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第三章 生徒編

イケメン教師、村田にビルの狭間で犯される

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「俺とも、仲良くしてよ」
村田は、せまってきた。

「やめなさい……君は生徒じゃないか」
小坂は、拒んだ。
「背徳感は最高のスパイス。でしょ?」
村田が、ニッと笑った。村田はルール破りに慣れていた。

 小坂の手首をつかんだ村田が言った。
「震えてる。こわいの?」
小坂の奥歯が耳の奥でカチカチと小さな音を立てた。

「でも、欲しいんでしょ?」
小坂は、その日、その前、麓戸の店に行った。店に行くときは、されてもいいように準備してあった。しかし、その日も小坂は、麓戸に、ほかの奴隷や客とのプレイを見せつけられ、焦らされるばかりだった。もう一週間も、おあずけをくらっていた。

「それに、俺、あんたが好きなんだ」
村田のとってつけたような、そんな言葉に、小坂の身体の硬直が抜けた。そんな口先だけの言葉に惑わされるなんて、どうかしている。そんな、まるで真実味のない浮わついた言葉に、すがるだなんて。どれだけ愛に飢えていたというのだろう。

 小坂は、村田に引きずりこまれたビルの狭間で後ろを向かされ、ズボンと下着を剥がれ、壁に手をつかされた。

「挿れていい?」
ヌチャヌチャとしたものが、小坂の肛門に割って入ってきた。
「あぁ……すっげぇいい……」
村田がうめいた。
「すげぇ……なんだよこれ……」
麓戸のために念入りに準備された小坂の後穴は、村田を虜にしたようだった。

「あっ……あぁ……」
玩具で拡張していた小坂のアナルは、勝手に快楽を求めて吸いついた。
 カメラのシャッター音が何度も聞こえた。接続部に、顔に、ストロボが光る。
「はぁっ……あぁっ……」
準備していたのに満たされていなかった小坂のそれは、貪欲だった。

「もうむりっ。せんせー、中だしするよ」
村田は言って、ぐっと奥まで挿し込んできた。
「『お願いです、僕に種付けしてください』って言いなよ」
小坂は首を横に振った。
「だったら『僕のアナルに中だししてください』ってお願いしなよ」
「アッ……アッ……」
小坂の身体は揺さぶられ、小坂は小刻みに喘いだ。通行人に聞こえたらどうしよう、見られたらどうしよう、そればかり考えた。

「ほら、早く言って。うっ、イきそう……」
せっぱつまった声で村田が言った。
「お願い……中出し……しないでっ!」
小坂はかろうじて従わなかったつもりだった。
 イきそうな寸前で、アナルの圧迫感が消えた。
 はじけ散った粘液が、コンクリートの壁をつたい、跡をつけ、地べたまで濡らしていた。
「やべ……せんせーのお願い……孕ませてぇ」
村田が肩で息をしていた。
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