58 / 407
第三章 生徒編
イケメン教師、宮本に告白され荒れる村田
しおりを挟む
振り返ると、全裸の宮本が前を手で隠してアダムのように立っていた。
「お膳立てしてやったぜ」
村田が宮本の身体を小坂の方に押しやった。
「先生っ、ぼくも……してください」
宮本が抱きついてきた。
「がまん……できないです」
小坂は絶句した。村田が押したので、小坂は全裸の宮本を抱く形になってしまった。
「ほら、せんせー、宮本クンが抱いてほしいんだってさ。かわいい生徒の頼み、きいてやらなくちゃ」
村田がまぜっ返す。
「先生、ごめんなさい。ぼく……」
宮本の身体はふるえ、顔は、真っ赤になっている。
「宮本くん、アダルトショップに行ったらしいですよ」
アダルトショップ?
「せんせー、級長がこんなことでいいのかなあ」
村田が、茶々をいれる。宮本は泣き出しそうな顔をしている。
「くわしい話は、あとで、ゆっくり聞かせてもらおう。まず、その前に、服を着なさい」
小坂は、宮本に言った。
「せんせー、エッチな級長に、お仕置きしてあげなくちゃ」
村田が煽った。
「先生……好きです……」
宮本が訴えてきた。
「こんなことしたら、いけないよ」
小坂は、宮本をたしなめた。
「村田君はよくて、ぼくはダメなんですね」
宮本が小坂の顔を見上げる。
「それは……」
小坂は答えに窮す。
「ぼくのこと、嫌いですか?」
宮本が、泣きそうな顔になる。
「村田君のことは好きで、ぼくのことは嫌いなんですね」
「そういうことじゃない」
小坂は、なんとか宮本を落ち着かせようと、宮本の肩に手を置いた。
「へえ、そうなんだ。俺のこと好きでもないのにエッチするんだ」
村田があげ足を取った。
「それは……」
再び小坂は答えにつまった。
「村田君におどされてるから……ですね?」
宮本が小坂に小声で助け船を出した。
「おい、宮本、お前、何こそこそ勝手なこと言ってんだよ」
村田が、机を蹴った。積んであった机が音を立てて崩れ落ちた。
「裏切んなよ!」
宮本が、身体を縮めて小坂の胸にすがりついてくる。宮本の背中は震えている。村田は崩れ落ちた机を小坂たちの方に蹴った。小坂は、とっさに宮本を抱いてかばった。
「ほら、やれよ早く」
村田は、宮本の腕を引っ張り、宮本の顔を、机に押しつけた。
「やめなさい」
小坂は二人の生徒の間に入って止めようとする。
「あんたもだよ。さっさとやれよ」
村田は、小坂の背中をドンと突いて、宮本の方に押しやった。小坂は、うつぶせに、宮本の上に覆いかぶさるように倒れた。村田の声が、その背中に上からどやしつけた。
「挿れてもらわないと勃たないのかよ。玩具出せよ、挿れてやっから」
「村田君、落ち着きなさい」
小坂は、上半身を起こして振り返り、興奮する村田をなだめようとした。
「はあ? なんだよ、てめえ。俺の母ちゃんとやってるくせに、俺に説教できる立場かよ。偉そうな口聞くんじゃねえよ!」
村田がいきりたって小坂の胸ぐらをつかんだ。
「お膳立てしてやったぜ」
村田が宮本の身体を小坂の方に押しやった。
「先生っ、ぼくも……してください」
宮本が抱きついてきた。
「がまん……できないです」
小坂は絶句した。村田が押したので、小坂は全裸の宮本を抱く形になってしまった。
「ほら、せんせー、宮本クンが抱いてほしいんだってさ。かわいい生徒の頼み、きいてやらなくちゃ」
村田がまぜっ返す。
「先生、ごめんなさい。ぼく……」
宮本の身体はふるえ、顔は、真っ赤になっている。
「宮本くん、アダルトショップに行ったらしいですよ」
アダルトショップ?
「せんせー、級長がこんなことでいいのかなあ」
村田が、茶々をいれる。宮本は泣き出しそうな顔をしている。
「くわしい話は、あとで、ゆっくり聞かせてもらおう。まず、その前に、服を着なさい」
小坂は、宮本に言った。
「せんせー、エッチな級長に、お仕置きしてあげなくちゃ」
村田が煽った。
「先生……好きです……」
宮本が訴えてきた。
「こんなことしたら、いけないよ」
小坂は、宮本をたしなめた。
「村田君はよくて、ぼくはダメなんですね」
宮本が小坂の顔を見上げる。
「それは……」
小坂は答えに窮す。
「ぼくのこと、嫌いですか?」
宮本が、泣きそうな顔になる。
「村田君のことは好きで、ぼくのことは嫌いなんですね」
「そういうことじゃない」
小坂は、なんとか宮本を落ち着かせようと、宮本の肩に手を置いた。
「へえ、そうなんだ。俺のこと好きでもないのにエッチするんだ」
村田があげ足を取った。
「それは……」
再び小坂は答えにつまった。
「村田君におどされてるから……ですね?」
宮本が小坂に小声で助け船を出した。
「おい、宮本、お前、何こそこそ勝手なこと言ってんだよ」
村田が、机を蹴った。積んであった机が音を立てて崩れ落ちた。
「裏切んなよ!」
宮本が、身体を縮めて小坂の胸にすがりついてくる。宮本の背中は震えている。村田は崩れ落ちた机を小坂たちの方に蹴った。小坂は、とっさに宮本を抱いてかばった。
「ほら、やれよ早く」
村田は、宮本の腕を引っ張り、宮本の顔を、机に押しつけた。
「やめなさい」
小坂は二人の生徒の間に入って止めようとする。
「あんたもだよ。さっさとやれよ」
村田は、小坂の背中をドンと突いて、宮本の方に押しやった。小坂は、うつぶせに、宮本の上に覆いかぶさるように倒れた。村田の声が、その背中に上からどやしつけた。
「挿れてもらわないと勃たないのかよ。玩具出せよ、挿れてやっから」
「村田君、落ち着きなさい」
小坂は、上半身を起こして振り返り、興奮する村田をなだめようとした。
「はあ? なんだよ、てめえ。俺の母ちゃんとやってるくせに、俺に説教できる立場かよ。偉そうな口聞くんじゃねえよ!」
村田がいきりたって小坂の胸ぐらをつかんだ。
5
お気に入りに追加
2,508
あなたにおすすめの小説

