33 / 60
第三章 血染めの【覇闘札】
覇闘札泥棒、逃亡成功!?
しおりを挟む
「このアンゴウ(愚か者)がッ!
そんなヒマがあると思うとるんかボケェッッ!!」
豹柄短パンの尻ポケットに焦りまくって手を突っ込んだ恒典だが、朝の熱気に早くもじっとりと汗ばんだ布地に貼り付いたスマホは容易に取り出せない…。
「どアホがッ!ザマァねえなッ!!
一足先に地獄に墜っこった絆獣どもが待ちかねとるけえさっさと逝ったれやッ!!
さあ覚悟はできたかいやッ、人をさんざんコケにしくさったこのクソ外道がッッ!!」
されど錬装磁甲の意匠とは裏腹に、ボクシングの元日本ランカー時代に磨き抜いた必殺の右ストレートによって一撃のもとに死なせてやる仏心などさらさら持ち合わせぬ恨み骨髄の復讐者は、まずは顔面のパーツを一つずつ毟り取ってやるべく毒々しい赤いアロハの襟元に手を伸ばしたが、次の瞬間その背後に緑の魔猿が飛来した!
「ムギャギャガギャギャアアッ!!」
鋼の広目天の頭部に両脚を巻き付け、自慢の血霧爪をそのオレンジ色の機眼に突き立ててかき回すハンゾウ…しかし残念ながらそこに傷一つ刻み込むことは出来なかった。
「この恩知らずのクソ猿がッ!
三年前、生まれたてのテメエがワイにどんだけ世話になったかもう忘れやがったんかッ!?
まあペットは飼い主に似るっちゅうからのう、このオヤジにクリソツんなるのも無理ねえわなあ!
じゃが、これで手加減抜きに血祭りに上げられるっちゅうもんじゃッ!!」
しかしその間、怨敵に息子たちへのSOSを送らせぬため、牧浦信樹はまず中国支部首督を軽く突き飛ばしておくことを忘れなかった。
かくて木偶人形のごとく吹っ飛んだ168センチ77キロのメタボ中年は子供用座布団ほどの面積である5枚の監視スクリーンの一つに激突してこれ見よがしに前頭部にズリ上げていたトレードマークのスクエアサングラスをすっ飛ばされ、その弾みで侵入者がOFFにしてあった画面が唐突に点灯したのだが、痛みに呻く彼がそれを振り返る前に衝撃的な光景がその網膜を直撃した!
──あとどれだけの時間生きられるか定かではないが、冬河恒典は最愛の存在が発した断末魔の悲鳴を終生忘れることはないであろう…。
素早く手を伸ばして小さな刺客を捕獲した闇堕ち錬装者は、もがくハンゾウの胴体を左手で、折れ欠けるのも構わず鋼の腕に必死に牙を立てる頭部を右手で掴むや、しゃがみ込んで腰をさすりつつ呆然と見上げる飼い主の目に焼き付けるかのようにゆっくりと頸部を捩じりはじめ…骨を砕き、靭帯を千切ってから思い切り両腕を左右に開いたのである!
「ハッ、ハッ、ハッ…ハンジョオオオオオッッ!!!」
かくて身の毛もよだつ怪音と共に頭部と胴体を離断された小型絆獣の傷口からは墨汁に青汁をブレンドしたかのごとき黝い血潮が噴き出してリノリウムの床をべっとりと汚したが、その恐るべき生命力は直ちには消え果てず、屠殺者の手に握られたハンゾウの頭と胴は十数秒間にわたって凄まじい痙攣を続けた…特に両腕に至っては血霧爪を翳してぐるぐると何回も振り回されたほどである!
「──これでクソ猿軍団全滅じゃ…!」
不敵に呟き、ようやく全停止した獲物を放り捨てた牧浦は、号泣しつつ我が子の亡骸に這い寄ろうとする冬河恒典の後頭部をほくそ笑みながら右足裏で押さえ付ける。
「ま、最初にこのクライマックスに遭遇しちまやあ、後は見るまでもねえわなあ…」
ちらりと一瞥した5枚の画面には、それぞれ4匹ずつ収容されたハンゾウの兄弟たちの惨殺体が無情に映し出されていた…。
「ンじゃあ、時間もねえしそろそろ本命に取りかかるか…!」
頭上に受けている途轍もない圧力によって、悲嘆よりも憎悪よりも、まず絶体絶命に追い詰められた我が身に対する危機感と反逆者への恐怖に脳を占拠され、生涯最大の錯乱状態にある中国支部首督は、前夜のビールの飲み過ぎもあってか失禁と同時に下痢便を勢いよく噴出させていた。
だが、“完全屈服の証”ともいえるこの粗相に気付いた侵入者は、何故か凄まじいばかりの怒声を轟かせた!
