーだって、いい花言葉らしいよ? 愛情、希望、信仰とか」
「信仰?」
瑶が尋ねると潤が答えた。
「父と子と聖霊」
「の御名によって」
「アーメン」
「三位一体か」
瑶が言うと、
「御名によって、何を祈ったの?」
と潤が聞いた。
「えーっと、潤と瑶の幸福を祈ります。僕たちが、癒されますように」
後付けで瑶は言った。
「アーメン」
「青空礼拝だね」
「日曜日だからね」「礼拝堂じゃなかったね」
瑶は言った。
「後で行こう?」
潤が誘った。
「時間あったら」
瑶は答えた。
「そっか。瑤、今日帰っちゃうの? 瑤がいてくれて嬉しかったんだけど」
潤は、名残惜しそうに言った。
「ありがとう。教科書とか取りにいかないといけないから。潤は、どうしてるの?」
「朝、マンションに取りに行くよ」
「潤、いつもすごく学校に近いのにぎりぎりだけど、間に合うの?」
「朝、車で送ってもらうから、なんとか」
「そうなんだ?」
瑶が頭をあげると、潤が、花を編んでいた。瑶は、花を摘んで潤に手渡した。
「ありがとう」
花のロープはどんどん長くなった。潤は、端と端を合わせて、輪にした。瑶の頭に乗せてサイズを測ると、少し調節して、茎でぐるぐる巻きにして端と端をとめようとしていた。潤は、花冠を作っているのだとわかった。
瑶は、幸福の四つ葉のクローバーを、潤にあげようと思って、四つん這いになって探した。
「四つん這いで四つ葉」
「駄洒落?」
潤の花冠は、完成に近づいていた。
「お尻丸見え」
「うん」
瑶のお尻を風に揺れる草花が、くすぐっていた。
「あった!」
「四つ葉?」
「うん」
瑶は、裸足で戻ってきて、潤に見せた。
「ほら」
「本当だ。家の庭にもあったんだ?」「おお、古代ギリシャの牧歌的風景よ。アルカディアよ!」
大洗氏は、詩を朗読するかのように言った。
「美少年が裸で花冠を編み、また、四つ葉のクローバーを探す!」
バッカスのように、葡萄の房を両手にぶら下げた大洗氏は、感激したように言った。
「四つ葉のクローバーは、潤にあげる」
「いいの?」
潤は、びっくりしたように言った。そして、受け取る前に、クローバーの花冠を、瑶の頭に被せた。
「え? 僕なの?」
「うん」
「潤のが似合うのに」
「いいの」
潤は、はにかんで言った。潤は、瑶が差し出した四つ葉のクローバーを受け取った。
そうして、瑶たちは、口づけを交わした。
「なんというシャルマンな光景だ。君たちは結婚式をしているんだね?」
大洗氏は、ますます感激の口調で言った。
「このような美しい場面に立ち会えるとは。古代の異教の神々よ、この者たちに祝福を与えたまえ」
大洗氏は、葡萄の房を掲げて天を仰いだ。
「なぜ異教の神々なんですか?」
と瑶が尋ねると、
「キリスト教では、基本的には同性愛を禁じているからね」
と大洗氏は答えた。
「なるほど」
と瑶は納得した。
「クローバーの花言葉は、『私を思って』『約束』などがあると言われている」
大洗氏が言った。
「だったら、ぴったりだね?」
瑶が潤に言うと、
「うん」
と潤は、頬を赤らめて頷いた。
「けれど、クローバーには、『私のものになって』という花言葉もあるらしい」
大洗氏は言った。
「それがかなわなければ『復讐』、という花言葉も」
にわかにおどろおどろしいことになった。
「エデンの園の天使たちよ」
大洗氏が、瑶らに呼びかけた。
「ここで、交わりなさい」
大洗氏が命じた。
「約束を実現するために。結婚の契約を実行するのだ」
大洗氏は、瑶らの前に、葡萄の房をぶら下げた。
「禁断の実を食べて、悦楽に耽るのだ」
潤は、顔を仰向けて、ぶら下げられた葡萄の房にかぶりついた。葡萄のみずみずしい果汁の飛沫が飛び散って、甘酸っぱい香りが漂った。潤は、口の周りを葡萄の汁で汚しながら、なおもかぶりついていた。その獣のような、野生児のような仕草は、瑶の官能を呼び起こした。
「瑤も食べて」
潤は、唇を舌で舐めながら言った。瑶も潤を真似て、かぶりついた。葡萄の汁が、じゅわっと口に広がった。瑶の顎から汁が垂れた。
「そう」
潤が言った。瑶は、潤を見た。潤は、大粒の黒紫の粒を舌でいやらしく舐めた。潤の口の周りは、小鳥を屠った猫のように、真っ赤に染まっていた。瑶の胸は鼓動が激しくなった。その鼓動を抑えながら、湧き出る欲望の唾液を葡萄の果実へと向けた。瑶は、裸のまま、大洗家の昼の光輝く五月の庭で、大洗氏の手にぶら下げられた、黄色い葡萄の房の粒を、顔を仰向けて咥え、乱暴に引きちぎり、歯で砕いた。凶暴な感触。じゅっと広がる芳香。口いっぱいに溢れる果汁。唾液とからめあった。潤を横目で見つめた。潤も、うるんできた瞳で瑶を見ていた。瑶は葡萄にかじりつき、飛沫をはじけ飛ばした。まるで弾け飛ぶ精液のように。瑶は舌で舐め喰らい最後の粒まで食いちぎった。瑶の顎から果汁が垂れた。
黄色い粒の甘い果汁が。瑶は、興奮に、肩で息をしていた。潤は、ゆっくりと、見せびらかすように、黒紫の粒を味わっていた。潤が最後の粒を口に含むと、瑶は待ちきれず、潤の唇に唇をつけた。潤の口の葡萄の粒を二人でわけあった。甘い舌の感触。荒い息遣い。胸の鼓動。微風に漂う薔薇の香り。遠い天の雲雀の慌ただしくせかすような歓喜のさえずり。
瑶は、草の上に、潤を押し倒した。
瑶の握られた拳は、完全に緩み、花びらのように五本の指が開かれて、潤の肩から下へすべり落ちた。力の抜けた瑶の身体を、潤の腕が、支えた。吊り紐の緩んだ操り人形のように、緊張の糸が切れてくたっとなった瑶を、潤の腕が支えきれず、瑶とともに、しだいに崩れていきそうになるのを、大洗氏が手を貸して助け支えた。
「よくできたね」
大洗氏が、瑶たちに、ねぎらいの言葉をかけた。
「潤のこと好き?」
すかさず潤が大洗氏に聞いた。潤は、さっきの約束のことを聞いているのだ。瑶のことより、潤にとっては、そんなことが大事なのだ。歪んでいる。瑶は、自分がないがしろにされたようで寂しく、恨めしく思った。
また、潤の言葉を聞いて、瑶は、潤は家では自分のことを自分の名前で呼んでいるのかも、と思った。友人の瑶が遊びに来てるから意識して外で自称するように「俺」と言っていたのかも、と思った。
「ああ、好きだよ」
大洗氏が答えたので、潤は、ほっとしたような満足そうな顔をした。
瑶は、力が抜けて、ぐだぐだになっていたので、そのまま、地面に膝をついた。
大洗氏が、落ちそうになっていた、瑶と潤の耳にはさんだ薔薇を抜きとった。
潤と瑶は、赤や白のクローバーの咲く庭に腰をおろした。潤が赤紫の花を摘んだ。
「赤つめ草?」
「それと、ラジノクローバー」
潤が答えながら白い大きな白詰草の花を摘んだ。
「緑肥、根粒菌、空中窒素」
瑶が言った。
「地面を覆うから、丈の高い雑草が生えてこないしね」
潤は、二つの花の茎をからませて、さらに、また花を摘んだ。
「四つ葉のクローバーもある?」
瑶は尋ねた。
「探せばあると思うよ」
瑶は、お尻をあげて、近くを探し始めた。
「普通の白詰草もあるね」
「うん。他にも、いろんな種類があるよ。縁の方に。黒とか緑とか紫とかピンクとか。いろいろ植えた」
「ふうん」
近くに四つ葉は、なさそうなので、瑶は、兎のように這って、もっと遠くを探しまわった。
「ないなあ」
瑶が嘆くと潤が慰めた。
「三つ葉のクローバーだって、いい花言葉らしいよ? 愛情、希望、信仰とか」
「信仰?」
瑶が尋ねると潤が答えた。
「父と子と聖霊」
「の御名によって」
「アーメン」
「三位一体か」
瑶が言うと、
「御名によって、何を祈ったの?」
と潤が聞いた。
「えーっと、潤と瑶の幸福を祈ります。僕たちが、癒されますように」
後付けで瑶は言った。
「アーメン」
「青空礼拝だね」
「日曜日だからね」「礼拝堂じゃなかったね」
瑶は言った。
「後で行こう?」
潤が誘った。
「時間あったら」
瑶は答えた。
「そっか。瑤、今日帰っちゃうの? 瑤がいてくれて嬉しかったんだけど」
潤は、名残惜しそうに言った。
「ありがとう。教科書とか取りにいかないといけないから。潤は、どうしてるの?」
「朝、マンションに取りに行くよ」
「潤、いつもすごく学校に近いのにぎりぎりだけど、間に合うの?」
「朝、車で送ってもらうから、なんとか」
「そうなんだ?」
瑶が頭をあげると、潤が、花を編んでいた。瑶は、花を摘んで潤に手渡した。
「ありがとう」
花のロープはどんどん長くなった。潤は、端と端を合わせて、輪にした。瑶の頭に乗せてサイズを測ると、少し調節して、茎でぐるぐる巻きにして端と端をとめようとしていた。潤は、花冠を作っているのだとわかった。
瑶は、幸福の四つ葉のクローバーを、潤にあげようと思って、四つん這いになって探した。
「四つん這いで四つ葉」
「駄洒落?」
潤の花冠は、完成に近づいていた。
「お尻丸見え」
「うん」
瑶のお尻を風に揺れる草花が、くすぐっていた。
「あった!」
「四つ葉?」
「うん」
瑶は、裸足で戻ってきて、潤に見せた。
「ほら」
「本当だ。家の庭にもあったんだ?」「おお、古代ギリシャの牧歌的風景よ。アルカディアよ!」
大洗氏は、詩を朗読するかのように言った。
「美少年が裸で花冠を編み、また、四つ葉のクローバーを探す!」
バッカスのように、葡萄の房を両手にぶら下げた大洗氏は、感激したように言った。
「四つ葉のクローバーは、潤にあげる」
「いいの?」
潤は、びっくりしたように言った。そして、受け取る前に、クローバーの花冠を、瑶の頭に被せた。
「え? 僕なの?」
「うん」
「潤のが似合うのに」
「いいの」
潤は、はにかんで言った。潤は、瑶が差し出した四つ葉のクローバーを受け取った。
そうして、瑶たちは、口づけを交わした。
「なんというシャルマンな光景だ。君たちは結婚式をしているんだね?」
大洗氏は、ますます感激の口調で言った。
「このような美しい場面に立ち会えるとは。古代の異教の神々よ、この者たちに祝福を与えたまえ」
大洗氏は、葡萄の房を掲げて天を仰いだ。
「なぜ異教の神々なんですか?」
と瑶が尋ねると、
「キリスト教では、基本的には同性愛を禁じているからね」
と大洗氏は答えた。
「なるほど」
と瑶は納得した。
「クローバーの花言葉は、『私を思って』『約束』などがあると言われている」
大洗氏が言った。
「だったら、ぴったりだね?」
瑶が潤に言うと、
「うん」
と潤は、頬を赤らめて頷いた。
「けれど、クローバーには、『私のものになって』という花言葉もあるらしい」
大洗氏は言った。
「それがかなわなければ『復讐』、という花言葉も」
にわかにおどろおどろしいことになった。
「エデンの園の天使たちよ」
大洗氏が、瑶らに呼びかけた。
「ここで、交わりなさい」
大洗氏が命じた。
「約束を実現するために。結婚の契約を実行するのだ」
大洗氏は、瑶らの前に、葡萄の房をぶら下げた。
「禁断の実を食べて、悦楽に耽るのだ」
潤は、顔を仰向けて、ぶら下げられた葡萄の房にかぶりついた。葡萄のみずみずしい果汁の飛沫が飛び散って、甘酸っぱい香りが漂った。潤は、口の周りを葡萄の汁で汚しながら、なおもかぶりついていた。その獣のような、野生児のような仕草は、瑶の官能を呼び起こした。
「瑤も食べて」
潤は、唇を舌で舐めながら言った。瑶も潤を真似て、かぶりついた。葡萄の汁が、じゅわっと口に広がった。瑶の顎から汁が垂れた。
「そう」
潤が言った。瑶は、潤を見た。潤は、大粒の黒紫の粒を舌でいやらしく舐めた。潤の口の周りは、小鳥を屠った猫のように、真っ赤に染まっていた。瑶の胸は鼓動が激しくなった。その鼓動を抑えながら、湧き出る欲望の唾液を葡萄の果実へと向けた。瑶は、裸のまま、大洗家の昼の光輝く五月の庭で、大洗氏の手にぶら下げられた、黄色い葡萄の房の粒を、顔を仰向けて咥え、乱暴に引きちぎり、歯で砕いた。凶暴な感触。じゅっと広がる芳香。口いっぱいに溢れる果汁。唾液とからめあった。潤を横目で見つめた。潤も、うるんできた瞳で瑶を見ていた。瑶は葡萄にかじりつき、飛沫をはじけ飛ばした。まるで弾け飛ぶ精液のように。瑶は舌で舐め喰らい最後の粒まで食いちぎった。瑶の顎から果汁が垂れた。
黄色い粒の甘い果汁が。瑶は、興奮に、肩で息をしていた。潤は、ゆっくりと、見せびらかすように、黒紫の粒を味わっていた。潤が最後の粒を口に含むと、瑶は待ちきれず、潤の唇に唇をつけた。潤の口の葡萄の粒を二人でわけあった。甘い舌の感触。荒い息遣い。胸の鼓動。微風に漂う薔薇の香り。遠い天の雲雀の慌ただしくせかすような歓喜のさえずり。
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