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第1章 異空の超戦者たち

愛華領魔闘陣⑩

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 [監査室]内は、静かなる淫獄と化していた。

 “甘やかな熱病”ともいうべき異様な空気の発生源は無論、豹変した鋼鞭鬼女ジジェアの妖しき独演ソロである。
 
 両脚が逆V字型に開かれ、上体が倒された瞬間に岩眼魔の眼球による高性能デジカメを凌駕する解像度でアップにされたジジェアの“秘部”は細かく痙攣しつつ、しとどに蜜を溢れさせており、やがてそこに鍛え抜かれつつもしなやかさを些かも失っていない白い中指が挿入された──!
 
 その時初めて映像が“音声”を発した!
 
 快感と苦痛が綯い交ぜとなった、この上なく淫ら極まる喘ぎ声を。

 青天の霹靂というも愚かな“公開自慰”をしわぶき一つ起こさず、黙然と凝視する数十人の絆獣聖団員たち……だが、ものの2分も経たぬうちに、更に奇怪なる現象が惹起された。
 
 あたかも遠吠えに呼応する群狼のごとく、ジジェアへの“共鳴者”が出現したのだ!
 
 それは、“観客席”のほぼ中央部から、耐えに耐えた末についに漏らされた啜り泣きのごとく始まった。
 
 そして僅か数十秒後には、その“淫気”は燎原の火のごとく室内を覆い尽くしたのである…!
 
 このやむにやまれぬうずきにおののいているのが己のみではない、と悟った聖団員たちはもはやためらうことなく指先を股間に、或いは胸元へと滑り込ませ、強烈な性的緊張を解消すべく自己への慰撫を開始した。
 
 この反応に意を強くしたか、“元凶”たる鋼鞭鬼女は更なる動作に移った──獣のごとく四つん這いになり、奔流のように魔蜜を噴出させる秘裂を画面に向け(“撮影者”も心得たものですかさず最大限のズームアップで応じる)、あろうことかこれまで我が身の守護神としてきた鋼鞭の柄をずぶりと突き立てたのだ!
 
 この自己冒涜とも言える所業が更なる愉悦を掻き立てたか、ジジェアは咆哮と聴き紛うエクスタシーの絶叫を轟かせた。
 
「ジジェア……そこまで堕ちたか…!」

 だが、仇敵メデューサの血を吐くような悲嘆を嘲笑うかのように尻を振りたくる神牙教軍の“淫乱人形”は石床にこすりつける膝から出血するのも構わず数十回の高速前後運動をこなした後、駄目押しとばかりに仰向けとなるや、“正常位”でのプレイを開始、瞬時に海老反りとなって観客への更なる挑発を試みる。
 
 ──体勢の自由さから、今度は屹立する乳首への攻撃が加わった。
 
 もちろん“魔界カメラマン”は角度アングルを変え、歪つな“人の字”となった彼女の全身を舐めるように上方から活写するのであった。

「──ちきしょう、たまんねえぜ…!」

 浅ましく目を血走らせ、脂汗でギラつく紅潮した顔面を歪めながら呻く雷堂 玄の忍耐力は限界に達しつつあった。
 
 今すぐ画面の中に飛び込み、野獣となってこの異界の狂女を抱きたい。そして共に痴れまくり、そこにあるはずの究極の快感に打ち震えたい。
 
 だが、それが不可能であるならば…[監査室]内にいる女なら、誰でも……いや、ダメだ。彼女●●以外では話にならない。
 
 ──那崎弓葉でなければ!