「こっ、この糞野郎がああッ!!
よ、よりにもよって服を汚しくさってからにッッ!!
そ…それを穿かにゃあならんワイの身にもならんかいやあッッ!?
も、もうカンベンならんッ!
時間の範囲内でとことん苦しめて嬲り殺しちゃるつもりじゃったが、その臭っせえ糞短パンを洗わにゃおえんけえこのまま踏み潰したるわッ!
尤もオメエみてえな虫ケラにゃあこれもふさわしい処刑法っちゅうもんじゃッッ!!!」
かくて70センチほど右足を上げた錬装者は一旦深く息を吸い込むと、この一撃によってこの4年間…いや.いかなる運命の手違いか、不運にもこの男と遭遇してしまった日から密かに胸に誓っていた復讐がついに成就することを聖団の〈主宰神〉たる天響神へ満腔の感謝を捧げつつ、あたかも救い難き仏敵を調伏するかのごとく微塵の逡巡もなしに思いっ切り踏み下ろしたのであった!
──それからおよそ20分後。
広場の中央に停めた愛車に、知らぬ間に歩み寄っていた首督の姿を、開け放たれた窓越しに食後の那崎恭作が目撃した。
「あれ?…冬河のオヤジさん何を担いでんだろ?」
これを受けて他の面々が一斉に窓外に目を向けた時は、およそ50メートルほど離れた恒典は既に運転席のドアを閉めていた。
「ただ車を端に寄せるだけだろうが?
それなのに何を担ぐ必要があるってんだ?」
神田口女史への強烈な未練と、“起死回生の復縁の手段”を思い巡らせていた〈備前の覇王〉が神聖な黙想を破られた腹いせか、苛立たし気に決めつける。
「でも、チラッと見えたんですよ…。
結構重たそうに頭陀袋のようなものを担いでたのが…」
「頭陀袋だって?…一体何だろうな?
考えられるのは…〈研究所〉で絆獣が死にでもしたのかな?」
怪訝そうな星愁に、にわかに生気を帯びた黎輔が喜々として?合いの手を入れる。
「もしそれがハンゾウなら万々歳なんですけどね…!」
思わず苦笑する兄貴分だが、その時テーブル上の彼のスマホが不穏な朝にふさわしいブラックメタルを奏でた。
「はい…ええ…はぁ?
──聖団差し回しの【救護班】が車両故障で立ち往生ッ!?
そうですか…元来遅刻魔の彼らのことですから気にも留めてなかったんですがそれは困りましたね…!
うーん、すぐに修理できるようならいいんですが…私もバイク乗ってるせいかメカには一通りの知識はあるつもりですけど…ご一緒しましょうか?
…はあ、そうですか…一応の修理道具は車に積んであるからOKと…それではよろしくお願いします…。
あっ、それから研究所で何かありましたかね?…いや、さっきちらっとお荷物を担いでたのが見えたもので…。
…ああ、やはり絆獣が?…えっ、しかもいっぺんに3体も!?
なるほど、それで救護班の要請でそれを届けると…本部に持ち帰って原因を究明するために…。
──いや、全くですよ!支部に注文を出す前にまず自分たちがしっかりしてもらいたいですねえ…。
よりによって車の故障で目的地に辿り着けないなんて、前代未聞の不祥事じゃないですか!?
ああ、はい。それでは…くれぐれも安全運転で…。
──あっ、もし運悪く長引くようなら〈開始時刻〉に間に合わん可能性もあるじゃないですか?ですから一応、【覇闘札】はこちらで貰っておいたほうが…あっ、出発しちまった…!
(電話を切りつつ)
──全くフザケた話だぜ…尤も嫌がらせの一環としてウチに回してるのが3台ある中でワーストのボロ車であることは承知してたが、よもや立ち往生とはな…これが演技でねえとしたら、現体制のお粗末さも極まれりといったところだぜ…。
──それにツネさんも、首督のプライドか何かは知らんが最重要アイテムの覇闘札を持って行かんでもなあ…もし開始に間に合わなかったらどうするんだよ…!?
それとこっちの気のせいかあるいは彼の興奮のためか、あのダミ声が若干若返っているような…?」
そんなヒマがあると思うとるんかボケェッッ!!」
豹柄短パンの尻ポケットに焦りまくって手を突っ込んだ恒典だが、朝の熱気に早くもじっとりと汗ばんだ布地に貼り付いたスマホは容易に取り出せない…。
「どアホがッ!ザマァねえなッ!!
一足先に地獄に墜っこった絆獣どもが待ちかねとるけえさっさと逝ったれやッ!!
さあ覚悟はできたかいやッ、人をさんざんコケにしくさったこのクソ外道がッッ!!」
されど錬装磁甲の意匠とは裏腹に、ボクシングの元日本ランカー時代に磨き抜いた必殺の右ストレートによって一撃のもとに死なせてやる仏心などさらさら持ち合わせぬ恨み骨髄の復讐者は、まずは顔面のパーツを一つずつ毟り取ってやるべく毒々しい赤いアロハの襟元に手を伸ばしたが、次の瞬間その背後に緑の魔猿が飛来した!
「ムギャギャガギャギャアアッ!!」
鋼の広目天の頭部に両脚を巻き付け、自慢の血霧爪をそのオレンジ色の機眼に突き立ててかき回すハンゾウ…しかし残念ながらそこに傷一つ刻み込むことは出来なかった。
「この恩知らずのクソ猿がッ!
三年前、生まれたてのテメエがワイにどんだけ世話になったかもう忘れやがったんかッ!?
まあペットは飼い主に似るっちゅうからのう、このオヤジにクリソツんなるのも無理ねえわなあ!
じゃが、これで手加減抜きに血祭りに上げられるっちゅうもんじゃッ!!」
しかしその間、怨敵に息子たちへのSOSを送らせぬため、牧浦信樹はまず中国支部首督を軽く突き飛ばしておくことを忘れなかった。
かくて木偶人形のごとく吹っ飛んだ168センチ77キロのメタボ中年は子供用座布団ほどの面積である5枚の監視スクリーンの一つに激突してこれ見よがしに前頭部にズリ上げていたトレードマークのスクエアサングラスをすっ飛ばされ、その弾みで侵入者がOFFにしてあった画面が唐突に点灯したのだが、痛みに呻く彼がそれを振り返る前に衝撃的な光景がその網膜を直撃した!
──あとどれだけの時間生きられるか定かではないが、冬河恒典は最愛の存在が発した断末魔の悲鳴を終生忘れることはないであろう…。
素早く手を伸ばして小さな刺客を捕獲した闇堕ち錬装者は、もがくハンゾウの胴体を左手で、折れ欠けるのも構わず鋼の腕に必死に牙を立てる頭部を右手で掴むや、しゃがみ込んで腰をさすりつつ呆然と見上げる飼い主の目に焼き付けるかのようにゆっくりと頸部を捩じりはじめ…骨を砕き、靭帯を千切ってから思い切り両腕を左右に開いたのである!
「ハッ、ハッ、ハッ…ハンジョオオオオオッッ!!!」
かくて身の毛もよだつ怪音と共に頭部と胴体を離断された小型絆獣の傷口からは墨汁に青汁をブレンドしたかのごとき黝い血潮が噴き出してリノリウムの床をべっとりと汚したが、その恐るべき生命力は直ちには消え果てず、屠殺者の手に握られたハンゾウの頭と胴は十数秒間にわたって凄まじい痙攣を続けた…特に両腕に至っては血霧爪を翳してぐるぐると何回も振り回されたほどである!
「──これでクソ猿軍団全滅じゃ…!」
不敵に呟き、ようやく全停止した獲物を放り捨てた牧浦は、号泣しつつ我が子の亡骸に這い寄ろうとする冬河恒典の後頭部をほくそ笑みながら右足裏で押さえ付ける。
「ま、最初にこのクライマックスに遭遇しちまやあ、後は見るまでもねえわなあ…」
ちらりと一瞥した5枚の画面には、それぞれ4匹ずつ収容されたハンゾウの兄弟たちの惨殺体が無情に映し出されていた…。
「ンじゃあ、時間もねえしそろそろ本命に取りかかるか…!」
頭上に受けている途轍もない圧力によって、悲嘆よりも憎悪よりも、まず絶体絶命に追い詰められた我が身に対する危機感と反逆者への恐怖に脳を占拠され、生涯最大の錯乱状態にある中国支部首督は、前夜のビールの飲み過ぎもあってか失禁と同時に下痢便を勢いよく噴出させていた。
だが、“完全屈服の証”ともいえるこの粗相に気付いた侵入者は、何故か凄まじいばかりの怒声を轟かせた!
「こっ、この糞野郎がああッ!!
よ、よりにもよって服を汚しくさってからにッッ!!
そ…それを穿かにゃあならんワイの身にもならんかいやあッッ!?
も、もうカンベンならんッ!
時間の範囲内でとことん苦しめて嬲り殺しちゃるつもりじゃったが、その臭っせえ糞短パンを洗わにゃおえんけえこのまま踏み潰したるわッ!
尤もオメエみてえな虫ケラにゃあこれもふさわしい処刑法っちゅうもんじゃッッ!!!」
かくて70センチほど右足を上げた錬装者は一旦深く息を吸い込むと、この一撃によってこの4年間…いや.いかなる運命の手違いか、不運にもこの男と遭遇してしまった日から密かに胸に誓っていた復讐がついに成就することを聖団の〈主宰神〉たる天響神へ満腔の感謝を捧げつつ、あたかも救い難き仏敵を調伏するかのごとく微塵の逡巡もなしに思いっ切り踏み下ろしたのであった!
──それからおよそ20分後。
広場の中央に停めた愛車に、知らぬ間に歩み寄っていた首督の姿を、開け放たれた窓越しに食後の那崎恭作が目撃した。
「あれ?…冬河のオヤジさん何を担いでんだろ?」
これを受けて他の面々が一斉に窓外に目を向けた時は、およそ50メートルほど離れた恒典は既に運転席のドアを閉めていた。
「ただ車を端に寄せるだけだろうが?
それなのに何を担ぐ必要があるってんだ?」
神田口女史への強烈な未練と、“起死回生の復縁の手段”を思い巡らせていた〈備前の覇王〉が神聖な黙想を破られた腹いせか、苛立たし気に決めつける。
「でも、チラッと見えたんですよ…。
結構重たそうに頭陀袋のようなものを担いでたのが…」
「頭陀袋だって?…一体何だろうな?
考えられるのは…〈研究所〉で絆獣が死にでもしたのかな?」
怪訝そうな星愁に、にわかに生気を帯びた黎輔が喜々として?合いの手を入れる。
「もしそれがハンゾウなら万々歳なんですけどね…!」
思わず苦笑する兄貴分だが、その時テーブル上の彼のスマホが不穏な朝にふさわしいブラックメタルを奏でた。
「はい…ええ…はぁ?
──聖団差し回しの【救護班】が車両故障で立ち往生ッ!?
そうですか…元来遅刻魔の彼らのことですから気にも留めてなかったんですがそれは困りましたね…!
うーん、すぐに修理できるようならいいんですが…私もバイク乗ってるせいかメカには一通りの知識はあるつもりですけど…ご一緒しましょうか?
…はあ、そうですか…一応の修理道具は車に積んであるからOKと…それではよろしくお願いします…。
あっ、それから研究所で何かありましたかね?…いや、さっきちらっとお荷物を担いでたのが見えたもので…。
…ああ、やはり絆獣が?…えっ、しかもいっぺんに3体も!?
なるほど、それで救護班の要請でそれを届けると…本部に持ち帰って原因を究明するために…。
──いや、全くですよ!支部に注文を出す前にまず自分たちがしっかりしてもらいたいですねえ…。
よりによって車の故障で目的地に辿り着けないなんて、前代未聞の不祥事じゃないですか!?
ああ、はい。それでは…くれぐれも安全運転で…。
──あっ、もし運悪く長引くようなら〈開始時刻〉に間に合わん可能性もあるじゃないですか?ですから一応、【覇闘札】はこちらで貰っておいたほうが…あっ、出発しちまった…!
(電話を切りつつ)
──全くフザケた話だぜ…尤も嫌がらせの一環としてウチに回してるのが3台ある中でワーストのボロ車であることは承知してたが、よもや立ち往生とはな…これが演技でねえとしたら、現体制のお粗末さも極まれりといったところだぜ…。
──それにツネさんも、首督のプライドか何かは知らんが最重要アイテムの覇闘札を持って行かんでもなあ…もし開始に間に合わなかったらどうするんだよ…!?
それとこっちの気のせいかあるいは彼の興奮のためか、あのダミ声が若干若返っているような…?」
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説

クラス転移したところで
緑窓六角祭
ファンタジー
普通の男子高校生である篠崎陽平はどうやらクラスごと異世界に転移したらしいのだが、よくわからないので、友人の栗木と佐原と3人で手探りで地味にやってくことにした。
※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません
※カクヨム・アルファポリス重複投稿
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

Another World〜自衛隊 まだ見ぬ世界へ〜
華厳 秋
ファンタジー
───2025年1月1日
この日、日本国は大きな歴史の転換点を迎えた。
札幌、渋谷、博多の3箇所に突如として『異界への門』──アナザーゲート──が出現した。
渋谷に現れた『門』から、異界の軍勢が押し寄せ、無抵抗の民間人を虐殺。緊急出動した自衛隊が到着した頃には、敵軍の姿はもうなく、スクランブル交差点は無惨に殺された民間人の亡骸と血で赤く染まっていた。
この緊急事態に、日本政府は『門』内部を調査するべく自衛隊を『異界』──アナザーワールド──へと派遣する事となった。
一方地球では、日本の急激な軍備拡大や『異界』内部の資源を巡って、極東での緊張感は日に日に増して行く。
そして、自衛隊は国や国民の安全のため『門』内外問わず奮闘するのであった。
この作品は、小説家になろう様カクヨム様にも投稿しています。
この作品はフィクションです。
実在する国、団体、人物とは関係ありません。ご注意ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる