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第七章 第二の問題

イケメン教師、校長にワイシャツをむしりとられる

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 口から抜かれてしまった玩具を求めて、小坂は、口を開けた。
「なんて顔をするんだ君は!」
校長は、たまりかねたように言った。
「そんな顔を皆に見せているのか」
校長が両手で小坂の顔をはさみこんだ。

 さっき息がつまるほど苦しい目にあったばかりだというのに、小坂は、無理やり口にねじこんでほしくて口を開けたのだった。
「君のその表情は、まるで、『誰でもいいから、僕を犯してください』とでも言っているようにしか見えんぞ。そう思っているんだろう! 『アナルに挿れて突きまくって、気持ちよくしてくれ』と」

 小坂は、顔の横にきた玩具が気になって、舐めたくて、横目で玩具を見ながら舌をのばす。
「いやらしい目つきだ……そんな風に舌をさまよわせたりして……」

「ア……ん……」
欲しくてたまらず、喉の奥からいやらしい吐息のような喘ぎ声が漏れ出てしまう。
 小坂の下半身には血液が集まり、苦しいほどに張っていた。

「君は……君という人は!」
 校長が、思いあまったように、小坂をソファに押し倒した。

「アァッ!」
小坂は喜びと驚きと、欲情に喘いだ。
「校長……アァ……アハァ……」
感じすぎて変な声が出てしまう。
 両手首を縛られているので自由が利かない。もどかしい拘束感が、小坂の慾情を煽る。
「僕を……犯してください……いけない僕に……お仕置き……して……」
淫らな言葉が口をついて出る。

 ハァハァという二人の荒い息と、玩具の振動音がするだけの、放課後の校長室。

「小坂くん、君という人は……」
校長は、小坂のワイシャツに手をかけて、むしりとるように引き剥がした。

 小坂の胸が露わになった。
「このいやらしい乳首。赤く熟れた果実のようだ」
校長が小坂の乳首を噛んだ。
「アッ……」
小坂の乳首が濡れた舌で舐めまわされた。ちゅぱちゅぱと卑猥な音がする。その音が小坂をいっそう欲情させた。
「ああ……先生……」
小坂はうめいた。
「……気持ちいいです……もっと舐めて」
「そんな風に、身体をくねらせて。いやらしい。男娼のようだ」
「うぅん……あぁん……」
その通りだ。小坂は、麓戸の店で、男娼まがいのことをしていた。かろうじて、お金をもらっていないだけだ。麓戸の店で、小坂の性的サービスは好評だった。小坂が恥ずかしいポーズをするだけで、ほかの客は喜んだ。
 麓戸の店でさせられるいやらしいサービスの数々を思い出し、小坂の身体は熱くなった。
「淫乱だよ。君は、いやらしい男娼だ」
「ん……もっと……」
「恥ずかしい身体だ。我慢できないのか、君は!」
「だって……もう……」
「君は、誰かれかまわず、今までそうやっていやらしい表情でねだってきたのだな! 恥ずかしい男娼!」
「ごめんなさい……僕は……エッチなこと……我慢できなくて……先生……お願い……」
校長は、錯乱したようなお願いをしてしまう小坂を爛々とした目で見つめている。
「いやらしいよ……小坂くん……君という生徒は、本当に……」
校長も錯乱している。

 小坂が我慢できずに、縛られた不自由な両手で自分の股間を触ろうとすると、校長に手首をつかまれた。
「勝手なことをしてはだめだ」
「苦しいです……下も……」
小坂は、唇をわななかせた。
「下も、何だ。はっきり言いなさい」
校長の手が小坂の顔を正面に向けさせる。
「下も……触ってください……!」
小坂は耐えかねて訴えた。

「よし、どうなってるか、見てやろう」
校長は小坂のベルトをはずして、ジッパーを下ろした。
「あ……あ……見たらだめです」
小坂は腕で顔を隠した。
「すごいな。布地がはちきれそうだ」
「やめてください……そんなこと」
ぐいっと下着が引き下げられ、つめたい外気が小坂の敏感な粘膜にふれた。
 小坂は自分の口を手で押さえ、目をつぶった。
「ますます反応しているな。うらやましいほどだ」
校長は、心から言っているのかもしれないが、小坂にとっては、恥ずかしいことだった。
「なるほど、これでは君が、アナルを侵されるだけでは、もの足りないというのも、もっともだ」
校長は、小坂を見下ろして言った。
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