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第十五章 排尿研修(お漏らし(小))
イケメン教師、ツインルームで眠る
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室内の光量が、ふうっと絞られる。意識のレベルが下がる。足もとの灯りだけがついている。足音はしないが神崎が絨毯を踏みしめ風呂場へ向かう気配がする。湯を使う音がする。水の流れる音が心地よい。うとうとと聞く。
小坂はドライヤーの音で目が覚めた。
「あ、起こしてしまったかな」
神崎が振り向いた。
「大丈夫です」
小坂は身体の向きを変える。
「今日はよく頑張ったね。君を誇りに思うよ」
枕元に来た神崎は小坂の髪を撫でた。
「可愛かったよ」
湯であたためられた神崎の手が温かい。
「明日も早いから、もうお休み」
小坂は神崎の寝間着の袖を引っ張る。夜になると不安がつのる。
「私がついているから大丈夫。安心してお休み」
小坂は袖を離した。シングルベッドでは仕方がない。
布団の上からポンポンと叩かれる。小坂の髪をもう一度、優しく手が撫でる。
小坂は神崎の後ろ姿を追う。神崎は枕元の灯りを消すと、すぐに寝息をたてた。
いつも想いの量は自分の方が多い。自分はまだ期待している。目を開けて振り向いてくれないかと。
でもいい。今日の神崎先生は自分だけのものだった。小坂は眠りにつく。
小坂はドライヤーの音で目が覚めた。
「あ、起こしてしまったかな」
神崎が振り向いた。
「大丈夫です」
小坂は身体の向きを変える。
「今日はよく頑張ったね。君を誇りに思うよ」
枕元に来た神崎は小坂の髪を撫でた。
「可愛かったよ」
湯であたためられた神崎の手が温かい。
「明日も早いから、もうお休み」
小坂は神崎の寝間着の袖を引っ張る。夜になると不安がつのる。
「私がついているから大丈夫。安心してお休み」
小坂は袖を離した。シングルベッドでは仕方がない。
布団の上からポンポンと叩かれる。小坂の髪をもう一度、優しく手が撫でる。
小坂は神崎の後ろ姿を追う。神崎は枕元の灯りを消すと、すぐに寝息をたてた。
いつも想いの量は自分の方が多い。自分はまだ期待している。目を開けて振り向いてくれないかと。
でもいい。今日の神崎先生は自分だけのものだった。小坂は眠りにつく。
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