20 / 50
1、教室
苦しくて、気持ちいい
しおりを挟む
「……んん」
息をつぐ暇もない。西島は、安田に息もつがせない。さっき安田が西島にしたようにサディスティックに攻めてくる。安田は後悔した。もっと優しいキスを覚えさせるべきだった。こんな相手を苦しませて快楽を得る、ゆがんだキスを覚えさせてしまった。
「先生、僕のキス、気持ちいいですか?」
西島は聞いた。
「苦しい……」
「苦しいの? 先生、苦しそうにしているとき、とても気持ちよさそうで、いやらしい顔してる」
西島が言った。
「苦しくて……」
放してくれと言うつもりだった。なのに西島は言った。
「苦しくて、気持ちいいんでしょ?」
苦しくて、気持ちいい?
「僕も、そうです……苦しいの好きです……。先生の攻められている姿見て、僕、興奮してしまった……苦しいのに、すごく興奮するんです。僕、おかしいですか?」
西島が真摯な目つきで聞いてくる。そんな風に問われれば、おかしいなどと言えるものではない。
「おかしくないよ。でも、こんな状況だから、僕も西島も、少しいつもと違ってしまっているようだ」
「先生も、おかしいなら、僕もおかしくていいです。僕、興奮してるんです。ねえ、先生もそうでしょう?」
西島は、あどけないようすで聞いた。
「ああ、そうかもしれない。少し、興奮している」
「少し? 少しなんかじゃありません。僕、すごく興奮してます」
「ああ、そうだ……。化け物のせいで、興奮させられているんだ。この粘液が、何か媚薬のような働きをしているのかもしれない」
「びやく?」
「ああそうだ。興奮作用のある何か化学物質が含まれているのかもしれない」
「ということは、普段だったらこんなに興奮しないってことですか?」
「うん……こんなには……」
安田は、西島をなだめるために、言ったつもりだった。今感じている興奮は、偽のものだと。なのに、西島は感動と欲情に目をうるませて言った。
「嬉しい……。僕も、こんなに興奮するの初めてです。と言っても、僕の場合、初めてですから当然ですよね。でも、先生もいつもより、興奮してるなんて、僕、嬉しいです」
逆効果だ。
「あの……先生は、いつも……恋人と、してるんですか?」
西島は、おずおずと聞いた。
ーーーーーーー
本日1/24より火曜日まで
Amazon kindle『Ωの教師』無料キャンペーン!
息をつぐ暇もない。西島は、安田に息もつがせない。さっき安田が西島にしたようにサディスティックに攻めてくる。安田は後悔した。もっと優しいキスを覚えさせるべきだった。こんな相手を苦しませて快楽を得る、ゆがんだキスを覚えさせてしまった。
「先生、僕のキス、気持ちいいですか?」
西島は聞いた。
「苦しい……」
「苦しいの? 先生、苦しそうにしているとき、とても気持ちよさそうで、いやらしい顔してる」
西島が言った。
「苦しくて……」
放してくれと言うつもりだった。なのに西島は言った。
「苦しくて、気持ちいいんでしょ?」
苦しくて、気持ちいい?
「僕も、そうです……苦しいの好きです……。先生の攻められている姿見て、僕、興奮してしまった……苦しいのに、すごく興奮するんです。僕、おかしいですか?」
西島が真摯な目つきで聞いてくる。そんな風に問われれば、おかしいなどと言えるものではない。
「おかしくないよ。でも、こんな状況だから、僕も西島も、少しいつもと違ってしまっているようだ」
「先生も、おかしいなら、僕もおかしくていいです。僕、興奮してるんです。ねえ、先生もそうでしょう?」
西島は、あどけないようすで聞いた。
「ああ、そうかもしれない。少し、興奮している」
「少し? 少しなんかじゃありません。僕、すごく興奮してます」
「ああ、そうだ……。化け物のせいで、興奮させられているんだ。この粘液が、何か媚薬のような働きをしているのかもしれない」
「びやく?」
「ああそうだ。興奮作用のある何か化学物質が含まれているのかもしれない」
「ということは、普段だったらこんなに興奮しないってことですか?」
「うん……こんなには……」
安田は、西島をなだめるために、言ったつもりだった。今感じている興奮は、偽のものだと。なのに、西島は感動と欲情に目をうるませて言った。
「嬉しい……。僕も、こんなに興奮するの初めてです。と言っても、僕の場合、初めてですから当然ですよね。でも、先生もいつもより、興奮してるなんて、僕、嬉しいです」
逆効果だ。
「あの……先生は、いつも……恋人と、してるんですか?」
西島は、おずおずと聞いた。
ーーーーーーー
本日1/24より火曜日まで
Amazon kindle『Ωの教師』無料キャンペーン!
0
お気に入りに追加
124
あなたにおすすめの小説
膀胱を虐められる男の子の話
煬帝
BL
常におしがま膀胱プレイ
男に監禁されアブノーマルなプレイにどんどんハマっていってしまうノーマルゲイの男の子の話
膀胱責め.尿道責め.おしっこ我慢.調教.SM.拘束.お仕置き.主従.首輪.軟禁(監禁含む)
身体検査が恥ずかしすぎる
Sion ショタもの書きさん
BL
桜の咲く季節。4月となり、陽物男子中学校は盛大な入学式を行った。俺はクラスの振り分けも終わり、このまま何事もなく学校生活が始まるのだと思っていた。
しかし入学式の一週間後、この学校では新入生の身体検査を行う。内容はとてもじゃないけど言うことはできない。俺はその検査で、とんでもない目にあった。
※注意:エロです
尿で育てた触手に伴侶にさせられた研究員の話
桜羽根ねね
BL
触手を育てることになった研究員の梅野はかりと、餌をもらってすくすく育つ触手の、タイトル通りのハートフル()エロコメです♡
触手に自我が宿るよ。
過去に書いた話を改変しました。
変態の館
いちみやりょう
BL
短いエロ小説置き場。
大体一話完結、もしくは前後編でエロを書きたい衝動に駆られた時に書いたものを置く場所です。
ストーリー性ほぼなし。ただのエロ。
以下私の書きがちなもの
浣腸/温泉浣腸/食ザー/イマラチオ/ショタ/オナホ扱い/精子ボテ/腹ボコ/産卵/肉便器/輪姦/結腸責め/獣姦/四肢欠損
小さいエルフの男の娘は♡愛する人を寝取られて♡永遠に生き恥を晒す♡淫紋性奴隷に成り下がってしまう♡
ジャスミンティー
BL
多くのエルフが住む国で、王国の騎士として常に剣を振り、戦いに身を注ぐシャルル。
だが、そんな彼の思いは人間によって踏みにじられていく。
愛する姫を寝取られて、自分の体も騎士としては戦えないような無様な物になる。
エルフの長い寿命を死ぬまで、美しく男の為に生きるマゾ奴隷として生きる事になる。
時代が進んでも、自分の体を人間の…別種族の男達に使われ続けることシャルルの人生は不幸でもあり、幸せでもある。
痴漢輪姦されたDKの末路
佐々羅サラ
BL
ある日タケルは、学校へ向かう電車内で男に痴漢されてしまう。
その時は逃げることが出来たが、後日その男と共に現れた男達に集団で囲われ、逃げられなくなってしまった。
そしてタケルはそのまま集団に輪姦され……。
その日から地獄の日々が始まった。
複数攻め×不憫受け。
受けがかなり可哀想な目に合ってます。
不定期更新。
第1章は完結しています。
番外編1は攻め視点です。ほぼエロ無し。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる