17 / 27
ライバルは秘書
しおりを挟む
「こほん」
昭島は、わざとらしく、せきばらいをした。
「お邪魔なようですので、私は席をはずします」
昭島はツンツンしている。
「昭島、待てよ」
パパは、昭島のうでを強引に、ぐいとつかんで昭島を引き寄せ、昭島にキスをした。
「社長、んっ、んふぅ、昼間から……しかも、会議。A社も……」
昭島は苦しそうだ。
「いい。火がついた」
パパは昭島の身体をあちこち手でさわりながらキスをしてる。
「社長……息子さんが見てらっしゃいます」
昭島は、アユムの視線を気にした。
「大丈夫。アユムは息子じゃない。私の愛人だ」
アユムはパパのことばを、ほこらしく思った。そっか、ぼくは子どもだけど、りっぱなアイジンなんだ!
「ちがうでしょう、なにをおっしゃっているんですか、そんな子どもをつかまえて」
昭島は笑って、最初、社長をたしなめるように、アユムを守るみたいな言い方をした。
しかし、後には、
「子どもになにができるっていうんですか」
などと、アユムをライバル視するような発言をした。
それを聞いて、アユムは、
「できるもん! アユムだってできるもん」
と服を脱ぎだした。
「僕だってアイジンだもん!」
パパはアユムの言動を見聞きして、苦笑いをした。
「アユムくん、ちょっと待っててね」
と言うと、パパと昭島は隣の部屋に消えた。
ドアが閉まって鍵がかかった音がした。ノブをガチャガチャしたけど開けられない。
「パパー! あきしまー! 開けてよぅー」
アユムがいくら呼んでも、ドアの向こうからは、
「あっ、あ~ん、しゃちょう……はげしい」
とか聞こえてくるばかりだ。
「くうーっ、くやしいっ。あきしまめー」
アユムは地団駄ふんだ。
昭島は、わざとらしく、せきばらいをした。
「お邪魔なようですので、私は席をはずします」
昭島はツンツンしている。
「昭島、待てよ」
パパは、昭島のうでを強引に、ぐいとつかんで昭島を引き寄せ、昭島にキスをした。
「社長、んっ、んふぅ、昼間から……しかも、会議。A社も……」
昭島は苦しそうだ。
「いい。火がついた」
パパは昭島の身体をあちこち手でさわりながらキスをしてる。
「社長……息子さんが見てらっしゃいます」
昭島は、アユムの視線を気にした。
「大丈夫。アユムは息子じゃない。私の愛人だ」
アユムはパパのことばを、ほこらしく思った。そっか、ぼくは子どもだけど、りっぱなアイジンなんだ!
「ちがうでしょう、なにをおっしゃっているんですか、そんな子どもをつかまえて」
昭島は笑って、最初、社長をたしなめるように、アユムを守るみたいな言い方をした。
しかし、後には、
「子どもになにができるっていうんですか」
などと、アユムをライバル視するような発言をした。
それを聞いて、アユムは、
「できるもん! アユムだってできるもん」
と服を脱ぎだした。
「僕だってアイジンだもん!」
パパはアユムの言動を見聞きして、苦笑いをした。
「アユムくん、ちょっと待っててね」
と言うと、パパと昭島は隣の部屋に消えた。
ドアが閉まって鍵がかかった音がした。ノブをガチャガチャしたけど開けられない。
「パパー! あきしまー! 開けてよぅー」
アユムがいくら呼んでも、ドアの向こうからは、
「あっ、あ~ん、しゃちょう……はげしい」
とか聞こえてくるばかりだ。
「くうーっ、くやしいっ。あきしまめー」
アユムは地団駄ふんだ。
0
お気に入りに追加
361
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
【BL】国民的アイドルグループ内でBLなんて勘弁してください。
白猫
BL
国民的アイドルグループ【kasis】のメンバーである、片桐悠真(18)は悩んでいた。
最近どうも自分がおかしい。まさに悪い夢のようだ。ノーマルだったはずのこの自分が。
(同じグループにいる王子様系アイドルに恋をしてしまったかもしれないなんて……!)
(勘違いだよな? そうに決まってる!)
気のせいであることを確認しようとすればするほどドツボにハマっていき……。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる