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第十六章
正三角関係 7
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潤は提案した。
「昴兄さんと、やり直せば?」
トモは潤の提案には答えずに告白を続けた。
「昴に弟がいるっていうのも、最初は嘘だと思った。昴が付き合ってる男のことを、ごまかして言ってるんじゃないかって思ってた。でも、本当に弟だとわかって、動揺した。弟を俺に抱かせたがるって、何なんだ? って」
「ああ、それは……」
潤が説明しようとすると、トモはかぶせるように言った。
「しかも、その弟と昴は寝てるっていうんだから、もう、わけがわからないよ」
トモは、潤の顔をじっと見つめた。
トモは、身体を横臥の体勢にして、潤に問うた。
「どういうことなんだ?」
潤は、心の中で、自分に言った。
ここが大事なところだ。
しくじるな。
「昴兄さんは、三角関係にとりつかれているんだ。それを解消したくてきっと」
トモが潤に身体を寄せてきた。
潤の肩を抱いて、潤の唇を奪った。
熱い唇の感触。
唾液の交わり。
舌の絡まり。
どうして?
潤は思った。
何かしくじった?
どうしてこうなるの?
「ジュン君、好きだ。愛してる」
トモはキスの合間に言った。
潤が答える暇も与えず、トモは再び唇を合わせながら、潤の身体をまさぐった。
どうして?
それは昴兄さんに言うセリフでしょ?
どうしてこういう方向に?
「昴兄さんと、やり直せば?」
トモは潤の提案には答えずに告白を続けた。
「昴に弟がいるっていうのも、最初は嘘だと思った。昴が付き合ってる男のことを、ごまかして言ってるんじゃないかって思ってた。でも、本当に弟だとわかって、動揺した。弟を俺に抱かせたがるって、何なんだ? って」
「ああ、それは……」
潤が説明しようとすると、トモはかぶせるように言った。
「しかも、その弟と昴は寝てるっていうんだから、もう、わけがわからないよ」
トモは、潤の顔をじっと見つめた。
トモは、身体を横臥の体勢にして、潤に問うた。
「どういうことなんだ?」
潤は、心の中で、自分に言った。
ここが大事なところだ。
しくじるな。
「昴兄さんは、三角関係にとりつかれているんだ。それを解消したくてきっと」
トモが潤に身体を寄せてきた。
潤の肩を抱いて、潤の唇を奪った。
熱い唇の感触。
唾液の交わり。
舌の絡まり。
どうして?
潤は思った。
何かしくじった?
どうしてこうなるの?
「ジュン君、好きだ。愛してる」
トモはキスの合間に言った。
潤が答える暇も与えず、トモは再び唇を合わせながら、潤の身体をまさぐった。
どうして?
それは昴兄さんに言うセリフでしょ?
どうしてこういう方向に?
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