潤 閉ざされた楽園

リリーブルー

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第四章

命じられて 7※

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「何?」

潤が、顔を近づけてきた。

「ねえ、今度、潤が入れるの?」

「指をね?」

「指?  ほんとに指だけ?」

「様子みながらだから、大丈夫。痛くしないよ」

「うん。よかった」

「それ心配してたの?」

「うん、ちょっと」

「そっか。ごめんね?  怖かった?」

「うん、時々」

「ああ……そうだよね、俺、時々、制御できなくなっちゃうから」

「そういう潤も、魅力的ではあるんだけど。はぁー」

お尻の器具が抜かれたようだった。

「いい?  指入れるよ?」

「うん」

潤の指が、そろそろ侵入してきた。

「どう?」

「大丈夫」

「案外入りそうだなあ」

「んー」

「痛くない?」

「うん」

「入ったよ?  一本」

「んー」

違和感だけ感じたが特に痛くなかった。

僕が腰を動かしていると

「指でいかせてあげようか?  それとも、もっと入れてみる?」

「指で」

「いいよ」

潤は、僕を優しく抱いて、指でさぐった。

僕が脚を曲げて、潤の脚と絡みつかせると、鈍い快感を感じる箇所に指があたった。

「そこ?」

「ここ?」

僕は潤の腕の中で、だんだんに乱れていった。

「気持ちいいよ、潤」

僕は、潤に抱かれながら腰を動かした。

「そう?」

「うん、いい」

僕は、ああ、ああ、言って、わけがわからなくなってきた。
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