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★漫画版&SS★
【奏陽様SS(1)】
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奏陽様
@H4696Kanade
https://fujossy.jp/users/hal_kanade/mine
に、
わらび様企画のSSクイズの景品で、
『イケメン教師~』の小坂の、奏陽様バージョンを
リクエストし書いていただきました。2018/1/28
https://fujossy.jp/books/4693
↑奏様のSS。
https://fujossy.jp/books/4611
↑私のSS。
私はBLoveサイト様で書いていた頃、奏様のBL小説が好きでいくつか拝読しておりましたので、文体を熟知しており、簡単にあてられたのです。ドライで、かっこいい文体なのです。作中にありますように、イケメンなどという言葉はお使いにならないとのこと。いいですね。
(私も、このタイトルは昭和タブロイド紙、カストリ雑誌風のえげつなさを狙ってつけています)
もう絶対当てて賞品をいただくのだと頑張ったのです。
はれて賞品をいただけてとても嬉しいので皆様にもお裾分けです。作者様の許可をいただいて掲載しております。
奏様の、
「電車通勤なんてしなさそうですよね?」
とのご提案に、
「しないですけど、校長に命じられて、などでありえます!」
「ではその線で」
と。
では、はじまりはじまり。
『イケメン教師、電車に乗る』
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~~奏陽様バージョン『イケメン教師陵辱調教』~~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
彼を見たのは、多分はじめてだと思う。
いつも通りの時間に、見覚えのない顔。
規則的な振動に車内全体が揺れる。
神経質そうに整えられた黒髪が他のものより黒く、美しく見える。
その端正な顔立ちに苦悶が滲むのは見目にも……、見目にも異常なほどに……そうだ、異常なほどに私の雄の部分を刺激した。
決して、女性的な容姿ではない。通った鼻梁も、大きすぎない目も、その奥にある少し凝ったような瞳も私と同性であることを如実に現していた。
俗っぽい言い方をするならばイケメンといわれる分類にはいるのだろう。爽やかに笑顔を向ければ画面の向こうで笑っているような、そんな顔に。
だが、その顔は今、苦悶に満ちた表情で乗車口の窓に押し付けられている。ひとつ深く息を吸い込み、瞼を塞いで唇を噛み締める。
その姿が、唇の赤が卑猥に見えた。
他の乗客と扉の狭間で押し潰されそうになった痩身。遠目にも上等そうなスーツ、小脇に抱えられた角形4号。整った鼻梁に皺が寄っている。
目元は扇情的に朱を帯びて、こちらに熱い吐息までが届きそうだ。
(続く)
@H4696Kanade
https://fujossy.jp/users/hal_kanade/mine
に、
わらび様企画のSSクイズの景品で、
『イケメン教師~』の小坂の、奏陽様バージョンを
リクエストし書いていただきました。2018/1/28
https://fujossy.jp/books/4693
↑奏様のSS。
https://fujossy.jp/books/4611
↑私のSS。
私はBLoveサイト様で書いていた頃、奏様のBL小説が好きでいくつか拝読しておりましたので、文体を熟知しており、簡単にあてられたのです。ドライで、かっこいい文体なのです。作中にありますように、イケメンなどという言葉はお使いにならないとのこと。いいですね。
(私も、このタイトルは昭和タブロイド紙、カストリ雑誌風のえげつなさを狙ってつけています)
もう絶対当てて賞品をいただくのだと頑張ったのです。
はれて賞品をいただけてとても嬉しいので皆様にもお裾分けです。作者様の許可をいただいて掲載しております。
奏様の、
「電車通勤なんてしなさそうですよね?」
とのご提案に、
「しないですけど、校長に命じられて、などでありえます!」
「ではその線で」
と。
では、はじまりはじまり。
『イケメン教師、電車に乗る』
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~~奏陽様バージョン『イケメン教師陵辱調教』~~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
彼を見たのは、多分はじめてだと思う。
いつも通りの時間に、見覚えのない顔。
規則的な振動に車内全体が揺れる。
神経質そうに整えられた黒髪が他のものより黒く、美しく見える。
その端正な顔立ちに苦悶が滲むのは見目にも……、見目にも異常なほどに……そうだ、異常なほどに私の雄の部分を刺激した。
決して、女性的な容姿ではない。通った鼻梁も、大きすぎない目も、その奥にある少し凝ったような瞳も私と同性であることを如実に現していた。
俗っぽい言い方をするならばイケメンといわれる分類にはいるのだろう。爽やかに笑顔を向ければ画面の向こうで笑っているような、そんな顔に。
だが、その顔は今、苦悶に満ちた表情で乗車口の窓に押し付けられている。ひとつ深く息を吸い込み、瞼を塞いで唇を噛み締める。
その姿が、唇の赤が卑猥に見えた。
他の乗客と扉の狭間で押し潰されそうになった痩身。遠目にも上等そうなスーツ、小脇に抱えられた角形4号。整った鼻梁に皺が寄っている。
目元は扇情的に朱を帯びて、こちらに熱い吐息までが届きそうだ。
(続く)
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