ドラマ・漫画感想〜リリーブルーの千夜千本

『先生の白い嘘』鳥飼茜 月刊モーニング・ツー 講談社 2013～17年

重いテーマを含んでいますが、好きです。

何が好きかをあげていきます。



だいたい、私は、先生ものが好きです。

高校生ものが特に。

それは、私のBL小説を見ていただければわかるでしょう。

私の小説をちょっとでも読んでくださったことのある方でしたら、「あぁ、リリーブルーさん好きそうだよね」と思うと思います(またか！)。



女先生と男子生徒の話です。

女先生がいい。

暗い感じがいい。


明るい話じゃないところがいい。

私の小説のイケメン先生も酷い目に遭いますが、この先生も酷い経験をします。

そこに同じく、かげのある男子生徒が関わってくる。


もう切ない！

また男子生徒が美青年なんですよ。

暗い感じがいい(またか！)

無表情っぽい感じの表情がいい。

仄暗さがいい。




男子生徒の見た目は、ずばり好みです。

私のリアル片想いの人に似てる。

華奢な感じとか。



重いテーマを含むと言いましたが、私の小説の読者さんなら、私がそればっかり書いていることにお気づきかもしれません。


そう、私は、そのテーマをテーマとしております。

ですから、今後紹介する漫画もそういうものがいくつかあると思います。


ドラマ化したり映画化したりすると、どぎつくなるので、やはり、これは漫画だからいいんだと思います。



先生と男子生徒が、最初、面談で話すところがいいです。

二人の心が触れる最初の段階って、いつも繊細で美しく切ないものだ。



重いテーマだが、嫌な感じが全然しない。

エンタメとしてじゃなく、ちゃんと書いてる。

これは稀有なことだ。



私は、ある時点から、自分の目的は終わったと思って、最近はエンタメに徹しているけど。



ほんとにいい作品です。