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第二章 調教師編

イケメン教師、調教師に校長の玩具になれと言われる。

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「校長に誘われたことも、本当は、嬉しかったんだろう? 愛出人のアナルは、生徒のまで欲しがるくらいだからな」
 小坂の身体を知りつくした指が、性感帯をついてくる。
「せっかくの、淫乱アナルを慰める申し出を、断ったのか」
「ん……んっ……」
こらえきれずに小坂の喉から、あえぎ声がもれた。
「ン……」
このままでは、また、恥も外聞もなく、乱れてしまいそうだ。

 麓戸は、自分を愛していない。
 そんなことなど、とうの昔からわかっていた。麓戸は人を愛することなどできない人間だ。
 こんな倫理のかけらもない不道徳な関係。

「明日、校長に、誘いを断ったことを謝れ。頭を下げて、『尻にください』と頼むんだ」
麓戸は言った。
「そんな卑猥なこと……言えるわけ、ありませンッ……」
麓戸は、わかっていない。いかに小坂の職場である学校が規律に厳格で、いっさいの乱れも許されない聖域かということを。
「あっ……ア……」
思いとはうらはらに、小坂の口から漏れるのは、卑猥な喘ぎ声ばかり。
「このいやらしいアナルは、必ず欲しくなる。一日に何本も。毎日やりたくてたまらなくなる」
麓戸は予言のように言う。麓戸の指は、小坂の後孔を責め続ける。
「また、ここが熱くなってきたな。どうした? ほしいんだろう?」
自分の身体は、どうなってしまったのだろう。壊れてしまいそうだ……。
「ンッ……麓戸様……かんべんしてくクダサイッ……」
内部を麓戸の指先が撫でている。
「生徒と交わるなんて、バレたらどうするんだ」
「もう、しまセンッ」
小坂は、尻を天井に向かって突き出したぶざまな姿勢で誓った。
「校長とシておくんだな、早急に。校長を味方につけておいた方がいいだろう。喜んで抱かれるんだ」
小坂は、麓戸の目の前に恥部をさらけだしていた。
「そんな、いやです……。僕は麓戸様が……」
好きですと、のど元まででかかった言葉を、小坂は、のみこんだ。言えない。拒絶される。
「僕は、麓戸様としかしたくないんです……」
小坂は言葉を言い換えた。
「いやも、何もない」
麓戸は、小坂の気持ちを受けとめる気などさらさらないのだろう。
「喜んで抱かれるなんて……できません」
「愛出人の、嫌がるそぶりも、なかなか、そそる」
片方の唇の端をあげた麓戸の顔が、小坂をのぞきこんだ。
「本当にいやなんです」
倫理に反することを、これ以上したくない。
「嫌がる愛出人を無理やり犯すのは、楽しいじゃないか」
この人は、僕のことを人間とも認めていない……ンッ……。快感が、小坂の冷静な思考を奪った。
「そんな殊勝なことを言っていても、アナルをせめたてられたら、アンアンいって、もっとくれと、泣き叫んでよがるんだろう?」
麓戸の指が、アナルの内部をこすった。
「あっ! アァッ」
小坂は、ひきつった声をあげた。
「ほら、もう、そんな声が出るじゃないか」
「アァ……ン……ッ……ハ……」
きつい姿勢をとり続けた小坂の身体は痛くなっていたが、アナルに与えられる快感が、それを上回り、小坂は口から、ダラダラとよだれを垂れ流した。
「アァァ……」
口もとにあたる処置台の合皮の表面が、よだれで濡れた。
「あぁぁ……んハァ」
だらしなくあいた口から、唾液が流れ出た。
「次回は必ず、校長に、生でアナルにぶちこんでもらえ」
「無理です」
小坂は、麓戸の指の動きに、耐えた。
「無理じゃない、するんだ。生徒としたことがバレたらどうする」
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