潤 閉ざされた楽園

第十五章 晩餐にて

でも感じている

おじ様は、情け容赦なく、指を噛んで開いた、潤の上下の歯の隙間に、肉を押し込んだ。

「ほら、食べなさい」

「は……はぐっ」

潤は、呻いた。

(でも、感じているんだ……)

潤の裸の股間を観察して、僕は思った。

(無理やりされることが、気持ちいいんだ？)

潤の腿が、椅子の座面で、生き物のように動いていた。

潤の腰も、お尻にほしいというように、椅子の上で、突き出されたり、引っ込められたりした。

(そんなに、ほしいのか……)

僕は、想像して、たまらなかった。

(入れられるのって、そんなにいいんだろうか？)

あんなに、潤が、普段はクールな潤が、いやらしく豹変するくらい。

指を入れられた時の、気持ちよさ。

おじ様や、譲や、潤に、肛門の入り口をいじってもらった時の気持ちよさを思い出した。

もっと、いじってほしい。

あの時は、そう思った。

僕の場合、嫌悪感や、違和感より、気持ちいい、もっと、という気持ちが勝った。

たぶん、潤や、譲や、おじ様が、優しく、気持ちよく、してくれたからなんだろう。

痛かったのは、森で、僕を襲うプレイを試してみた潤が、つい、いきすぎて、準備もなしの、僕の後孔に、入れようとした時だけだった。

ほかは、気持ちいいことばかりだった。