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第三章
マッチ売りの潤 13
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潤は、口髭を生やした、顎のいかつい、身体の大きな男の部屋について行った。
男は、暖炉の火を起こした。
冷え切った灰色の部屋が少しずつあたたまってきた。
男は潤の赤いフード付きのマントを脱がせた。
「うん、思ったより、ずっといいな」
男は、潤の顔を見て、一瞬、驚いたように、そして、満足気につぶやいた。
「黒髪か。いいな。きれいな髪だ。もっと伸ばしたらいい」
男は言った。
男は、潤が履いている、チャコールグレーの、ごわごわした、重いウールのスカートをまくりあげた。
男は舌打ちをした。
スカートの下にうんざりするほど、幾重にもペチコートを履いていたからだ。
男は一つ一つ花びらのようにめくりながら、次第に違和感を感じている顔つきになった。
最後に細いまっすぐな棒のような脚が二本あらわれた時、その付け根の膨らみを見て驚いたように、言った。
「お前、男だったのか?」
潤は頷いた。
「まあ、いいか。俺は、気にしない。お前、尻は使えるんだろう?」
潤は頷いた。
「じゃあ、来いよ」
男は、部屋の片隅のベッドに潤を呼んだ。
男は潤の衣服を脱がせた。
シュミーズとドロワーズ姿にまですると、男は、潤の身体を触りはじめた。
男は、鼻息荒く、手でまさぐった。
男は、暖炉の火を起こした。
冷え切った灰色の部屋が少しずつあたたまってきた。
男は潤の赤いフード付きのマントを脱がせた。
「うん、思ったより、ずっといいな」
男は、潤の顔を見て、一瞬、驚いたように、そして、満足気につぶやいた。
「黒髪か。いいな。きれいな髪だ。もっと伸ばしたらいい」
男は言った。
男は、潤が履いている、チャコールグレーの、ごわごわした、重いウールのスカートをまくりあげた。
男は舌打ちをした。
スカートの下にうんざりするほど、幾重にもペチコートを履いていたからだ。
男は一つ一つ花びらのようにめくりながら、次第に違和感を感じている顔つきになった。
最後に細いまっすぐな棒のような脚が二本あらわれた時、その付け根の膨らみを見て驚いたように、言った。
「お前、男だったのか?」
潤は頷いた。
「まあ、いいか。俺は、気にしない。お前、尻は使えるんだろう?」
潤は頷いた。
「じゃあ、来いよ」
男は、部屋の片隅のベッドに潤を呼んだ。
男は潤の衣服を脱がせた。
シュミーズとドロワーズ姿にまですると、男は、潤の身体を触りはじめた。
男は、鼻息荒く、手でまさぐった。
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