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第二十五章 モーテルで
イケメン教師、校長に土下座する
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「何を謝ってるんだ? 土下座なんかして」
詰問するような声。こんな時の神崎先生は怖い。
「すみません、本当に、土下座なんかしてすむことではないですけど、ほんとうに、僕、どうしたらいいか……」
小坂は泣きそうになりながら謝った。
「そうだねえ。どうしたらいいだろうねえ。人の愛妻に手を出して。しかも君は、その事実を私に隠そうとしたね?」
「本当に申し訳ございません!!」
小坂は、上げかけた頭をもう一度床に擦り付けた。
「あんなに恥ずかしげもなくイクイクと大きな喘ぎ声を出して。いったい何発発射したんだい? え?」
あああ、めちゃくちゃ気持ちよかった。
「面目ないです。本当に、どうにでも気のすむようになさってください、僕が悪いんです」
罪悪感が小坂の胸をせめて、不安で戻しそうだった。口を手のひらで覆って、吐き気に耐えた。公私にわたって頼りにしている上司、職場の権威者である校長に断罪され、嫌われ、見捨てられたらどうしようと恐怖におののいた。
「そうだねえ。どうしてくれようか」
神崎がゆっくりと考えを巡らせるように言った。
「何でもしますっ! 好きにしてくださいっ!」
小坂は顔を上げられなかった。
「ほほう、いい心がけだ、その意気だ。そう来なくっちゃいかん」
と校長は言った。カチャカチャと音がしたので小坂がそっと頭をあげて上目遣いで見上げると、校長がスラックスのベルトをはずしていた。
「小坂くんは、何発も出してスッキリしてるかもしれんが、私の方はね、君のあだめいた声を聞かせられて、すっかり元気になってしまったんだよ」
そう言って校長は小坂の髪の毛をつかんで顔を上げさせた。
「すごい……」
校長のものが反応しているのが、下着の上からでもはっきりわかった。
「我慢するのに苦労したよ。一人で放ってしまってはもったいない。せっかくだから、やっぱり君のオス◯◯◯に打ち込みたいからね、いや、君のはもうメス◯◯◯か」
「大丈夫です。僕、口も後ろも、今日は使ってないですから」
小坂は変な忠実性を発揮して応える。
「おお、そうだね、じゃあ長時間いためつけても大丈夫ということかな? もっとも、私の方が保ちそうもないがね。あんな助平な声を聞かされて、すっかり興奮してしまったからね」
小坂は嫌われたくない一心で、相手が残虐なことを言っていると気づかない。いや、気づいてはいるし、苦しさや不安も感じるが、それより捨てられる方が、よっぽど怖いのだ。
「喜んでご奉仕します」
自分の恐怖や不安を無視して小坂は答えた。まるで自発的のように、その実、駆り立てられるように。答えはその一択としか思えなかった。
発射しなくてもいいのなら、頑張れそう、と判断したのだ。
「お口で飲んだ方がいいですか? それとも後ろで?」
飲むのなんか好きではなかったが、そうすれば喜んでもらえると思ったので、嬉々としてのように、小坂はそう聞いた。まるで喫茶店でウェイターが注文を尋ねるように。
「お仕置きだからね。顔面に受けたところを写真に撮って、君の大事な麓戸君に送ってもらおうか」
小坂が楽々のように答えているせいなのか、相手は、どんどん締め付けるような困難な注文をつけてくる。それは、小坂にとっていつものことだった。防衛スキルを全然持っていなかったのだ。いや、持っていても使い方を知らない、いや、使ってもいいと思わなかった。知らなかったと言ってもいいかもしれない。
「えっ、それは……」
なので、小坂は、校長が無理難題を仕掛けてくるということにではなく、校長の口から麓戸の名が出るなんて……ということにだけ、驚き、躊躇した。
「以前は、麓戸君に動画を送っていたそうじゃないか」
そんなことまで校長に知られていたんだっけ? 校長はどこまでプライベートや麓戸との関係を知っているんだ?