青少年病棟
暖
BL
性に関する診察・治療を行う病院。
小学生から高校生まで、性に関する悩みを抱えた様々な青少年に対して、外来での診察・治療及び、入院での治療を行なっています。
※性的描写あり。
※患者・医師ともに全員男性です。
※主人公の患者は中学一年生設定。
※結末未定。できるだけリクエスト等には対応してい期待と考えているため、ぜひコメントお願いします。


わるいむし
おととななな
BL
新汰は一流の目を持った宝石鑑定士である兄の奏汰のことをとても尊敬している。
しかし、完璧な兄には唯一の欠点があった。
「恋人ができたんだ」
恋多き男の兄が懲りずに連れてきた新しい恋人を新汰はいつものように排除しようとするが…

王道学園の冷徹生徒会長、裏の顔がバレて総受けルート突入しちゃいました!え?逃げ場無しですか?
名無しのナナ氏
BL
王道学園に入学して1ヶ月でトップに君臨した冷徹生徒会長、有栖川 誠(ありすがわ まこと)。常に冷静で無表情、そして無言の誠を生徒達からは尊敬の眼差しで見られていた。
そんな彼のもう1つの姿は… どの企業にも属さないにも関わらず、VTuber界で人気を博した個人VTuber〈〈 アイリス 〉〉!? 本性は寂しがり屋の泣き虫。色々あって周りから誤解されまくってしまった結果アイリスとして素を出していた。そんなある日、生徒会の仕事を1人で黙々とやっている内に疲れてしまい__________
※
・非王道気味
・固定カプ予定は無い
・悲しい過去🐜のたまにシリアス
・話の流れが遅い


ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる