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第2章 魔人どもの野望
回想の狂戦地ルドストン⑯
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書斎ともいうべき執務室が摩麾螺(の名を騙るワーズフ)によって放火炎上させられたため、教率者は〈対神牙教軍緊急施策演説〉の内容を〔歓楽室〕においてまとめた上で、開始時刻まで〔中央司令室〕にて陣頭指揮に当たることにした。
今回、自分が行う演説は間違いなく就任以来最重要なものであり、教界中に大混乱を惹起することは間違いない。
尤も、いわば“ティリールカ方式”というべき〈地底教界〉への移行は、ラージャーラの地に神牙教軍という“禍津神”が存在する以上、常に“最悪の切り札”として彼の脳裏に揺曳する構想ではあったのだ…。
「しかしながら、拳師よ…、
よもや現実にその手段を選択する日が来ようとは、さしもの呪念士にも予知することが叶わなんだわ…。
だが、実際に教軍が斯くの如き“新戦法”を繰り出した以上、愛すべき教民に多大なる不自由を強いようとも、この方式を採らざるを得ぬ苦しき胸の内を察して下さるかな…」
決して遠くはない司令室までの距離を、軍出身の新執務長ライネットと玉朧拳師及び剛駕崇景を伴って足取りも重く歩む教率者に、さしもの“異界の盟友”も掛ける言葉が見つからず、深刻な表情で頷くのみである…。
「今や、多数の教民のみならず軍内からも澎湃と湧き起る反意と怨嗟の叫びは決して無視し得るものではなく、今後、私の生命を脅かさんとする勢力及び個人の蠢動が尖鋭化することは容易に予想出来るところであるが…」
「……」
「この凱鱗領全体の存亡に関わる史上最悪の事態への対応には一片の妥協をも差し挟む余地はなく、たとえ我が身が砕け散ろうともこの方針を取り下げるつもりはない、との不退転の決意だけは重ねて民草に訴えるつもりじゃ…
…時にライネット?」
「はっ」
…たとえ鏡の教聖と相対しようともその鉄仮面と渾名される表情と戦闘技術には些かの変化も生じぬのではと畏怖される、未だ現役の“統衞軍最強戦士”は、威名に反せぬ深く渋い声音で応じた。
「統衞軍総司令の動きはどうなっておるか?」
自身の“異例の抜擢”が、教率者からの信頼と評価の高さのみならず、疑惑の新司令からの隔離をも目的に含んでいることを熟知している新執務長が淡々と報告する。
「…はっ、
【反動監視網部】からの送信によりますと、終日〈軍港市〉の総司令部の自室に籠もり、少なくとも十数名の殆んどが【劃領為治者】(教率者から直接任命され地方自治に当たる自前の商業勢力を擁する実力者)らとの面談に応じ、現在も続いている模様であります」
「ふふん…その大方が、“面談という名目の陳情”であろうて…。
だが、刃獣どもの脅威をかい潜って文字通り命懸けで“上都”して来たところに、欲得に生きる劃領為治者の、必死さが窺われるわ…」
「…何処の世界においても、“既得権益者”がその利権を脅かされた際の抵抗には凄まじいものがあるようですな…。
嘆かわしいことではありますが、これもまた人の限界というものなのでありましょう…」
「なるほど…、
拳師よ、どうやらあなた方の世界も遍く光に満ちておるとは言いかねるようですな…。
いずれにもせよ、教界の行く末を定めんとする意志が2つに分離しておることほど民にとっての不幸はない…。
…全く、内輪揉めなどしておる場合ではないというのに、あのケエギルめが…!」
司令室の扉が音もなく左右に開き、バジャドクは諦観したかの如き静かな笑みで玉朧拳師を見下ろしつつ円型の室内に足を踏み入れた。
6体の飛翔系絆獣の帰還後、壁に沿って張り巡らされた18面もの巨大スクリーンは、相変わらず凶鋏と魔焔によって恣に凱鱗領を蹂躙する棘蟹群団を、今や教界インフラに何らの斟酌することもなく持てる兵装を全開して討伐に当たる戦闘機隊の勇姿を映し出していたが、戦果に比例して大地の荒廃は目を覆わしむるものがあった…。
だが眦を決した教率者は、寸毫の精神の乱れをも感得させぬ粛然とした歩みで司令席に腰を下ろすと、股肱の臣という位置付けを遥かに超越した、いわば精神的な支えでもある天才技術者に、早くも覚知した疑問を糺した。
「…ロゼムス公よ、私の退室直前まで中継されていた死霊島の映像が消えておるようだが…?
またもや監視衛星に何らかの妨害工作が為されたのであるか?」
よほど画面に魅入られていたのか、軍関係者を含む他の面々が起立・黙礼したのをよそに、彼のみは着座したままであった“教界の至宝”は、ここでようやく支配者の存在に気付いて愕然とした表情を見せ、慌てて立ち上がる。
「はっ⁉
も、申し訳ありません…、
不遜にも、全く御入室に気付きませんで…。
実は、仰る通りなのであります…!
教界において、最高性能を誇るはずのメッズ専用監視衛星が通常では考えられぬ攻撃を受け、あえなく稼働不能となってしまい…」
「…通常では考えられぬ攻撃とな?
忌憚なく申してみよ、
それは一体、いかなるものであったのか?」
懸念と興味を隠せないでいるらしい教率者の反応に、ロゼムスも意を決したようであった。
「…それでは映像をお見せ致しましょう…。
畏れながら、些か衝撃的な現象が記録されておりますのでそのおつもりで…」
「…うむ、承知した」
ガートスから発射された〔爆矢誘導弾〕が、見事に”跳躍攻撃“を仕掛けた棘蟹に炸裂した瞬間に画面が切り替わり、死霊島の、“悪鬼の口元”…即ち巨大湖が映し出された。
“観察者”の存在を察知した魔王蛸が湖底に姿を消して時間が経過しているものらしく、湖面は不気味さを抱懐しつつも、表面上はあくまでも穏やかに、ただ漣に揺れているのみである…。
と、画面の右脇から、小さな黒い影が出現した…。
どうやら、黒衣をまとった人間らしい、が…。
この人影は、尋常ではない…。
何故ならば…、
直接、湖面を歩いているからだ!
「な…此奴は一体…!?」
「あるいは、もしや…?」
驚愕の叫びを挙げる教率者に、玉朧拳師も呻くように呟く。
「…当然ながら、ここで確認のため、この人物に焦点を合わせたのですが…」
その言葉が終わるより早く、画面にはその貌が大写しとなった。
いや、怪人が自ら、
“さあ、映せ”
とばかりに衛星を見上げたのだ!
「黄金の仮面を被っておる…。
これでは、何者か判別出来ぬではないか!?」
だが、当然ながら、バジャドクは、いや、司令室に居合わせた全員が覚っていた。
“仮面の男”の正体を…。
「鏡の教聖…!
まさか死霊島に上陸していたとは…、
目的は…〈凱鱗領侵攻作戦〉の陣頭指揮か…!?」
玉朧拳師の言を肯定するかのように、仮面の魔人が大きく右手を掲げた次の瞬間…。
4000レクト(3000m)上空に浮遊しているはずの監視衛星の超高解像度レンズ全体に、一瞬にして網の目の如き亀裂が走ったのだ!
そして、それに留まらず、忽ち粉々に砕け散ったと見えて画面はあえなく暗転したのであった…。
重苦しい沈黙が司令室にのしかかり、咳き一つ起こす者はいない。
嗄れた声でそれが破られたのは、1アトスも過ぎた頃だったろうか。
「…この行為から判断するに、彼奴め、どうやら我が教界に乗り込んで来るつもりだな…!
だが、果たしてこの”ラージャーラ史上最凶最悪の超魔人”を討ち果たす術があるのか…?