悪いことをしているわけではないのに、何か悪いことをしたような罪悪感。知られてはいけない秘密を知られてしまったような恥ずかしさや、不安感。何を知られているのかわからない怖さを感じた。でも、そんな怖さはほんの少しでも、校長が自分に関心を持ってくれていることの方が嬉しかった。知られたくないことを知られてしまっているけれど、許してもらえていると思ったから。いや、許してもらえているとは言えない。お仕置きを受けるのだから。許しはお仕置きと引き換えだ……。
「それはそうですけど……」
以前、卑猥な動画を自撮りして麓戸に送っていたのは、は麓戸に命じられて、そういうプレイをしていただからだ。だが、今、エッチな動画を麓戸にいきなり送りつけたら、どうだろう。恥ずかしいし、嫌がられそうだ。何よりエッチなことをする相手が校長だなんて気が引ける。わざわざ浮気を白状するようなことをしたくない。できれば麓戸には黙っていたい。
なのに神崎は、
「そうだ、動画がいい」
と、早速、撮影用にスマホを取り出してして言う。
「君のスマホも出しなさい」
と小坂のスマホのカメラを要求した。
「君の口や肛門をいたぶりながら無理矢理犯して、最後に君の綺麗な顔を汚す。口にも入れてやろう。ドロリとした濃い精液を口の端から垂れさせて、惚けた顔をする。君は、やられている最中は、『やめて、ごめんなさい』と泣き叫ぶんだよ。そうすると、私のここがかたくなって君のよがり具合も一層激しくなるだろうからね」
鬼畜すぎる。神崎先生って、やっぱり鬼畜だったんだ……と小坂は再認識する。
「わかり、ました……」
「かなり本気で、無理矢理犯すから、いいね?」
「はい……僕は、それだけのことをしたんですから……」
小坂はドキドキしながら答えた。少しワクワクする期待もでてきた。
「そう、いいね。ちなみにこのモーテルは私の知り合いが経営しているから、大丈夫だ。通報されることはない。存分に泣き叫んで抵抗するがいい」
「……わかり……ました……」
本当にそんなに激しくされるのかな? 言葉だけかな? と、小坂は、期待と不安に緊張した。
隣の部屋から、
「アアアアアア!!! イクウウウ!!!」
という絶叫が聞こえてきて、やがて静かになった。
詰問するような声。こんな時の神崎先生は怖い。
「すみません、本当に、土下座なんかしてすむことではないですけど、ほんとうに、僕、どうしたらいいか……」
小坂は泣きそうになりながら謝った。
「そうだねえ。どうしたらいいだろうねえ。人の愛妻に手を出して。しかも君は、その事実を私に隠そうとしたね?」
「本当に申し訳ございません!!」
小坂は、上げかけた頭をもう一度床に擦り付けた。
「あんなに恥ずかしげもなくイクイクと大きな喘ぎ声を出して。いったい何発発射したんだい? え?」
あああ、めちゃくちゃ気持ちよかった。
「面目ないです。本当に、どうにでも気のすむようになさってください、僕が悪いんです」
罪悪感が小坂の胸をせめて、不安で戻しそうだった。口を手のひらで覆って、吐き気に耐えた。公私にわたって頼りにしている上司、職場の権威者である校長に断罪され、嫌われ、見捨てられたらどうしようと恐怖におののいた。
「そうだねえ。どうしてくれようか」
神崎がゆっくりと考えを巡らせるように言った。
「何でもしますっ! 好きにしてくださいっ!」
小坂は顔を上げられなかった。
「ほほう、いい心がけだ、その意気だ。そう来なくっちゃいかん」
と校長は言った。カチャカチャと音がしたので小坂がそっと頭をあげて上目遣いで見上げると、校長がスラックスのベルトをはずしていた。
「小坂くんは、何発も出してスッキリしてるかもしれんが、私の方はね、君のあだめいた声を聞かせられて、すっかり元気になってしまったんだよ」
そう言って校長は小坂の髪の毛をつかんで顔を上げさせた。
「すごい……」
校長のものが反応しているのが、下着の上からでもはっきりわかった。
「我慢するのに苦労したよ。一人で放ってしまってはもったいない。せっかくだから、やっぱり君のオス◯◯◯に打ち込みたいからね、いや、君のはもうメス◯◯◯か」
「大丈夫です。僕、口も後ろも、今日は使ってないですから」
