イケメン教師陵辱調教

リリーブルー

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第二十四章 校長の家で

イケメン教師、帰ってきた校長といながら奥さんとの事を反芻する

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 校長が帰ってきたのは一時間ばかり経ってからだった。
「すまんすまん、すっかり遅くなった」
そう言って部屋に入ってきた校長と、小坂は目を合わせられなかった。
 幸い、奥さんにうながされて慌てて衣服を整えたところだった。
 奥さんはというと、涼しい顔で、
「お帰りなさい。小坂先生がお待ちかねでしたわよ」
と言って、部屋から出ていった。
 校長は奥さんを気にするようなそぶりで、小坂に小声で、
「今日は、すまなかったね。家では具合が悪いから、ちょっと外へ出ようか」
と言った。小坂は「わかりました」とうなずいてソファから立ち上がった。

 玄関で小坂は、
「お邪魔しました」
と奥へ声をかけたが、奥さんは姿をあらわさず、
「またいらしてちょうだいね」
と声だけ返ってきた。名残り惜しい気もしたが、おおかた決まりが悪いのだろう。

 小坂は校長の車に乗りこんだ。校長の車は高級車で風格があり、車内も清潔で品があった。それは校長の服装から始まって全ての持ち物にわたり、果ては家や奥さんにいたるまで、言えることだった。
「家に女房がいてびっくりしたろう」
車を自在に運転しながら校長が問えば、
「ええ、少し」
と小坂は言葉少なに答えた。何か余計なことを言ったら悪事が露見してしまいそうだったからだ。
「ここへ入ろうか」
車は郊外のモーテルへと急カーブした。

 設備が少し古いせいか利用客も少ないようだ。ここなら人目につきにくいということだろうか。しかし地元であるのには変わりないので誰かに知られるのではと気が気でない。
「ここは単なるモーテルであって、ラブホテルではないから別段、我々が利用して不都合ということもない」
校長はもったいぶって咳払いした。
「そうなんですか」
小坂は少しほっとした。
 だが少しすると隣の部屋からか男女の嬌声が聞こえてきた。
「しかし情事に利用する者もいるようですね」
小坂は校長が恥をかかないように先に言った。
「ああ、そのようだね」
気まずい空気が流れた。
「一週間、自涜を禁じたのだから、さぞや抱きついてくるかと思えば、意外に遠慮深いね」
校長は言った。
「それは……」
もうお腹いっぱいです、とは言えない。あんなに夢中になって、奥さんと、やりすぎなければよかった、と後悔した。さすがに、もう校長とする性欲が残っていない。勃たなかったり、精液の量が少なかったりすれば、出してしまったことがバレてしまいそうだ。なんとか誤魔化してやり過ごせないだろうか。我慢できず、自慰をしてしまったことにしようか。
「待たせたことを怒っているのかね?」
黙っている小坂の顔を校長は覗きこんだ。真剣に困っていたので怒っている表情に見えたのだろうか。
「そういうわけではないんですが」
気づかってもらえるのは嬉しいが、今はバレたくない一心だ。あまり顔を見られたくない。これ以上見られると表情を読まれてバレてしまいそうだ。
「ではなくて、なんだね」
「別に……」
言えない。言えるわけがない。先ほど校長を待っている間に奥さんとしていました、だなんて。自分でも恥ずかしいくらい夢中になって乱れてしまった。まさかあんな年増の女性相手に、あんなに興奮するだなんて。自分の趣味がわからない。嫌悪感にゾッとする反面、またしたいような癖になるような刺激と歪んだ性の興奮があった。否定したいのに否定できない。
「まあ、私も無理に君としようとは思わん」
校長は少し気を悪くしたようだった。
「すみません……」
せっかくなのに申し訳ない。
「気が乗らないこともあるだろう」
言葉ではそう言いながらも少し怒っているのがわかる。
「ちょっと体調が……」
嘘ではない。さっき激しくやり過ぎて疲労困憊していた。
「そうか。大事にしたまえ」
隣の部屋から聞こえてくる嬌声は、いっそう大きくなる。壁が薄いのかよほど大きな喘ぎ声なのか。
「ははは、隣は大ハッスルだな」
校長は苦笑いした。
「え、ええ」
気まずい。こういうところに入ったということは、やはり神崎もその気だということだろう。小坂は罪悪感にさいなまれた。
 隣の嬌声を聞きながら、どうしたらいいかわからず、小坂がもじもじしていると、神崎校長が口を開いた。
「君も、ずいぶん大きい声を出していたじゃないか」
「え……?」
僕も……? え……?
「あんないやらしい声を」
まさか……。まさか奥さんとやっていた声を夫である神崎校長に聞かれた!? 
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