 彼女がこの空間に身を置いているのであれば他の操獣師と同じ魔境に陥っているはずであり、自分が差し延べる手は“救済”以外の何物でもないはずだ…とかつてない己が分身●●の苛烈な痛みを伴う張り裂けんばかりの“怒張”に恐怖しつつ、悪童錬装者はマグマの如き欲望の正当化を試みる。

 しかし時系列に従えば彼女はとある操獣師(どこのどいつだそのバカは⁉)の見舞い中であるはずであり、“未来の夫”と享楽を共にすることはまず叶わぬであろう…。
 
 絶望的な状況下、同苦●●に苛まれる存在はすぐ隣りに居たが、そんなもの何の慰めにもなるものか。

『オマエだってそうだろ?何しろあのエロオヤジのせがれなんだからよ……実際、普段の取り澄ました表情メッキが剥がれちまってる証拠に息がめっちゃ荒いぜ、雪英ちゃんよ…』

 横目で観察するまでもなく、あれほどまでに父親の無軌道な所業を嫌悪していたはずの盟友の顔色が朱に染まり、それでも画面から目を逸らすことが叶わずに
苦しげな呼吸を繰り返している様は、間違いなく彼が自分と同レベルの凄まじいまでの葛藤に苛まれている明白なあかしであった。
 
 では、自分たちより“上位者”であるはずの玉朧拳師やスペンサーはいかなる状態にあるのか?
 
 玄の想いがそこに至った瞬間、かつて聴いたことがない最強錬装者の怒声が[監査室]内に轟いた。

「ゲイリー、岩眼魔ヤツに止めを刺せ!【髄魄】を潰すんだ!!」

 だが、[CBK]同志の通信手段に何らかの障害が生じたか、或いは別室は違う混乱状態にあるのかジジェアの狂態は映し続けられる。

「ガッデム!!」

 かくなる上は自らの手でこの地獄絵図に終止符を打つべく[監査室]を飛び出した[CBK]総帥に、反射的に続かんとする玄と雪英であったが…。

「行くなッ!!」

 腰を上げた瞬間に裂帛の気合を込めた師の制止を受けたことで同時に脳を霞ませていた淫気の暗雲をも吹き払われたか、悪夢から覚めたかのごとき心境で互いの顔を見合わせる。
 
「──出過ぎた真似をするな。

 ここは[CBK]に、スペンサーに全てを任せるのだ…!」

 魂の奥底まで瞥見するかのような視線に貫かれ、坂巻雪英はただこの精神の煉獄から逃れるためだけに行動を起こそうとしたことを痛感させられるのであった…。

 僅か数秒で錬装し、深紅の錬装磁甲を輝かせながら別室へ飛び込んだスペンサーは想定外の光景に呆然と立ち竦んだ。
 
 体表の90%以上を炭化させ、ブスブスと黒煙を燻らせる醜悪なる怪物を前にして、絶大な信頼を措く副官ガルシアは[CBK]随一の巨体を利して期待の若手ジャレットに馬乗りとなり、No.3の頭脳派スタッドはあろうことか親友であるはずのダールトンと世界タイトルマッチもかくやと思わせる凄まじい殴り合いを展開しているではないか!

「──これは一体、どうしたことだ⁉」

 さしもの最強錬装者も自らの魂と言える[CBK]の崩壊現象に動揺を覚えぬ訳にはいかなかったが、全ては教軍超兵の忌まわしき幻術によるものと断定し、どす黒い塊と成り果てた瀕死の化け物の体内に根を張る【髄魄】を破壊すべく駆け寄る。
 
「たかが岩眼魔一匹にここまで聖団が引っ掻き回されるとはな…ここまでの幻妖術の使い手であることに無知だった事実も含めて全く誤算だった。だが、貴様の無体もここまでだ、狂女の幻影と共にこの世界ラージャーラから消え失せるがいい!!」

 振りかぶった貫手が鳩尾らしき部分(教軍超兵の【髄魄】は基本的にここに脈動しているとされる)にメリ込もうとしたまさにその時、深紅の騎士の右腕はあろうことか禍々しいまでの乱打戦を展開していたスタッドとダールトンによって押さえつけられていた!
 
