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第2章 魔人どもの野望
幽巴兄弟、魔海の誓約
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海面に漂う末弟・縻幽巴の無残な亡骸を発見したのは、無元造房気鋭の特任技師・ソートンが仕掛けた〔封殺鋼面〕を何とか凌ぎ切り、海龍党に与する叛乱軍(教率者親衛隊とその母体たる主都特守部隊)、更には“海底宮殿の門番”である斬撃機兵団と40セスタ(6時間)ぶっ通しの大立ち回りを演じて屍の山を築きつつも全身これ鋼刃の機兵団には“先客”の殲闘者と同じく大いに手を焼き、一進一退の攻防の末ようやく死地を逃れた“龍坊主最強の男”と称される次兄・鑼幽巴であった。
極度の疲労を一気に霧散させる衝撃に貫かれた彼は、自身も死闘の果てに満身創痍となったせいか、やや光度が低下した茶褐色の鱗を逆立てて一旦潜水すると、黄金色の朝陽に輝く波間に大の字となって浮きつ沈みつする、一切の光沢を失って生来の臙脂から今や黒ずんだ灰色の屍色に染め上げられてしまった弟の傍らに浮上する。
至近距離で目の当たりにした“一族の太陽”ともいうべき末弟の末期の姿は、かつてないショックで次兄を打ちのめした。
…全身を無数の悽愴な刀傷に埋め尽くされている上に、教軍超兵最大の急所である髄魄が埋め込まれた下腹部を何度も深く抉られて血液をほぼ流失し尽くし、安らかさなど微塵もない苦痛に凝固した死に顔を向けて来る縻幽巴を掻き抱き鑼幽巴は慟哭する。
「何ということだ…!
巍幽巴の死は乱闘中、叛乱軍どもがオレに精神的打撃を与えるためにがなり立てた喚声によって知らされたが、それは出陣前から予想された事ゆえ、何らの感慨も無かった…。
だが縻幽巴よ!
よもやお前が母なる海にこのような敗残の姿を晒そうとは!?
一体何があった?
そして誰に殺られた!?
よもやライネットではあるまい…奴もまた宮殿地下回廊において巍幽巴と、そしてあの護衛絆獣ともつれ合った挙げ句、おそらくは最極呪念士が仕掛けたものであろう強力爆弾によって塵に還ったと聞いた…!
そして何より、ベウルセンにて《受躰の儀》の準備に勤しんでいたお前が教率者付きの彼奴と遭遇するはずも無し…!
ということは…、
あの忌まわしきクソ虫が創出した暗殺者…、
そいつと不幸にも遭遇してしまったのか…?
だが、誇り高き教軍超兵たるお前が、あろうことかつい先日までただの一般教民に過ぎんガキにここまでの惨敗を喫するとは!?
いや、どうしてもそれは考えられん…。
何か、他の理由があるはずだ!
とにかく、当然ながら愛する弟を洋上に放置しておく訳にはいかん…。
何よりも偉大なる教聖の晴れの日であるがゆえ葬礼は後日になるを免れんが、とりあえず兄者と共に執教士長として報復を含めた今後の方針を定めねば…!」
惨死体を抱えた鑼幽巴がベウルセンの岸壁に泳ぎ着いた時、いかなる虫の報せか、その上辺に仁王立ちして彼らを迎える長兄の姿を発見した!
かくて兄弟は、“読唇術”を併用することで近距離においては可能となる精神感応を駆使し、およそ600レクト(45m)もの高低差を克服した上で突如として降りかかった悲劇に抗すべく対話を開始する。
「兄者、縻幽巴が…」
「…承知している。
アイツが息を引き取る寸前、その形容し難き無念の想いがあたかも黒い電光の如くオレの脳中枢を撃ったからな…!
それにしても、想像以上の散々なやられっぷりだ…。
鑼幽巴よ、お前がかねて指摘していた通り、縻幽巴の闘争に対する心得違いがかくの如き無残な結果をもたらしたというべきだろうかな…」
最悪の予感の的中に、次兄も歯噛みしつつ頷く。
「何より、コイツには甘えがあった…。
オレと兄者の庇護の下、我らが亡師に就いて重ねた過酷な鍛錬及び実戦の半分をも経ずして実際以上に自身を評価するようになり、いつしか単独でも教軍屈指の実力者であるかの如く錯覚するに至ったのだ…。
だがこれは決して奴一人が責を負うべきものではなく、非は我々にも大いに存するというべきであろう…。
ところで兄者、縻幽巴の直接の敗因だが…まずはこれを見てくれ」
死者への礼儀か、慇懃なる手付きで末弟の遺骸を俯せにした鑼幽巴は、生々しい前面部に刻まれた切創とは異なる凄惨さを示す、ほぼ全体に渡って黒焦げに焼け爛れた後面部を露わにする。
「むう…何と無残な…!
