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第十六章 唾液研修
イケメン教師、開口器をつけた姿を撮影される
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「すごいな」
「君は、本当にM体質なんだな」
「開口器をつけただけでこんなに反応するとは」
小坂の周りを取り囲む教諭たちから口々に讃嘆の声があがる。
金属製の二重のリングが小坂の口腔に押し込まれている。そのせいで口を閉じることはできない。黒いゴム製のベルトがついていて後頭部でぎっちり固定されている。リングを歯で噛む。それでも口は開いたままだ。奥のリングが舌を押さえていて舌を動かすことすらできない。唾液は顎の内側にたまる一方だ。唾液はすぐに溢れだした。
「よだれを垂らしたりして、全くいやらしいね。餌を欲しがっている犬のようじゃないか。そんなにアレを咥えたいのか?」
違う。ただよだれが、とめどもなく溢れてしまっているだけだ。
「欲しかったら尻尾を振っておねだりしなさい」
そういって笑われる。
別の者に、
「君の口は、陽物を欲しがって愛液を溢れさせている性器のようだ」
そういって唇を撫でられる。
「似合うね。写真撮って。動画も。カメラこっち」
年配の教諭が指図する。
開口器をつけた小坂の姿をカメラのレンズがとらえる。そんな風に撮影されているというのに小坂の勃起はおさまらない。
「見られるのが好きなんだな。恥ずかしくて萎むどころか、かえって元気になっているじゃないか」
ゲスな揶揄だ。そんな気色の悪い変態といっしょにしないでくれ、と小坂は思う。だが開口器を装着されては言葉で言い返す抗議もできない。ただ身をよじるばかりだ。
「ん? 切ないか? 気持ちよくなりたいか?」
エロおやじが助平な顔で言ってくる。
「愛撫をねだっているんでしょうかね」
比較的若い教諭も小判鮫のように上の者に調子を合わせている。
ゴムが頬に喰い込んで痛む。カメラの画面で小坂は自分の顔の写真を無理やり見せられる。
「ほら似合うだろう? 君はこういった拘束される姿が映えるね」
どこかの教諭が言う。似合っているなんて嘘だ。
黒いゴムバンドで圧えつけられた頬が凹んでいる。口は無理矢理開けられて銀色のわっかを噛まされている。涙の滲んだ虚ろな目。ぽっかりと開いた口腔。赤い舌が銀色の金具に押さえつけられている。唾液で濡れた口腔は、まるで腸のようにグロテスクだ。
開口器をつけられた小坂の顔は惨めに歪んでいた。
だが教諭たちは、小坂を見て口々に言うのだ。
「美青年が開口器をつけられている姿は、いいものですな」
「小坂君が抵抗してくれたおかげでいいものが見られましたよ」
いいもの? こんな醜態な顔のどこがいいんだ。拘束された小坂は思う。開口器の金属が舌を押さえつけて唾液を飲むことすらできない。みじめによだれを垂れ流すしかないのに。
「君は、本当にM体質なんだな」
「開口器をつけただけでこんなに反応するとは」
小坂の周りを取り囲む教諭たちから口々に讃嘆の声があがる。
金属製の二重のリングが小坂の口腔に押し込まれている。そのせいで口を閉じることはできない。黒いゴム製のベルトがついていて後頭部でぎっちり固定されている。リングを歯で噛む。それでも口は開いたままだ。奥のリングが舌を押さえていて舌を動かすことすらできない。唾液は顎の内側にたまる一方だ。唾液はすぐに溢れだした。
「よだれを垂らしたりして、全くいやらしいね。餌を欲しがっている犬のようじゃないか。そんなにアレを咥えたいのか?」
違う。ただよだれが、とめどもなく溢れてしまっているだけだ。
「欲しかったら尻尾を振っておねだりしなさい」
そういって笑われる。
別の者に、
「君の口は、陽物を欲しがって愛液を溢れさせている性器のようだ」
そういって唇を撫でられる。
「似合うね。写真撮って。動画も。カメラこっち」
年配の教諭が指図する。
開口器をつけた小坂の姿をカメラのレンズがとらえる。そんな風に撮影されているというのに小坂の勃起はおさまらない。
「見られるのが好きなんだな。恥ずかしくて萎むどころか、かえって元気になっているじゃないか」
ゲスな揶揄だ。そんな気色の悪い変態といっしょにしないでくれ、と小坂は思う。だが開口器を装着されては言葉で言い返す抗議もできない。ただ身をよじるばかりだ。
「ん? 切ないか? 気持ちよくなりたいか?」
エロおやじが助平な顔で言ってくる。
「愛撫をねだっているんでしょうかね」
比較的若い教諭も小判鮫のように上の者に調子を合わせている。
ゴムが頬に喰い込んで痛む。カメラの画面で小坂は自分の顔の写真を無理やり見せられる。
「ほら似合うだろう? 君はこういった拘束される姿が映えるね」
どこかの教諭が言う。似合っているなんて嘘だ。
黒いゴムバンドで圧えつけられた頬が凹んでいる。口は無理矢理開けられて銀色のわっかを噛まされている。涙の滲んだ虚ろな目。ぽっかりと開いた口腔。赤い舌が銀色の金具に押さえつけられている。唾液で濡れた口腔は、まるで腸のようにグロテスクだ。
開口器をつけられた小坂の顔は惨めに歪んでいた。
だが教諭たちは、小坂を見て口々に言うのだ。
「美青年が開口器をつけられている姿は、いいものですな」
「小坂君が抵抗してくれたおかげでいいものが見られましたよ」
いいもの? こんな醜態な顔のどこがいいんだ。拘束された小坂は思う。開口器の金属が舌を押さえつけて唾液を飲むことすらできない。みじめによだれを垂れ流すしかないのに。
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