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第二十六章 麓戸と校長の邂逅
麓戸、神崎に服のまま触られ、からくりを理解する
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神崎は、いやらしい手つきで、麓戸の身体を服の上からまさぐっている。麓戸の身体は、反応してしまっていた。神崎のたくみな愛撫に、興奮で息さえあがっていることを、麓戸は、隠すことができなかった。神崎が、麓戸の羞恥心を煽るように、神崎の耳元にささやいてきた。
「すぐに生で触ってほしいのかい? でもそれはもったいないじゃないか。こうして服を着たまま触るのも痴漢をしているようで興奮するからね」
耳元で卑猥な言葉を囁かれ、麓戸の下半身ははちきれそうになった。神崎の手は、肝心なところを避けてみたり後孔あたりをいじってみたり、自在に動き、麓戸の情欲を翻弄する。欲情を煽られて困惑し、たかぶった行き場のない情欲に攻めたてられて苦悩する麓戸の顔を覗き込んで薄ら笑いを浮かべながら神崎は尋ねる。
「んん? どうだい? いいだろう? ハルトくんも通学電車の中で、朝に夕に、毎日、いやらしいおじさんやお兄さんたちから痴漢されていたんじゃないかい?」
神崎は嬉しそうに頬を擦り寄せてくる。
「何言ってんだ……俺は学生じゃない……変なプレイやめろ……気持ち悪い」
そう言って麓戸は拒否する。だが、神崎は、そんなことではひるまない。
「気持ち悪いだって? 気持ちいいの間違いだろう」
などと言う。そして続ける。
「すごい勃起だからね。気持ちいいんだろう? いいねえビンビンだ。変態プレイは君も大好きだろう? 違うのか? 小坂くんは変態プレイが大好きだぞ。変態すぎて、熟女人妻との浮気セックスを旦那と恋人に覗かれるプレイをしたがるくらいなんだからね」
神崎は嬉しそうに言った。
「旦那と恋人に覗かれる?」
麓戸は問い返した。神崎は何食わぬ顔で答えた。
「そうだよ、あれは私の妻だからね。知らなかったのかい」
狂っている。自分の妻を若い部下に抱かせて隣室から覗いて喜んでいるなんて。しかもその若い部下とは変態セックスを繰り返し重ねる仲だ。さらに、その若い部下の恋人を呼び出していっしょに覗いて興奮させながら手籠に……。
「やめろっ……」
そこまで思い至って麓戸は神崎の手を払いのけようとした。
「おや、やっと、このプレイのからくりを理解したのかい? ハルトくんは意外にうぶなんだねえ。そういう意外に真面目なところも可愛いんだよ」
神崎は嬉しそうに笑っている。
「そういうのが、きしょく悪いって言ってんだろ」
麓戸はそう言って、神崎の腕を振りほどこうとするが神崎に身体をがっちり抑えこまれていて身動きできない。
「ああ、いいねえ、そういう抵抗がハルトくんのたまらない魅力だよ。キミの反抗的な目つきがいい。大人しくやられているばかりではつまらないからねえ。ますます可愛がってやりたくなってきたよ」
神崎は、そう言って鼻息を荒くした。何を言ってもしても、神崎の興奮材料にしかならないようだった。
「さあ、じゃあご褒美に、いよいよ脱がせてあげよう」
神崎は手慣れた様子で麓戸のベルトをはずしズボンを脱がせた。
「すぐに生で触ってほしいのかい? でもそれはもったいないじゃないか。こうして服を着たまま触るのも痴漢をしているようで興奮するからね」
耳元で卑猥な言葉を囁かれ、麓戸の下半身ははちきれそうになった。神崎の手は、肝心なところを避けてみたり後孔あたりをいじってみたり、自在に動き、麓戸の情欲を翻弄する。欲情を煽られて困惑し、たかぶった行き場のない情欲に攻めたてられて苦悩する麓戸の顔を覗き込んで薄ら笑いを浮かべながら神崎は尋ねる。
「んん? どうだい? いいだろう? ハルトくんも通学電車の中で、朝に夕に、毎日、いやらしいおじさんやお兄さんたちから痴漢されていたんじゃないかい?」
神崎は嬉しそうに頬を擦り寄せてくる。
「何言ってんだ……俺は学生じゃない……変なプレイやめろ……気持ち悪い」
そう言って麓戸は拒否する。だが、神崎は、そんなことではひるまない。
「気持ち悪いだって? 気持ちいいの間違いだろう」
などと言う。そして続ける。
「すごい勃起だからね。気持ちいいんだろう? いいねえビンビンだ。変態プレイは君も大好きだろう? 違うのか? 小坂くんは変態プレイが大好きだぞ。変態すぎて、熟女人妻との浮気セックスを旦那と恋人に覗かれるプレイをしたがるくらいなんだからね」
神崎は嬉しそうに言った。
「旦那と恋人に覗かれる?」
麓戸は問い返した。神崎は何食わぬ顔で答えた。
「そうだよ、あれは私の妻だからね。知らなかったのかい」
狂っている。自分の妻を若い部下に抱かせて隣室から覗いて喜んでいるなんて。しかもその若い部下とは変態セックスを繰り返し重ねる仲だ。さらに、その若い部下の恋人を呼び出していっしょに覗いて興奮させながら手籠に……。
「やめろっ……」
そこまで思い至って麓戸は神崎の手を払いのけようとした。
「おや、やっと、このプレイのからくりを理解したのかい? ハルトくんは意外にうぶなんだねえ。そういう意外に真面目なところも可愛いんだよ」
神崎は嬉しそうに笑っている。
「そういうのが、きしょく悪いって言ってんだろ」
麓戸はそう言って、神崎の腕を振りほどこうとするが神崎に身体をがっちり抑えこまれていて身動きできない。
「ああ、いいねえ、そういう抵抗がハルトくんのたまらない魅力だよ。キミの反抗的な目つきがいい。大人しくやられているばかりではつまらないからねえ。ますます可愛がってやりたくなってきたよ」
神崎は、そう言って鼻息を荒くした。何を言ってもしても、神崎の興奮材料にしかならないようだった。
「さあ、じゃあご褒美に、いよいよ脱がせてあげよう」
神崎は手慣れた様子で麓戸のベルトをはずしズボンを脱がせた。
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