見たところ、ワーズフに授けられた何らかの兵器か、或いは奴自身に備わる呪念力によって凄まじい電撃を浴びせられたと見えるな…」
「うむ、彼奴にやられたとなれば、当然そうなのであろうが…。
潜水して接近した際、水中からこの傷を目の当たりにした時は思わず声を発しておったわ…」
「さもあろう…。
だが、よもやあのクソ虫の呪念力がここまでのものであろうとはな…!」
「やはり兄者も、下手人はあの暗殺者しかありえぬと見るか…?」
改めて息を呑む弟に、一族の長は確信に満ちた口調で続ける。
「…他に誰が考えられる?
だが疑問は、“教率者暗殺”を至上命題にしていたはずの彼奴が何故にそれを果たさずして宮殿を後にしたかということだ。
尤も私が得た情報から、心当たりは幾つかあるが、な…」
「兄者、それは?」
色めき立つ弟に、陀幽巴は冷静に告げる。
「まあ、聞け。
先程、覚醒したロゼムスと些か会話を交わしてみたのだが、彼の息子はどうやら偉大な父に対してのっぴきならぬ感情…即ち殺意すれすれのコンプレックスに苛まれていたらしい…」
「なるほど…、
確かに奴にとっては所詮他人に過ぎぬ教率者よりも遥かに切実な人生の足枷であろうからな…」
「そういう事だ。
場合によっては創造主たる最極呪念士の指示を無視してでも、実父も持て余した狂的なまでに自我を押し通そうとする性格のままに暴走した可能性はある…。
しかも積年の怨念に加え、愛欲まで加わったとあれば尚更だ…」
この陀幽巴の言は、神牙教軍きっての硬骨漢である鑼幽巴を呪文にも等しい不可解さで翻弄した。
「ふうむ、愛欲とな…?
まあ、それは愚かな教民どもが等しく身を灼く人間的欠陥なのだろうが、果たして暗殺者の想い人がベウルセンに確かに存在するというのか?」
「うむ…他の誰でもない、
その光景を目の当たりにしたという父が断言するのだから事実だろう…。
覚えておるか、開戦直前に連日連夜開かれた、教率者主催による愚かしき〈15氏族夜宴〉を?
どうやらそこで天才技術者の息子は邂逅したある絆獣聖団員に恋をしたらしいのだが…、
しかもそれはあろうことか、教聖が受躰を図らんとするリサラ=ハギムラであったというのだ!」
「!…もしそうなら…、
そして其奴が真に縻幽巴を屠り去ったほどの実力を有しているならば…これは厄介な事にならないか?」
この言に、陀幽巴は苦い表情で頷く。
「もちろん、そうなるな。
それほどの実力とリサラに対する妄念じみた感情を有しておる以上、彼奴が〘受躰の儀〙の存在を嗅ぎ付け、乱入して来る可能性は十分に考えられる…。
だが、同時にそこで網を張っていれば確実に縻幽巴の弔い合戦は実現しよう!」
「兄者、悪いがその役割はこのオレに任せてもらおう!」
拳を握っていきり立つ鑼幽巴だが、その闘志に水を差すかのように陀幽巴はあの男の名を挙げ、より困難な使命に注意を向けさせた。
「それには何の異存も無いがな…。
弟よ、一つ考えてもらいたい、
単なる一般教民に過ぎぬ一少年にかくも凄まじい戦闘力を付与しうる最極呪念士の〈神命液〉が我らに迫る身体力を有する教軍超兵に注ぎ込まれたならばどれほどの鬼神力を目覚めさせるものなのか、を!
よもやお前がこの視点を忘却するなどありえまいが、亡弟の仇はあくまで仮想・摩麾螺に過ぎぬ!
…ではお前の矜りを些か傷付けてしまうやも知れんが、何より現在は非常時。
今から〈救命綱〉を投げるゆえ、縻幽巴を担いでそれを握れ。
直ちに我が膂力によって手繰り上げるによってな…。
…さても縻幽巴め、主督空将抹殺という任務を成し得たならば直帰すればよいものを要らぬ道草を食いおって…!
