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第二十二章
イケメン教師、仮想3Pをする
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「それは池井櫂次第だ」
確かにそれはそうだ。でも池井は誘ったら喜んで応じてくれそうな気がする。
「池井さんと麓戸さんに攻められたら僕は最高ですけど……」
「けど?」
「池井さんと麓戸さんが付き合ったら僕はちょっと妬けます」
池井と麓戸は、お似合いのようにも思えた。だから心配だった。麓戸は、
「池井櫂は俺のことをどう思うかわからない」
と言ったが、まんざらでもなさそうだった。
「池井さんと僕がしてるところを麓戸さんに見てもらいたいです」
麓戸は、小坂が他の人にされているところを見るのが好きだ。小坂の相手が池井だったら、もっと興奮してくれるだろうか。もっと愛してくれるだろうか。
なのに麓戸は、いまいましそうに、
「神崎にも見てもらったんだろう」
と言うと、小坂の中で抽送を速めた。
「あっ、んっ……麓戸さんっ……」
麓戸は、いよいよ興奮したようだった。
「どうなんだ。神崎に見てもらったのか」
「……んっ……アッ、はい……神崎先生に、僕のいやらしい姿、いっぱい見ていただきました……」
「池井とやってるところか」
「はい……ンンッ、僕が、池井さんとまぐわっているところを」
小坂が直腸を締めると、
「あっ……いい」
麓戸が艶っぽく吐息を吐いて呻いた。
「あ、僕も」
麓戸に身体揺さぶられながら、息つく合間に小坂も応じた。
「いいぞ、もっと動いて」
麓戸に促され、小坂は快感に向かって上り詰めていく。
「ああ、麓戸さん、いい……もっと奥まで挿れて」
貪欲に、淫らに、小坂は求めた。もっと一体化したい。奥で感じたい。麓戸のものが小坂の中心を貫いていた。
「ああ、イク……イク……奥に出すぞ」
麓戸が切羽詰まったように呻く。
「出して、麓戸さん、僕の奥に……あああ」
麓戸のものが小坂の中で一層大きくなりビクビクと痙攣した。
「ああ……出てる」
生暖かい体液が小坂の奥にあたった。
ひとしきり抱きしめられた後、麓戸が小坂から抜くと、たっぷり注がれた体液が、どろりと入り口まで溢れ出た。
「すごくいっぱい……」
小坂は尻に感じた粘液の感触を指で確かめて感想を漏らした。
麓戸は、出した体液をティッシュで拭き取ってくれながら、
「とても……よかった。すまない」
はあはあと、まだ荒い息をして言った。思わず冷静さを欠いて興奮してしまったことを恥じているようだった。
「僕、連絡してみます。池井さんに」
想像してするだけでこんなに麓戸が興奮するなら、池井と本当にしてみせたらどんなにか、喜んでくれるだろうか、と思った。
「いや、やめた方がいい。たぶん向こうが嫌がると思う」
慌てたように麓戸が言った。
「聞いてみますよ僕が」
むしろ小坂の方がしてみたくなった。研修の後遺症なのか、刺激に飢えていた。
「無理強いはしないでくれ。ただ会ってみたいだけだ。セックスとかそんなことは考えていない」
麓戸の方がかえって慎重だった。
「僕はしてもいいですけど……わかりました」
少し物足りなく思いながら、承知した。
確かにそれはそうだ。でも池井は誘ったら喜んで応じてくれそうな気がする。
「池井さんと麓戸さんに攻められたら僕は最高ですけど……」
「けど?」
「池井さんと麓戸さんが付き合ったら僕はちょっと妬けます」
池井と麓戸は、お似合いのようにも思えた。だから心配だった。麓戸は、
「池井櫂は俺のことをどう思うかわからない」
と言ったが、まんざらでもなさそうだった。
「池井さんと僕がしてるところを麓戸さんに見てもらいたいです」
麓戸は、小坂が他の人にされているところを見るのが好きだ。小坂の相手が池井だったら、もっと興奮してくれるだろうか。もっと愛してくれるだろうか。
なのに麓戸は、いまいましそうに、
「神崎にも見てもらったんだろう」
と言うと、小坂の中で抽送を速めた。
「あっ、んっ……麓戸さんっ……」
麓戸は、いよいよ興奮したようだった。
「どうなんだ。神崎に見てもらったのか」
「……んっ……アッ、はい……神崎先生に、僕のいやらしい姿、いっぱい見ていただきました……」
「池井とやってるところか」
「はい……ンンッ、僕が、池井さんとまぐわっているところを」
小坂が直腸を締めると、
「あっ……いい」
麓戸が艶っぽく吐息を吐いて呻いた。
「あ、僕も」
麓戸に身体揺さぶられながら、息つく合間に小坂も応じた。
「いいぞ、もっと動いて」
麓戸に促され、小坂は快感に向かって上り詰めていく。
「ああ、麓戸さん、いい……もっと奥まで挿れて」
貪欲に、淫らに、小坂は求めた。もっと一体化したい。奥で感じたい。麓戸のものが小坂の中心を貫いていた。
「ああ、イク……イク……奥に出すぞ」
麓戸が切羽詰まったように呻く。
「出して、麓戸さん、僕の奥に……あああ」
麓戸のものが小坂の中で一層大きくなりビクビクと痙攣した。
「ああ……出てる」
生暖かい体液が小坂の奥にあたった。
ひとしきり抱きしめられた後、麓戸が小坂から抜くと、たっぷり注がれた体液が、どろりと入り口まで溢れ出た。
「すごくいっぱい……」
小坂は尻に感じた粘液の感触を指で確かめて感想を漏らした。
麓戸は、出した体液をティッシュで拭き取ってくれながら、
「とても……よかった。すまない」
はあはあと、まだ荒い息をして言った。思わず冷静さを欠いて興奮してしまったことを恥じているようだった。
「僕、連絡してみます。池井さんに」
想像してするだけでこんなに麓戸が興奮するなら、池井と本当にしてみせたらどんなにか、喜んでくれるだろうか、と思った。
「いや、やめた方がいい。たぶん向こうが嫌がると思う」
慌てたように麓戸が言った。
「聞いてみますよ僕が」
むしろ小坂の方がしてみたくなった。研修の後遺症なのか、刺激に飢えていた。
「無理強いはしないでくれ。ただ会ってみたいだけだ。セックスとかそんなことは考えていない」
麓戸の方がかえって慎重だった。
「僕はしてもいいですけど……わかりました」
少し物足りなく思いながら、承知した。
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