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第十六章
トモ 8 caution
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「どうして?」
トモが聞いた。
「だって、俺の中身が好きと言ってもらったわけじゃないのに、勘違いして、バカな高校生の癖に、自分が恥ずかしいです」
潤は、恥ずかしくて、自分の頭をボカボカ殴りたくなった。
「そんなことないよ」
トモは、微笑んで言った。
「もちろん、中身込みでだよ」
慰めかもしれなかったけど、トモはそう言ってくれた。
「そうなんですか?」
「そりゃそうだろ。中身と外見って、そこまでバラバラじゃないし」
外見のいいトモは、希望的に言っているのかな、と潤は思った。
「俺の言いたかったのは、まさか、自分が、年下の、まだ16の子に、それも男の子に、こんなに夢中になるだなんて、ということだったんだ」
「そんなに?」
潤は、聞いた。
「そんなバカな、って思うだろう? 必死で隠してたから。自分でも、そんなバカな、と思ってる」
潤は、何も言えなかった。
「まさか、自分に限ってって。昴に誘われたときも驚いたけど、誘いにのって、君と寝て、君にはまった自分に、一番驚いた」
「そうですか」
としか、言いようがなかった。
「苦しいんだ。俺だけ、こんなに夢中で。俺のが年上なのに、全然余裕がないなんて」
トモは、本当に苦しそうに語った。
「俺は、男が初めてだったから、こんなに、夢中になってしまったんだろうか?」
トモが聞いた。
「だって、俺の中身が好きと言ってもらったわけじゃないのに、勘違いして、バカな高校生の癖に、自分が恥ずかしいです」
潤は、恥ずかしくて、自分の頭をボカボカ殴りたくなった。
「そんなことないよ」
トモは、微笑んで言った。
「もちろん、中身込みでだよ」
慰めかもしれなかったけど、トモはそう言ってくれた。
「そうなんですか?」
「そりゃそうだろ。中身と外見って、そこまでバラバラじゃないし」
外見のいいトモは、希望的に言っているのかな、と潤は思った。
「俺の言いたかったのは、まさか、自分が、年下の、まだ16の子に、それも男の子に、こんなに夢中になるだなんて、ということだったんだ」
「そんなに?」
潤は、聞いた。
「そんなバカな、って思うだろう? 必死で隠してたから。自分でも、そんなバカな、と思ってる」
潤は、何も言えなかった。
「まさか、自分に限ってって。昴に誘われたときも驚いたけど、誘いにのって、君と寝て、君にはまった自分に、一番驚いた」
「そうですか」
としか、言いようがなかった。
「苦しいんだ。俺だけ、こんなに夢中で。俺のが年上なのに、全然余裕がないなんて」
トモは、本当に苦しそうに語った。
「俺は、男が初めてだったから、こんなに、夢中になってしまったんだろうか?」
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