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第十五章 排尿研修(お漏らし(小))
見られるだけなんて
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恥をしのんで素直に懇願したというのに、校長は小坂を容易には許さなかった。
「なんだって? 君はびしょ濡れお漏らしパンツが好きじゃないのか? 君をしめつけて刺激する、いやらしい下着が」
「あんっ、好きです……、好きですけどっ……」
下着は小坂の反応のせいで前をしめつけていた。校長が小坂の下着の中に手を入れているので余計に苦しかった。生ぬるく濡れてきつい下着がグチュグチュと前や後ろを刺激した。
「ははは、お漏らしびしょ濡れパンツが好きだと認めるなんて、だいぶ素直になったじゃないか。好きだけど? お漏らし下着の気持ちよさより、もっと気持ちよくなりたいのか?」
神崎にはいつだって余裕があった。だが小坂にはいつも余裕などない。昔も今も、この差は、この溝は埋められないように思った。小坂は不公平に歯噛みする。それでも、欲望は止められない。
「んっ……は……はい……」
恥ずかしい返事をしてしまっていることになど、もう小坂の注意は及ばなかった。
「そうか、そうか。いいぞ小坂くん、実に素直だ。お漏らし下着が大好きな君が、それよりもっと気持ちよくなりたいだなんてね。まったく貪欲だね、君は」
校長は満足げに目を細めた。
お漏らし下着が好きだと表明させられてしまったのは恥ずかしい。でも、もっと、もっと直接的な刺激が欲しいのだ。
「は……はい……もう……」
「具体的に言いたまえ、脱がせて、そしてどうしてほしいのか?」
校長は聞く。
「え、それは……」
小坂はためらう。
「それが言えないようでは、脱がせてやることなどできないね。このまま、しょんべん下着の中にお漏らししてしまうことだね」
校長はわざとのように下品で恥ずかしい言葉を使う。
小便で濡れた下着に、さらに射精もしてしまえだなんて……。どろどろになった下着が、さぞや、みじめさを増幅させることだろう。
「いやです……それは、いやです」
これ以上、辱めを受けたくない。小坂は拒否する。
「じゃあ、どうしてほしいんだね? 脱がせて、じっと見るだけでいいのか?」
校長は問う。
「いやっ、いやです、見られるだけなんて」
そんなのは苦しいばかりだ。まるで神崎先生を見ているばかりで、そばに近づくことも、甘えることも、いっしょになって笑いあうことすら出来なかった、片思いの高校時代と同じじゃないか。苦しいだけの片想い。報われることの望めない恋。
その苦しさに比べたら、こうして神崎校長の側で部下として仕事ができるなんて最高だ。夢のようだ。高校時代のように多数の生徒の中の一人じゃない。もちろん他の教師もたくさんいるが、生徒の数に比べたら教員の数はずっと少ないのだ。他の教師だって校長の部下には違いないが、校長は自分に、期待してくれていて、こんなにも目にかけてくれている。こうして二人だけの時間を作って。
「なんだって? 君はびしょ濡れお漏らしパンツが好きじゃないのか? 君をしめつけて刺激する、いやらしい下着が」
「あんっ、好きです……、好きですけどっ……」
下着は小坂の反応のせいで前をしめつけていた。校長が小坂の下着の中に手を入れているので余計に苦しかった。生ぬるく濡れてきつい下着がグチュグチュと前や後ろを刺激した。
「ははは、お漏らしびしょ濡れパンツが好きだと認めるなんて、だいぶ素直になったじゃないか。好きだけど? お漏らし下着の気持ちよさより、もっと気持ちよくなりたいのか?」
神崎にはいつだって余裕があった。だが小坂にはいつも余裕などない。昔も今も、この差は、この溝は埋められないように思った。小坂は不公平に歯噛みする。それでも、欲望は止められない。
「んっ……は……はい……」
恥ずかしい返事をしてしまっていることになど、もう小坂の注意は及ばなかった。
「そうか、そうか。いいぞ小坂くん、実に素直だ。お漏らし下着が大好きな君が、それよりもっと気持ちよくなりたいだなんてね。まったく貪欲だね、君は」
校長は満足げに目を細めた。
お漏らし下着が好きだと表明させられてしまったのは恥ずかしい。でも、もっと、もっと直接的な刺激が欲しいのだ。
「は……はい……もう……」
「具体的に言いたまえ、脱がせて、そしてどうしてほしいのか?」
校長は聞く。
「え、それは……」
小坂はためらう。
「それが言えないようでは、脱がせてやることなどできないね。このまま、しょんべん下着の中にお漏らししてしまうことだね」
校長はわざとのように下品で恥ずかしい言葉を使う。
小便で濡れた下着に、さらに射精もしてしまえだなんて……。どろどろになった下着が、さぞや、みじめさを増幅させることだろう。
「いやです……それは、いやです」
これ以上、辱めを受けたくない。小坂は拒否する。
「じゃあ、どうしてほしいんだね? 脱がせて、じっと見るだけでいいのか?」
校長は問う。
「いやっ、いやです、見られるだけなんて」
そんなのは苦しいばかりだ。まるで神崎先生を見ているばかりで、そばに近づくことも、甘えることも、いっしょになって笑いあうことすら出来なかった、片思いの高校時代と同じじゃないか。苦しいだけの片想い。報われることの望めない恋。
その苦しさに比べたら、こうして神崎校長の側で部下として仕事ができるなんて最高だ。夢のようだ。高校時代のように多数の生徒の中の一人じゃない。もちろん他の教師もたくさんいるが、生徒の数に比べたら教員の数はずっと少ないのだ。他の教師だって校長の部下には違いないが、校長は自分に、期待してくれていて、こんなにも目にかけてくれている。こうして二人だけの時間を作って。
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