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第十六章
【6節 去年のクラス】問わず語り 1
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叔父の手が潤の身体を撫でまわしていた。
「平日は、昴と、しているんだろう?」
潤は、答えた。
「してません」
「前は、していたんだろう? 手首に跡をつけられたり、身体中にキスマークをつけてきたじゃないか。あそこだって、無理に入れられたといって痛がっていたし。昴は若いから激しいんじゃないか? 日に3度もされたと言ってクタクタになっていたじゃないか」
「はい」
「朝出かける前に玄関でされて、ヨレヨレのネクタイで登校して上級生にからまれたとか」
「あー、あの時は最悪だった。昴兄さんが、俺の制服姿に発情して、夢中になってしまって、離してくれなくて、ボロボロの姿で、遅刻寸前で駆け込んだのに」
「結局からまれて、物陰に連れ込まれて、されたんだね?」
「はい。朝からエロいって言われて。でも、なんとか、触られただけですんで。向こうが勝手に、俺の姿見て射精してしまったから」
「で、間に合ったんだろう?」
「SHRが終わるギリギリに滑りこんで。でも酷い姿だったからびっくりされた。席の近いクラスメイトが、『どうしたの? おかされたの? 』とみんなに聞こえる声で言ってきたから、悲しくなって泣いてしまって。担任もびっくりしてた。でもおかげで、それから、いろいろかばってもらえるようになって、無事に進級できたけど」
「平日は、昴と、しているんだろう?」
潤は、答えた。
「してません」
「前は、していたんだろう? 手首に跡をつけられたり、身体中にキスマークをつけてきたじゃないか。あそこだって、無理に入れられたといって痛がっていたし。昴は若いから激しいんじゃないか? 日に3度もされたと言ってクタクタになっていたじゃないか」
「はい」
「朝出かける前に玄関でされて、ヨレヨレのネクタイで登校して上級生にからまれたとか」
「あー、あの時は最悪だった。昴兄さんが、俺の制服姿に発情して、夢中になってしまって、離してくれなくて、ボロボロの姿で、遅刻寸前で駆け込んだのに」
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「はい。朝からエロいって言われて。でも、なんとか、触られただけですんで。向こうが勝手に、俺の姿見て射精してしまったから」
「で、間に合ったんだろう?」
「SHRが終わるギリギリに滑りこんで。でも酷い姿だったからびっくりされた。席の近いクラスメイトが、『どうしたの? おかされたの? 』とみんなに聞こえる声で言ってきたから、悲しくなって泣いてしまって。担任もびっくりしてた。でもおかげで、それから、いろいろかばってもらえるようになって、無事に進級できたけど」
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