217 / 369
第十六章
トモ 16
しおりを挟む
潤は、たくさん抱いてもらう他に、相手に、愛を示す方法を、知らなかったからだ。
「ねえ、潤の中に、たくさん出して。お尻に、いっぱい。何回もしていいから」
そう言ってみた。
「俺がしなかったら、他の人とするの?」
「そうかもね」
「もう一回言って、さっきの言葉」
「ふふ。そういうの、好きなの? トモさん、エッチだね」
潤は、挑発した。
「たくさん、ちょうだい、潤の中に、いっぱい」
トモの目を見て言ってやった。
「……ジュン君、もう、ダメだ……ごめん」
トモは、興奮で震えながら、潤の身体をむちゃくちゃに舐めた。
ああ、昴兄さんみたい。
ひょっとして、トモさんも、昴兄さんに既に、こういうことされちゃったのかなあ。
やりかねないな。
ノンケ食いだからなあ、昴兄さんは。
昴兄さんに舐められて、感じちゃったりしたんだろうか?
昴兄さん、うまいからなあ。
しかも、眼鏡はずすと、あの美形だからな。
普通に女性にもてそうなのに、ノンケの男ばかり好きになるんだよなあ。
それで、いつも片思いで。
まるで、わざとみたいに。
両想いにならないように、わざと、してるみたいに。
兄さんを抱きたい人も、たくさんいそうなのに、抱かせないし。
満たされない欲求を、俺に注ぎ込んで。
「ねえ、潤の中に、たくさん出して。お尻に、いっぱい。何回もしていいから」
そう言ってみた。
「俺がしなかったら、他の人とするの?」
「そうかもね」
「もう一回言って、さっきの言葉」
「ふふ。そういうの、好きなの? トモさん、エッチだね」
潤は、挑発した。
「たくさん、ちょうだい、潤の中に、いっぱい」
トモの目を見て言ってやった。
「……ジュン君、もう、ダメだ……ごめん」
トモは、興奮で震えながら、潤の身体をむちゃくちゃに舐めた。
ああ、昴兄さんみたい。
ひょっとして、トモさんも、昴兄さんに既に、こういうことされちゃったのかなあ。
やりかねないな。
ノンケ食いだからなあ、昴兄さんは。
昴兄さんに舐められて、感じちゃったりしたんだろうか?
昴兄さん、うまいからなあ。
しかも、眼鏡はずすと、あの美形だからな。
普通に女性にもてそうなのに、ノンケの男ばかり好きになるんだよなあ。
それで、いつも片思いで。
まるで、わざとみたいに。
両想いにならないように、わざと、してるみたいに。
兄さんを抱きたい人も、たくさんいそうなのに、抱かせないし。
満たされない欲求を、俺に注ぎ込んで。
0
お気に入りに追加
284
あなたにおすすめの小説

【連載再開】絶対支配×快楽耐性ゼロすぎる受けの短編集
あかさたな!
BL
※全話おとな向けな内容です。
こちらの短編集は
絶対支配な攻めが、
快楽耐性ゼロな受けと楽しい一晩を過ごす
1話完結のハッピーエンドなお話の詰め合わせです。
不定期更新ですが、
1話ごと読切なので、サクッと楽しめるように作っていくつもりです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
書きかけの長編が止まってますが、
短編集から久々に、肩慣らししていく予定です。
よろしくお願いします!

学園の卒業パーティーで卒業生全員の筆下ろしを終わらせるまで帰れない保険医
ミクリ21
BL
学園の卒業パーティーで、卒業生達の筆下ろしをすることになった保険医の話。
筆下ろしが終わるまで、保険医は帰れません。

ある少年の体調不良について
雨水林檎
BL
皆に好かれるいつもにこやかな少年新島陽(にいじまはる)と幼馴染で親友の薬師寺優巳(やくしじまさみ)。高校に入学してしばらく陽は風邪をひいたことをきっかけにひどく体調を崩して行く……。
BLもしくはブロマンス小説。
体調不良描写があります。

塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。

男子寮のベットの軋む音
なる
BL
ある大学に男子寮が存在した。
そこでは、思春期の男達が住んでおり先輩と後輩からなる相部屋制度。
ある一室からは夜な夜なベットの軋む音が聞こえる。
女子禁制の禁断の場所。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる