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【第二部】第一章
生け贄の儀式 4
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「手で触ったらだめだ」
おじ様が潤の手を抑えた。
潤の手は、自分で性器を弄ろうとしていた。
「やんっ……だって、カタツムリ、気持ちいい……」
「やはり拘束しないといけないようだね」
おじ様は、足元の茶色い革のトランクを開けて、黒革の手枷を出して、潤の手首に装着した。
左右の手枷についた銀色の金具で、両の手は繋げられた。
「さあ、これでおいたはできないよ。手は頭の上にあげて」
「あ、あぁぁん」
ぐいっと手を頭上に掲げられて、潤の顔は、色っぽく歪んだ。
「潤は、やはり拘束された姿が一番似合うね」
おじ様は満足そうに言った。
「手燭の灯りを使おうか?」
おじ様は言い、譲が小さな持ち手のついた、金色の金属製の手燭に蝋燭をセットして火をつけた。
「ありがとう」
おじ様は、受け取って、潤の胸の上を照らした。
黄色っぽい揺れる光がちらちらと鈍いつや消しの金色にほのかに反射した。
手燭とおじ様の手の影が潤の胸に黒く落ちた。
潤の胸には二匹のカタツムリがのろのろと蠢いていた。
収縮するぬめぬめした気味の悪い薄茶色のからだ。
白っぽい腹と背の薄茶の斑点様のコントラスト。
細長く引きずって引き伸ばされる尾のあとに、ぬめりとした粘液の後がついていった。
気持ちいいって言ってたな。
こんな気持ち悪いのに。
おじ様が潤の手を抑えた。
潤の手は、自分で性器を弄ろうとしていた。
「やんっ……だって、カタツムリ、気持ちいい……」
「やはり拘束しないといけないようだね」
おじ様は、足元の茶色い革のトランクを開けて、黒革の手枷を出して、潤の手首に装着した。
左右の手枷についた銀色の金具で、両の手は繋げられた。
「さあ、これでおいたはできないよ。手は頭の上にあげて」
「あ、あぁぁん」
ぐいっと手を頭上に掲げられて、潤の顔は、色っぽく歪んだ。
「潤は、やはり拘束された姿が一番似合うね」
おじ様は満足そうに言った。
「手燭の灯りを使おうか?」
おじ様は言い、譲が小さな持ち手のついた、金色の金属製の手燭に蝋燭をセットして火をつけた。
「ありがとう」
おじ様は、受け取って、潤の胸の上を照らした。
黄色っぽい揺れる光がちらちらと鈍いつや消しの金色にほのかに反射した。
手燭とおじ様の手の影が潤の胸に黒く落ちた。
潤の胸には二匹のカタツムリがのろのろと蠢いていた。
収縮するぬめぬめした気味の悪い薄茶色のからだ。
白っぽい腹と背の薄茶の斑点様のコントラスト。
細長く引きずって引き伸ばされる尾のあとに、ぬめりとした粘液の後がついていった。
気持ちいいって言ってたな。
こんな気持ち悪いのに。
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