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第十七章 排〇研修(お漏らし(大))
イケメン教師、池井に同情される
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「そんなことだから、昨日の研修で、また今年もお仕置きされたよ」
池井は小坂に嘆いてみせた。
小坂は衝撃を受けた。昨日の研修で、生徒たちと卑猥な行為をしたといわれて、あんな酷いお仕置きを受けたのは自分だけではなかったのか、と小坂は初めて知った。
池井も、生徒と不適切な行為を結んだせいで複数の先輩教師たちに囲まれて、卑猥なお仕置きをされたというのか。
自分と同じ理由から、同じ経験をした仲間に出会えたのを、小坂は嬉しく心強く思った。
今まで、自分一人だった。孤独だった。よってたかって周りから責められてつらかった。自分だけだと思っていた。
なのに、そうではなかったのだ。
ほかの部屋だが、同じ施設内で、同じような罪状で同じように、お仕置きをされていた者がいたのだ。自分が知らなかっただけで。
だが、小坂が、安堵したのは束の間だった。池井の次の言葉に、小坂は、あぜんとした。
「尿道に導尿管を通されて。膀胱からオシッコをダダ漏れにしながら、ウンチをひりだす姿をみんなに見られたよ。そのあと自分の飲尿と食便。みんなの飲尿もしてまわったよ。さすがに苦しくて全部はできなかったけどね。途中で吐いてしまって叱られたよ。もちろん吐いたものもまた食わされるんだけど」
池井は、とんでもないことをさらりと話した。
お仕置きはグレードアップするらしい。恐ろしい。
池井は、そこまで大したことだとは、思っていないようだった。あっけらかんとしていた。
何なんだ、この人は。自分は責められて自分を責めてつらくなっていたというのに。
「でもさ、僕の場合はまだしも、君はかわいそうだよね」
池井は、同情するように、小坂に言った。
「だって、他校の生徒から襲われたんだろう? それがきっかけで今も自校の生徒や保護者からも脅されて無理やりされているっんだって?」
池井は、いきなり踏み込んだ話をしてきた。
小坂は、どう反応していいか、わからなかった。なぜ、池井は、小坂が他校の生徒から襲われたことまで知っているのだろう。
それとも、この研修所にいる教師たちは、皆、小坂の事件のことを知っているのだろうか。
「ねえ、そうなんでしょ? 僕はそう解釈したんだけど」
池井は、黙っている小坂に、返事をうながした。
「そう、です」
小坂は、小さな声で答えた。周りに聞かれたくなかったからだ。
あの事件のことは生徒にも先生たちにも知られたくなかった。できれば誰にも知られたくはなかったし、自分でも思い出したくなかった。
だから、こうしていきなり聞かれると、相手が親切で聞いているのだとわかっても、話題にされるのすら嫌だったのだ。
「だったら君は少しも悪くないじゃないか。どうして抗議しないんだ?」
池井は小坂のために憤ってくれているようだった。
だが、小坂には、それすらも、攻められているような気がしてつらかった。
「先生たちに、わかってもらえなかったの?」
池井は小坂に優しく尋ね直してきた。
「はい……」
小坂は小さく返事した。いくら優しく聞かれても、身体に刻みこまれた出来事の恐ろしさは抜けなかったからだ。もう、その話は終わりにしたい、その話はしないでほしい、と思う。
「そうか。僕も、似たようなものだけど。君はかわいそうすぎるよ。どうしてお仕置きなんかされないといけないのかわからないな」
池井はため息まじりに言った。あきらめと、憤りの入り混じった声だった。
池井は小坂に嘆いてみせた。
小坂は衝撃を受けた。昨日の研修で、生徒たちと卑猥な行為をしたといわれて、あんな酷いお仕置きを受けたのは自分だけではなかったのか、と小坂は初めて知った。
池井も、生徒と不適切な行為を結んだせいで複数の先輩教師たちに囲まれて、卑猥なお仕置きをされたというのか。
自分と同じ理由から、同じ経験をした仲間に出会えたのを、小坂は嬉しく心強く思った。
今まで、自分一人だった。孤独だった。よってたかって周りから責められてつらかった。自分だけだと思っていた。
なのに、そうではなかったのだ。
ほかの部屋だが、同じ施設内で、同じような罪状で同じように、お仕置きをされていた者がいたのだ。自分が知らなかっただけで。
だが、小坂が、安堵したのは束の間だった。池井の次の言葉に、小坂は、あぜんとした。
「尿道に導尿管を通されて。膀胱からオシッコをダダ漏れにしながら、ウンチをひりだす姿をみんなに見られたよ。そのあと自分の飲尿と食便。みんなの飲尿もしてまわったよ。さすがに苦しくて全部はできなかったけどね。途中で吐いてしまって叱られたよ。もちろん吐いたものもまた食わされるんだけど」
池井は、とんでもないことをさらりと話した。
お仕置きはグレードアップするらしい。恐ろしい。
池井は、そこまで大したことだとは、思っていないようだった。あっけらかんとしていた。
何なんだ、この人は。自分は責められて自分を責めてつらくなっていたというのに。
「でもさ、僕の場合はまだしも、君はかわいそうだよね」
池井は、同情するように、小坂に言った。
「だって、他校の生徒から襲われたんだろう? それがきっかけで今も自校の生徒や保護者からも脅されて無理やりされているっんだって?」
池井は、いきなり踏み込んだ話をしてきた。
小坂は、どう反応していいか、わからなかった。なぜ、池井は、小坂が他校の生徒から襲われたことまで知っているのだろう。
それとも、この研修所にいる教師たちは、皆、小坂の事件のことを知っているのだろうか。
「ねえ、そうなんでしょ? 僕はそう解釈したんだけど」
池井は、黙っている小坂に、返事をうながした。
「そう、です」
小坂は、小さな声で答えた。周りに聞かれたくなかったからだ。
あの事件のことは生徒にも先生たちにも知られたくなかった。できれば誰にも知られたくはなかったし、自分でも思い出したくなかった。
だから、こうしていきなり聞かれると、相手が親切で聞いているのだとわかっても、話題にされるのすら嫌だったのだ。
「だったら君は少しも悪くないじゃないか。どうして抗議しないんだ?」
池井は小坂のために憤ってくれているようだった。
だが、小坂には、それすらも、攻められているような気がしてつらかった。
「先生たちに、わかってもらえなかったの?」
池井は小坂に優しく尋ね直してきた。
「はい……」
小坂は小さく返事した。いくら優しく聞かれても、身体に刻みこまれた出来事の恐ろしさは抜けなかったからだ。もう、その話は終わりにしたい、その話はしないでほしい、と思う。
「そうか。僕も、似たようなものだけど。君はかわいそうすぎるよ。どうしてお仕置きなんかされないといけないのかわからないな」
池井はため息まじりに言った。あきらめと、憤りの入り混じった声だった。
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