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第十五章 晩餐にて
初めての口淫のように 3
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叔父の手にある銀のフォークの先は、まだ、潤の口の中にあった。
かたい尖った金属が口の中にある恐怖感。
その危険な尖った金属が、他の人の手に握られていて、自分の自由にならない無力感。
口を閉じようとすれば、カチリと歯にあたる、異物感。
異物を口に入れられているので、閉じることができない。
「いいだろう? 入れられているのは」
叔父は言った。
「あの時も、幼いながらいやらしかった。必死で私のペニスを頬張っていたね」
血の味がする。ぬらぬらと舌にまとわりつく感覚が、舌のようだ。気持ちいい。
叔父のフォークを持った手が動いた。
「ん、んん」
潤の舌を肉が愛撫する。
ああ、叔父様でも瑤でも譲でもいいから、俺のあそこを突いてくれないかなあ。指でいいんだけど。
もちろん、あれで突いてくれたら最高だけど。
と潤は思う。
「また、腰が動いているな」
叔父が言った。
「この週末、ずっと欲しがりっぱなしだな。どんどんひどくなっているようだね。お前の病は」
ほんとに俺は、どうかしてる。なぜ、こんなに求めてしまうんだろう。
潤は思った。
身体が熱い。焼け付くようだ。欲しい。すごく欲しい。
潤の口の中を血の味が往復する。潤の野生と凶暴さが呼び起こされる。
かたい尖った金属が口の中にある恐怖感。
その危険な尖った金属が、他の人の手に握られていて、自分の自由にならない無力感。
口を閉じようとすれば、カチリと歯にあたる、異物感。
異物を口に入れられているので、閉じることができない。
「いいだろう? 入れられているのは」
叔父は言った。
「あの時も、幼いながらいやらしかった。必死で私のペニスを頬張っていたね」
血の味がする。ぬらぬらと舌にまとわりつく感覚が、舌のようだ。気持ちいい。
叔父のフォークを持った手が動いた。
「ん、んん」
潤の舌を肉が愛撫する。
ああ、叔父様でも瑤でも譲でもいいから、俺のあそこを突いてくれないかなあ。指でいいんだけど。
もちろん、あれで突いてくれたら最高だけど。
と潤は思う。
「また、腰が動いているな」
叔父が言った。
「この週末、ずっと欲しがりっぱなしだな。どんどんひどくなっているようだね。お前の病は」
ほんとに俺は、どうかしてる。なぜ、こんなに求めてしまうんだろう。
潤は思った。
身体が熱い。焼け付くようだ。欲しい。すごく欲しい。
潤の口の中を血の味が往復する。潤の野生と凶暴さが呼び起こされる。
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