 総帥スペンサーへの絶対的な心服を金科玉条としていた二人の唐突極まる造反に更なる衝撃を受けつつも、事ここに至っては邪悪なる妨害者として全力で薙ぎ払わざるをえない。

「許せパトレック、ジェレミー!」

 スペンサーの右足裏が神速でスタッドらの右足首に蹴り込まれ、バランスを崩した反逆者2名の両手は振り払う力に負けて宙を泳ぐ。
 
 だがグリップを外されたと認識するより早く、自由となったスペンサーの右拳に顔面を直撃され、彼らの意識はケシ飛んでいた!
 
 摩訶不思議な現象であるが錬装磁甲同士が激突する時、錬装者が受けるダメージは肉体と肉体のぶつかり合いに酷似しており、勝敗はほぼ例外なく非錬装時の格闘戦の優劣に等しい結果がもたらされる……従って、例え四人が束になってかかろうとも、その気●●●となった総帥を制圧することは不可能であり、無論手加減されているとはいえ全錬装者中、断トツのパンチ力を誇るレイモンド=スペンサーの右ストレートを食らえば紙人形の如く吹き飛ぶのも必定であった。
 
「……」

 スタッドらより総帥の“乱入”に気付くのが遅れ、マウントポジションを取ったままのガルシアは組み敷いたジャレットの喉笛を掴んだまま呆然と深紅の鋼人を見上げる。
 
 だがそれには一瞥もくれず、細い煙を上げながら燻り続ける醜悪な物体に向き直ったスペンサーは冷静に事態の把握に努める。

 あの女殺し屋の変貌から類推すれば、岩眼魔の呪力の源があのおぞましい眼球群にあることは明白であり、【エグメドの審火】に焼き焦がされた怪物の目玉が全て蒸発し、残された眼窩が醜い空洞と成り果てている事実からガルシアらが被術したのが審問開始以前であるのは間違いない……ここでスペンサーを襲ったのが、想像するだに恐ろしい、ある可能性であった。

『それにしても、何という凄まじい催眠力だ…ほぼ等身大の教軍超兵ですらこれだけの現象を発生させられるということは、巨大な刃獣どもにこの能力が付与されたならば一つの教界が丸ごと神牙教軍やつらの意のままにされることもありうるのではないか…!?』

 未来への危惧は別として、とりあえずは現在の危機的状況を解消せねばならぬ…別室で展開されている淫乱地獄はもとより、卓越した錬装者であるはずの[CBK]精鋭達の信じられぬ狂態を見るにつけても岩眼魔が絶命したとは考えにくく、少なくとも本体といえる【髄魄】は健在なのであろう……ならばとスペンサーはためらうことなく急所と目星を付けた個所に渾身の左貫手を突き込み、【髄魄】を求めて入念にまさぐるのであったが…。
 
「在った。これだ…!」

 ──時間は前後するが錬装した[CBK]総帥が別室に飛び込んだまさにその時、ジジェアの狂乱は最高潮に達していた。
 
 絶頂間近のしるし●●●か、いつしか“代用品”としての鞭は捨てられ、局部への激しい爪弾つまびきは再び右手中指が担当している。
 
 今や彼女は[監査室]内を覆い尽くす一大法悦エクスタシー交響曲シンフォニーの指揮者といえた。
 
 ジジェアのたかぶりに歩調を合わせるように操獣師たちのボルテージも高まってゆく。
 
 もはや、誰もが慎みを忘れ果て、本能剥き出しの雌獣と化している。
 
 秘めやかな喘ぎだった快感の表出は、今や原始の荒野に轟いたやもしれぬ咆哮へと激化していた。
 
 そして唐突に崩壊カタストロフが訪れ、かつて鋼鞭鬼女だった何者かは全身を貫く“究極の化楽けらく”に伴う凄まじい痙攣に見舞われる。

「──おお、偉大なる天響神エグメドよ、そして父なる鏡の教聖よ……今まさにこの瞬間、あなたは私に絶対の救済をもたらされたっ!!」

 呪われし狂女から放たれた極限的禁忌の絶叫は、辛うじて理性を保持している少数者である夏月、玉朧拳師らにとって寧ろ冷静さを取り戻す契機となったが、彼らは哀れにもすぐに己が耳を疑う信じられぬ事態に見舞われた──あろうことか、扇動者ジジェアに追随していた操獣師たちのほぼ全員が同じ言辞を“唱和”したのだ!

「何ということを!この罰当たりどもがっ!!」

 荒々しく立ち上がった伝説の殺戮姫が衆愚どもを口を極めて罵る様を嘲笑うかのように、もはや敵軍の精妙なる暗黒の妖術が生み出した虚像である事実を忘却させるほどに毒々しいまでの存在感を発散する魔物は、限界までのけ反ったまま天空に掲げた暗赤色の肉襞の奥底から噴出した淫液の奔流をゆうに3レクトの高みにまで到達させてのけたのであった…。
 
「スペンサーは何をやっているのさ!得意気に【エグメドの審火】なんか持ち出した挙げ句がこのザマかっ!

 大体、教軍超兵にこんな危険極まる試作品を使ったのが間違いだったのさ!!この失態の責任は絶対に取らせてやるからねッ!

 ──メデューサ!あんな野郎を待ってられるかい、今すぐアンタの【蛇煌波】でこの隔壁スクリーンを叩き割っておしまい!!」

 だが、絶対服従すべき総指揮者の命令にもかかわらず、ジェニファー=クリストファーは彫像のごとく微動だにしない…。
 
 そして徐ろに、寧ろ気怠げに放たれた返答は驚くべきものであった。

「総指揮者…我々はどうやら敵の軍門に降っちまったようですよ…」

「な…!?」

 呆然と見下ろす夏月の視線を受けることもせず、最強操獣師は淡々と続ける。

「最初は怒りに目が眩んでいたこのあたしにしてからが、途中からジジェアアイツに欲情し、今じゃ恥ずかしいことにびしょびしょに漏らしちまってるんです…他の連中が耐えられるはずないですよ…。

 もうこの一撃で絆獣聖団、早くも詰んじまったんじゃないですかね…少なくとも、第一ラウンドは完敗ですよ…」

 かつて闘神の化身とも畏怖された格闘魔女の信じられぬ発言に、文字通り怒髪天を衝いた竹澤夏月の懐から凶々しい光が迸った。

「このバカタレがっ!目を覚まさんかッ!!」

 引き抜かれたのが先程自分の喉笛に突き付けられた軍用ナイフであることを虚脱状態のメデューサが認識するより迅く、渾身の力を込められたハンドルの底の一撃が無防備なチンを撃ち抜き、半生を通じて失神なるものを経験したことのない無敵の蛇女はあっけなく前のめりに崩れ落ちたのであった…。

 潜り込ませた左手で慎重に瀕死の怪物の体内をまさぐっていたレイモンド=スペンサーは錬装磁甲内で会心の笑みを浮かべた。

「──遂に掴んだぞ…やはり“宿主”がここまで衰弱したなら反撃力も喪失しているとみえる…このまま一気に…!」

「させるかァ!」

 [監査室]内に限定されているとはいえ、事実上絆獣聖団を崩壊させた大妖術を持続させている教軍超兵の【髄魄】の危機を阻止せんと“かつての上司”に襲いかかるガルシアとジャレットだが、無造作に放たれた黄金の右腕による“ノールック・バックハンドブロー”によってあっさりと吹っ飛ばされ、他の同僚2名と同様に動かなくなる。
 
「──ここまでの“惨劇”を演出し得た魔性の器官……見てみたい気もするが属性的●●●に危険すぎるというものだろう、従って…!」

 一切逡巡することなく、スペンサーは左掌に包み込んだ微かに脈動する球状物質を渾身の力を込めて握り潰した……そして、【髄魄】破壊の影響は迅速且つ徹底的であった。
 
「くぬはぁっッ⁉」

 “勝利”の余韻に浸るかのように大きく開脚したまま横たわり、満ち足りた表情を浮かべていたジジェアの肉体が突如として再びのけ反った──だが今回のそれが快感ではなく苦痛によってもたらされたことは、醜く引き攣った表情によって明白である。

