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足
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簾がふうっと風にあおられ呼吸するように膨らんだ。
簾の裾から白い足が覗いた。
闇の中に浮かぶ白い足に私は息をのんだ。
私は吸い寄せられるように縁に近づいた。
白く美しい足が、すうっと私の前に差し出された。
私は凝視した。
貴人の足だった。
地面の上など歩いたこともないような。
足が私の頬に押しつけられた。
ひんやりと冷たかった。
心地よかった。
私は足を頬に擦りつけなめらかな感触を味わった。
簾の裾から白い足が覗いた。
闇の中に浮かぶ白い足に私は息をのんだ。
私は吸い寄せられるように縁に近づいた。
白く美しい足が、すうっと私の前に差し出された。
私は凝視した。
貴人の足だった。
地面の上など歩いたこともないような。
足が私の頬に押しつけられた。
ひんやりと冷たかった。
心地よかった。
私は足を頬に擦りつけなめらかな感触を味わった。
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