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知ってるんだもん
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「アユムくんは、A社の社長さんに何か言ったの?」
とパパが聞くから、
「うん、昭島はお掃除のおじさんとエッチしてるって言ったの」
と言ったら、
「えーっ!」
とパパはびっくりしていた。
「パパとエッチしてるって言わなかったんだよ。えらいでしょ?」
「そうだね。それはえらかったね……」
だって、パパはアユムのあいじんだからね。パパが昭島のあいじんって思われたくないもん。
「ほら、どうにかしてくださいよ。散々だったんですから。気持ち悪いったらありゃしない。あのスケベオヤジ……」
「ふうん。どんなふうに?」
パパは、ニヤニヤして昭島に聞いた。
「『君がこういう趣味だったとはねえ』だとか言って……ああ、ゾッとする!」
昭島は、さむけがしたみたいだった。
「へえ、それで昭島はA社の社長に組み敷かれて、アンアン言っちゃったわけか」
パパが言った。
「昭島さん、A社の社長さんとエッチしたの?」
アユムはピンときて言った。
「ちょ……なんで」
昭島は、あせったみたいだった。
大人はアユムが大人の話をわからないと思ってるのかな。アユムはちゃんと知ってるんだから。
「はあ、そうなんだよ。困ったなあ」
とパパは弱った顔をした。
「契約は取れましたけどね。でも今後一切、ああいうことはしませんからね!」
昭島はプンプンして言った。
「もちろんだよ。そんなことはさせたくないし」
パパはうなずいた。
とパパが聞くから、
「うん、昭島はお掃除のおじさんとエッチしてるって言ったの」
と言ったら、
「えーっ!」
とパパはびっくりしていた。
「パパとエッチしてるって言わなかったんだよ。えらいでしょ?」
「そうだね。それはえらかったね……」
だって、パパはアユムのあいじんだからね。パパが昭島のあいじんって思われたくないもん。
「ほら、どうにかしてくださいよ。散々だったんですから。気持ち悪いったらありゃしない。あのスケベオヤジ……」
「ふうん。どんなふうに?」
パパは、ニヤニヤして昭島に聞いた。
「『君がこういう趣味だったとはねえ』だとか言って……ああ、ゾッとする!」
昭島は、さむけがしたみたいだった。
「へえ、それで昭島はA社の社長に組み敷かれて、アンアン言っちゃったわけか」
パパが言った。
「昭島さん、A社の社長さんとエッチしたの?」
アユムはピンときて言った。
「ちょ……なんで」
昭島は、あせったみたいだった。
大人はアユムが大人の話をわからないと思ってるのかな。アユムはちゃんと知ってるんだから。
「はあ、そうなんだよ。困ったなあ」
とパパは弱った顔をした。
「契約は取れましたけどね。でも今後一切、ああいうことはしませんからね!」
昭島はプンプンして言った。
「もちろんだよ。そんなことはさせたくないし」
パパはうなずいた。
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このアユム君の日常生活ももっと見てみたいですね。少し歪んでますが、成長して自分がどういう事をしてされていたのか気が付く所も見てみたいです。
とても楽しく読ませていただきました。
ふぁふぁに~る様! 感想ありがとうございます~~!!
そうですね、日常生活!
成長して、自分がどういう事をして、されていたのか気が付く所……確かに!! それは見たいです!!
私は構成力が弱くてダラダラ書いてしまいがちなのですが、そうか! そういうことを読者は読みたいのか(確かに私もそれは知りたい!)と気づかされました!
このアユム君がちょっと成長してからの話はあるので、そこへもっていけるように、書きたいと思います!
ありがとうございました!!
アユム君と義理パパの話、ずっと読みたいです。
鬼畜がどの程度なのか測りかねますが、社長室でのパパとのエッチ読んでみたいです。
内容が鬼畜でも精神的にはラブラブで。
こまめさん! はじめまして!
コメントありがとうございます(*^◯^*)
すごく嬉しいです。
精神的にラブラブでですね(^^)
がんばってみます♪