「ぎげあぎゃあッ!!」

 白目を剥き、唇の端から泡を吹きながら頭を抱えて石床を転げ回る淫魔の化身──桁外れの肉欲によって呪われた昇天を果たしたものの、早くも地獄の業火に灼かれるその姿が聖団員たちに如何なる感慨をもたらしたか…不明なままにそのヴィジョンは急速に輪郭と色彩を失い始める……消滅も時間の問題であろう。

「スペンサーのウスノロめ…時間かかり過ぎだっての…」

 ひとまずの危機を脱したものの、決戦を前に深刻な精神的ダメージを負った操獣師たちのケアに目まぐるしく思考を巡らせ始めたティリールカ防衛ミッション総指揮者・竹澤夏月はある奇妙な事実に気付いた瞬間、恐怖に全身の毛が総毛立った。
 
 岩眼魔の【髄魄】がスペンサーによって潰され、狂乱の元凶が消え去ったにもかかわらず、“舞台装置”である石室が健在ではないか⁉

「何故だ、どうして映像が消えないんだよ⁉」

 “──余の意思を愚集どもに伝達し、最後の選択を促すためである…遊戯はここまでであると、な…!”

「な?…あ、あんた…一体…誰…なんだ…?」

 いかなる念話よりも鮮やかに、脳内の言語中枢を直接震わせる中性的な美声……短いながらも傲然たる内容といい、凡庸なる存在によって発せられたものであるはずもなく、何よりもこのシチュエーションで出現したということは…。

「まさか、貴様は…!?」

 夏月と共に室内で唯一、正気を保つ玉朧拳師が、その名を“本人”に投げ付ける役目を担った。

「──鏡の教聖、だな…!!」

 返事はないが、その沈黙が何よりも正否を物語っている。

「何て悪趣味な登場リングインの仕方なんだか……意思を伝達するだと?!悪魔が偉そうに何を吐かすか!!卑怯者がっ、さっさと姿を現さんかいッ!!」

 殺戮姫の絶叫は、果たして“声”に届いたか?暫しの沈黙の後、奇怪な返答がもたらされた。

 “汝らの感覚器官では、余の実体を把握することは叶いはせぬ──だが像が欲しいのならば、場にふさわしい形態を採るとしよう…”
 
 謎めいた言葉の後、夏月と玉朧、そして著しく意識レベルを低下させた聴衆達の網膜にまず出現したのは人間一人をすっぽり包含しうるであろう楕円形の淡い白光であった。
 
 些かの遅滞もなく光の中にある人影が発生し、それは見る間に鮮やかな像を結びはじめる。
 
 ──果たして、絆獣聖団の全存在を賭して打倒すべき究極の敵はいかなる姿形を採って現れようというのか…?
 
 解答は、想像を絶して悪魔的なものであった。

 先程、堕地獄の淫魔劇が演じられていた空間に卒然と佇んでいたのは…。

「──カ、カレン聖団長…⁉」

 竹澤夏月の呆然たる呟きに続き、玉朧拳師が嘆息と共に呻く。

「そ、それも全盛期の姿で…!」

 ──ダークブラウンのボブカットが印象的な、琥珀色の瞳で婉然と微笑む美しき白人女性…およそ半年前に地上世界における不慮の事故によって61歳の若さで身罷った、絆獣聖団二代目聖団長にして最強聖団員の一人である“メデューサ”ことジェニファーの養母であるカレン=クリストファーがそこに在った。
 


 

 
 

 

 

 



 




 
 


 
 
 
 



 

 

 




 
 
 
 

 



 

 
 


 


 

 

 
 
 
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