おお、天響神よ…
教率者として、私の身は如何様に処断して頂いても構いませぬ…が…
あなたの忠実なる下僕、
ルドストン凱鱗領の罪無き聚集のみには、何卒、聖なるお諮らいを…!!」
今回、自分が行う演説は間違いなく就任以来最重要なものであり、教界中に大混乱を惹起することは間違いない。
尤も、いわば“ティリールカ方式”というべき〈地底教界〉への移行は、ラージャーラの地に神牙教軍という“禍津神”が存在する以上、常に“最悪の切り札”として彼の脳裏に揺曳する構想ではあったのだ…。
「しかしながら、拳師よ…、
よもや現実にその手段を選択する日が来ようとは、さしもの呪念士にも予知することが叶わなんだわ…。
だが、実際に教軍が斯くの如き“新戦法”を繰り出した以上、愛すべき教民に多大なる不自由を強いようとも、この方式を採らざるを得ぬ苦しき胸の内を察して下さるかな…」
決して遠くはない司令室までの距離を、軍出身の新執務長ライネットと玉朧拳師及び剛駕崇景を伴って足取りも重く歩む教率者に、さしもの“異界の盟友”も掛ける言葉が見つからず、深刻な表情で頷くのみである…。
「今や、多数の教民のみならず軍内からも澎湃と湧き起る反意と怨嗟の叫びは決して無視し得るものではなく、今後、私の生命を脅かさんとする勢力及び個人の蠢動が尖鋭化することは容易に予想出来るところであるが…」
「……」
「この凱鱗領全体の存亡に関わる史上最悪の事態への対応には一片の妥協をも差し挟む余地はなく、たとえ我が身が砕け散ろうともこの方針を取り下げるつもりはない、との不退転の決意だけは重ねて民草に訴えるつもりじゃ…
…時にライネット?」
「はっ」
…たとえ鏡の教聖と相対しようともその鉄仮面と渾名される表情と戦闘技術には些かの変化も生じぬのではと畏怖される、未だ現役の“統衞軍最強戦士”は、威名に反せぬ深く渋い声音で応じた。
「統衞軍総司令の動きはどうなっておるか?」
自身の“異例の抜擢”が、教率者からの信頼と評価の高さのみならず、疑惑の新司令からの隔離をも目的に含んでいることを熟知している新執務長が淡々と報告する。
「…はっ、
【反動監視網部】からの送信によりますと、終日〈軍港市〉の総司令部の自室に籠もり、少なくとも十数名の殆んどが【劃領為治者】(教率者から直接任命され地方自治に当たる自前の商業勢力を擁する実力者)らとの面談に応じ、現在も続いている模様であります」
「ふふん…その大方が、“面談という名目の陳情”であろうて…。
だが、刃獣どもの脅威をかい潜って文字通り命懸けで“上都”して来たところに、欲得に生きる劃領為治者の、必死さが窺われるわ…」
「…何処の世界においても、“既得権益者”がその利権を脅かされた際の抵抗には凄まじいものがあるようですな…。
嘆かわしいことではありますが、これもまた人の限界というものなのでありましょう…」
「なるほど…、
拳師よ、どうやらあなた方の世界も遍く光に満ちておるとは言いかねるようですな…。
いずれにもせよ、教界の行く末を定めんとする意志が2つに分離しておることほど民にとっての不幸はない…。
…全く、内輪揉めなどしておる場合ではないというのに、あのケエギルめが…!」
司令室の扉が音もなく左右に開き、バジャドクは諦観したかの如き静かな笑みで玉朧拳師を見下ろしつつ円型の室内に足を踏み入れた。
6体の飛翔系絆獣の帰還後、壁に沿って張り巡らされた18面もの巨大スクリーンは、相変わらず凶鋏と魔焔によって恣に凱鱗領を蹂躙する棘蟹群団を、今や教界インフラに何らの斟酌することもなく持てる兵装を全開して討伐に当たる戦闘機隊の勇姿を映し出していたが、戦果に比例して大地の荒廃は目を覆わしむるものがあった…。
だが眦を決した教率者は、寸毫の精神の乱れをも感得させぬ粛然とした歩みで司令席に腰を下ろすと、股肱の臣という位置付けを遥かに超越した、いわば精神的な支えでもある天才技術者に、早くも覚知した疑問を糺した。
「…ロゼムス公よ、私の退室直前まで中継されていた死霊島の映像が消えておるようだが…?