小坂は変な忠実性を発揮して応える。
「おお、そうだね、じゃあ長時間いためつけても大丈夫ということかな? もっとも、私の方が保ちそうもないがね。あんな助平な声を聞かされて、すっかり興奮してしまったからね」
小坂は嫌われたくない一心で、相手が残虐なことを言っていると気づかない。いや、気づいてはいるし、苦しさや不安も感じるが、それより捨てられる方が、よっぽど怖いのだ。
「喜んでご奉仕します」
自分の恐怖や不安を無視して小坂は答えた。まるで自発的のように、その実、駆り立てられるように。答えはその一択としか思えなかった。
発射しなくてもいいのなら、頑張れそう、と判断したのだ。
「お口で飲んだ方がいいですか? それとも後ろで?」
飲むのなんか好きではなかったが、そうすれば喜んでもらえると思ったので、嬉々としてのように、小坂はそう聞いた。まるで喫茶店でウェイターが注文を尋ねるように。
「お仕置きだからね。顔面に受けたところを写真に撮って、君の大事な麓戸君に送ってもらおうか」
小坂が楽々のように答えているせいなのか、相手は、どんどん締め付けるような困難な注文をつけてくる。それは、小坂にとっていつものことだった。防衛スキルを全然持っていなかったのだ。いや、持っていても使い方を知らない、いや、使ってもいいと思わなかった。知らなかったと言ってもいいかもしれない。
「えっ、それは……」
なので、小坂は、校長が無理難題を仕掛けてくるということにではなく、校長の口から麓戸の名が出るなんて……ということにだけ、驚き、躊躇した。
「以前は、麓戸君に動画を送っていたそうじゃないか」
そんなことまで校長に知られていたんだっけ? 校長はどこまでプライベートや麓戸との関係を知っているんだ?
悪いことをしているわけではないのに、何か悪いことをしたような罪悪感。知られてはいけない秘密を知られてしまったような恥ずかしさや、不安感。何を知られているのかわからない怖さを感じた。でも、そんな怖さはほんの少しでも、校長が自分に関心を持ってくれていることの方が嬉しかった。知られたくないことを知られてしまっているけれど、許してもらえていると思ったから。いや、許してもらえているとは言えない。お仕置きを受けるのだから。許しはお仕置きと引き換えだ……。
「それはそうですけど……」
以前、卑猥な動画を自撮りして麓戸に送っていたのは、は麓戸に命じられて、そういうプレイをしていただからだ。だが、今、エッチな動画を麓戸にいきなり送りつけたら、どうだろう。恥ずかしいし、嫌がられそうだ。何よりエッチなことをする相手が校長だなんて気が引ける。わざわざ浮気を白状するようなことをしたくない。できれば麓戸には黙っていたい。
なのに神崎は、
「そうだ、動画がいい」
と、早速、撮影用にスマホを取り出してして言う。
「君のスマホも出しなさい」
と小坂のスマホのカメラを要求した。
「君の口や肛門をいたぶりながら無理矢理犯して、最後に君の綺麗な顔を汚す。口にも入れてやろう。ドロリとした濃い精液を口の端から垂れさせて、惚けた顔をする。君は、やられている最中は、『やめて、ごめんなさい』と泣き叫ぶんだよ。そうすると、私のここがかたくなって君のよがり具合も一層激しくなるだろうからね」
鬼畜すぎる。神崎先生って、やっぱり鬼畜だったんだ……と小坂は再認識する。
「わかり、ました……」
「かなり本気で、無理矢理犯すから、いいね?」
「はい……僕は、それだけのことをしたんですから……」
小坂はドキドキしながら答えた。少しワクワクする期待もでてきた。
「そう、いいね。ちなみにこのモーテルは私の知り合いが経営しているから、大丈夫だ。通報されることはない。存分に泣き叫んで抵抗するがいい」
「……わかり……ました……」
本当にそんなに激しくされるのかな? 言葉だけかな? と、小坂は、期待と不安に緊張した。
隣の部屋から、
「アアアアアア!!! イクウウウ!!!」
という絶叫が聞こえてきて、やがて静かになった。
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