大方、上空に集結しつつある幹部連が気になって眺洋塔に登り、海上に目を転じたのが運の尽きであったのか…。
尤も常日頃から“運命論者”を自任していたゆえ、奴なりにこの結末も諒としているのかも知れぬが、な…。
…おお、遮電蠕活帯がみるみる剥がれ落ち、魔王蛸が遂に全貌を現さんとしておるぞ!
我が末弟・縻幽巴よ、お前も兄達より一足早く昇った天から誉れある神牙教軍の栄光の日をしかと見届けよ!!」
極度の疲労を一気に霧散させる衝撃に貫かれた彼は、自身も死闘の果てに満身創痍となったせいか、やや光度が低下した茶褐色の鱗を逆立てて一旦潜水すると、黄金色の朝陽に輝く波間に大の字となって浮きつ沈みつする、一切の光沢を失って生来の臙脂から今や黒ずんだ灰色の屍色に染め上げられてしまった弟の傍らに浮上する。
至近距離で目の当たりにした“一族の太陽”ともいうべき末弟の末期の姿は、かつてないショックで次兄を打ちのめした。
…全身を無数の悽愴な刀傷に埋め尽くされている上に、教軍超兵最大の急所である髄魄が埋め込まれた下腹部を何度も深く抉られて血液をほぼ流失し尽くし、安らかさなど微塵もない苦痛に凝固した死に顔を向けて来る縻幽巴を掻き抱き鑼幽巴は慟哭する。
「何ということだ…!
巍幽巴の死は乱闘中、叛乱軍どもがオレに精神的打撃を与えるためにがなり立てた喚声によって知らされたが、それは出陣前から予想された事ゆえ、何らの感慨も無かった…。
だが縻幽巴よ!
よもやお前が母なる海にこのような敗残の姿を晒そうとは!?
一体何があった?
そして誰に殺られた!?
よもやライネットではあるまい…奴もまた宮殿地下回廊において巍幽巴と、そしてあの護衛絆獣ともつれ合った挙げ句、おそらくは最極呪念士が仕掛けたものであろう強力爆弾によって塵に還ったと聞いた…!
そして何より、ベウルセンにて《受躰の儀》の準備に勤しんでいたお前が教率者付きの彼奴と遭遇するはずも無し…!
ということは…、
あの忌まわしきクソ虫が創出した暗殺者…、
そいつと不幸にも遭遇してしまったのか…?
だが、誇り高き教軍超兵たるお前が、あろうことかつい先日までただの一般教民に過ぎんガキにここまでの惨敗を喫するとは!?
いや、どうしてもそれは考えられん…。
何か、他の理由があるはずだ!
とにかく、当然ながら愛する弟を洋上に放置しておく訳にはいかん…。
何よりも偉大なる教聖の晴れの日であるがゆえ葬礼は後日になるを免れんが、とりあえず兄者と共に執教士長として報復を含めた今後の方針を定めねば…!」
惨死体を抱えた鑼幽巴がベウルセンの岸壁に泳ぎ着いた時、いかなる虫の報せか、その上辺に仁王立ちして彼らを迎える長兄の姿を発見した!
かくて兄弟は、“読唇術”を併用することで近距離においては可能となる精神感応を駆使し、およそ600レクト(45m)もの高低差を克服した上で突如として降りかかった悲劇に抗すべく対話を開始する。
「兄者、縻幽巴が…」
「…承知している。
アイツが息を引き取る寸前、その形容し難き無念の想いがあたかも黒い電光の如くオレの脳中枢を撃ったからな…!
それにしても、想像以上の散々なやられっぷりだ…。
鑼幽巴よ、お前がかねて指摘していた通り、縻幽巴の闘争に対する心得違いがかくの如き無残な結果をもたらしたというべきだろうかな…」
最悪の予感の的中に、次兄も歯噛みしつつ頷く。
「何より、コイツには甘えがあった…。
オレと兄者の庇護の下、我らが亡師に就いて重ねた過酷な鍛錬及び実戦の半分をも経ずして実際以上に自身を評価するようになり、いつしか単独でも教軍屈指の実力者であるかの如く錯覚するに至ったのだ…。
だがこれは決して奴一人が責を負うべきものではなく、非は我々にも大いに存するというべきであろう…。
ところで兄者、縻幽巴の直接の敗因だが…まずはこれを見てくれ」
死者への礼儀か、慇懃なる手付きで末弟の遺骸を俯せにした鑼幽巴は、生々しい前面部に刻まれた切創とは異なる凄惨さを示す、ほぼ全体に渡って黒焦げに焼け爛れた後面部を露わにする。
「むう…何と無残な…!