またもや監視衛星に何らかの妨害工作が為されたのであるか?」
よほど画面に魅入られていたのか、軍関係者を含む他の面々が起立・黙礼したのをよそに、彼のみは着座したままであった“教界の至宝”は、ここでようやく支配者の存在に気付いて愕然とした表情を見せ、慌てて立ち上がる。
「はっ⁉
も、申し訳ありません…、
不遜にも、全く御入室に気付きませんで…。
実は、仰る通りなのであります…!
教界において、最高性能を誇るはずのメッズ専用監視衛星が通常では考えられぬ攻撃を受け、あえなく稼働不能となってしまい…」
「…通常では考えられぬ攻撃とな?
忌憚なく申してみよ、
それは一体、いかなるものであったのか?」
懸念と興味を隠せないでいるらしい教率者の反応に、ロゼムスも意を決したようであった。
「…それでは映像をお見せ致しましょう…。
畏れながら、些か衝撃的な現象が記録されておりますのでそのおつもりで…」
「…うむ、承知した」
ガートスから発射された〔爆矢誘導弾〕が、見事に”跳躍攻撃“を仕掛けた棘蟹に炸裂した瞬間に画面が切り替わり、死霊島の、“悪鬼の口元”…即ち巨大湖が映し出された。
“観察者”の存在を察知した魔王蛸が湖底に姿を消して時間が経過しているものらしく、湖面は不気味さを抱懐しつつも、表面上はあくまでも穏やかに、ただ漣に揺れているのみである…。
と、画面の右脇から、小さな黒い影が出現した…。
どうやら、黒衣をまとった人間らしい、が…。
この人影は、尋常ではない…。
何故ならば…、
直接、湖面を歩いているからだ!
「な…此奴は一体…!?」
「あるいは、もしや…?」
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「…当然ながら、ここで確認のため、この人物に焦点を合わせたのですが…」
その言葉が終わるより早く、画面にはその貌が大写しとなった。
いや、怪人が自ら、
“さあ、映せ”
とばかりに衛星を見上げたのだ!
「黄金の仮面を被っておる…。
これでは、何者か判別出来ぬではないか!?」
だが、当然ながら、バジャドクは、いや、司令室に居合わせた全員が覚っていた。
“仮面の男”の正体を…。
「鏡の教聖…!
まさか死霊島に上陸していたとは…、
目的は…〈凱鱗領侵攻作戦〉の陣頭指揮か…!?」
玉朧拳師の言を肯定するかのように、仮面の魔人が大きく右手を掲げた次の瞬間…。
4000レクト(3000m)上空に浮遊しているはずの監視衛星の超高解像度レンズ全体に、一瞬にして網の目の如き亀裂が走ったのだ!
そして、それに留まらず、忽ち粉々に砕け散ったと見えて画面はあえなく暗転したのであった…。
重苦しい沈黙が司令室にのしかかり、咳き一つ起こす者はいない。
嗄れた声でそれが破られたのは、1アトスも過ぎた頃だったろうか。
「…この行為から判断するに、彼奴め、どうやら我が教界に乗り込んで来るつもりだな…!
だが、果たしてこの”ラージャーラ史上最凶最悪の超魔人”を討ち果たす術があるのか…?
おお、天響神よ…
教率者として、私の身は如何様に処断して頂いても構いませぬ…が…
あなたの忠実なる下僕、
ルドストン凱鱗領の罪無き聚集のみには、何卒、聖なるお諮らいを…!!」
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