見たところ、ワーズフに授けられた何らかの兵器か、或いは奴自身に備わる呪念力によって凄まじい電撃を浴びせられたと見えるな…」
「うむ、彼奴にやられたとなれば、当然そうなのであろうが…。
潜水して接近した際、水中からこの傷を目の当たりにした時は思わず声を発しておったわ…」
「さもあろう…。
だが、よもやあのクソ虫の呪念力がここまでのものであろうとはな…!」
「やはり兄者も、下手人はあの暗殺者しかありえぬと見るか…?」
改めて息を呑む弟に、一族の長は確信に満ちた口調で続ける。
「…他に誰が考えられる?
だが疑問は、“教率者暗殺”を至上命題にしていたはずの彼奴が何故にそれを果たさずして宮殿を後にしたかということだ。
尤も私が得た情報から、心当たりは幾つかあるが、な…」
「兄者、それは?」
色めき立つ弟に、陀幽巴は冷静に告げる。
「まあ、聞け。
先程、覚醒したロゼムスと些か会話を交わしてみたのだが、彼の息子はどうやら偉大な父に対してのっぴきならぬ感情…即ち殺意すれすれのコンプレックスに苛まれていたらしい…」
「なるほど…、
確かに奴にとっては所詮他人に過ぎぬ教率者よりも遥かに切実な人生の足枷であろうからな…」
「そういう事だ。
場合によっては創造主たる最極呪念士の指示を無視してでも、実父も持て余した狂的なまでに自我を押し通そうとする性格のままに暴走した可能性はある…。
しかも積年の怨念に加え、愛欲まで加わったとあれば尚更だ…」
この陀幽巴の言は、神牙教軍きっての硬骨漢である鑼幽巴を呪文にも等しい不可解さで翻弄した。
「ふうむ、愛欲とな…?
まあ、それは愚かな教民どもが等しく身を灼く人間的欠陥なのだろうが、果たして暗殺者の想い人がベウルセンに確かに存在するというのか?」
「うむ…他の誰でもない、
その光景を目の当たりにしたという父が断言するのだから事実だろう…。
覚えておるか、開戦直前に連日連夜開かれた、教率者主催による愚かしき〈15氏族夜宴〉を?
どうやらそこで天才技術者の息子は邂逅したある絆獣聖団員に恋をしたらしいのだが…、
しかもそれはあろうことか、教聖が受躰を図らんとするリサラ=ハギムラであったというのだ!」
「!…もしそうなら…、
そして其奴が真に縻幽巴を屠り去ったほどの実力を有しているならば…これは厄介な事にならないか?」
この言に、陀幽巴は苦い表情で頷く。
「もちろん、そうなるな。
それほどの実力とリサラに対する妄念じみた感情を有しておる以上、彼奴が〘受躰の儀〙の存在を嗅ぎ付け、乱入して来る可能性は十分に考えられる…。
だが、同時にそこで網を張っていれば確実に縻幽巴の弔い合戦は実現しよう!」
「兄者、悪いがその役割はこのオレに任せてもらおう!」
拳を握っていきり立つ鑼幽巴だが、その闘志に水を差すかのように陀幽巴はあの男の名を挙げ、より困難な使命に注意を向けさせた。
「それには何の異存も無いがな…。
弟よ、一つ考えてもらいたい、
単なる一般教民に過ぎぬ一少年にかくも凄まじい戦闘力を付与しうる最極呪念士の〈神命液〉が我らに迫る身体力を有する教軍超兵に注ぎ込まれたならばどれほどの鬼神力を目覚めさせるものなのか、を!
よもやお前がこの視点を忘却するなどありえまいが、亡弟の仇はあくまで仮想・摩麾螺に過ぎぬ!
…ではお前の矜りを些か傷付けてしまうやも知れんが、何より現在は非常時。
今から〈救命綱〉を投げるゆえ、縻幽巴を担いでそれを握れ。
直ちに我が膂力によって手繰り上げるによってな…。
…さても縻幽巴め、主督空将抹殺という任務を成し得たならば直帰すればよいものを要らぬ道草を食いおって…!
大方、上空に集結しつつある幹部連が気になって眺洋塔に登り、海上に目を転じたのが運の尽きであったのか…。
尤も常日頃から“運命論者”を自任していたゆえ、奴なりにこの結末も諒としているのかも知れぬが、な…。
…おお、遮電蠕活帯がみるみる剥がれ落ち、魔王蛸が遂に全貌を現さんとしておるぞ!
我が末弟・縻幽巴よ、お前も兄達より一足早く昇った天から誉れある神牙教軍の栄光の日をしかと見届けよ!!」
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