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第一章 妖術鬼の愛娘
【覇闘】の掟⑦
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「…うれしい…!
威紅也さまが私のことを…そこまで大切に想って下さっているなんて…!
ますますこれで…一時的な現象とはいえ、生命の焔が弱まってしまったあなたを絆獣聖団の如き悪辣にして下賤な匪賊の前に立たせる訳にはいかなくなりましたわ…!!」
ここで一旦、恋人の性器を手放した妖術鬼の愛娘は、膝元のシーツ上に置いてあった小さな黒い壺を取り上げ、呟いた。
「…あなたと私の悦びと未来を守るためには、やはり父に授けられたこの【紫皇乃甘露】の力を借りなくては…!」
左手に壺を握りしめ、黒い寝台に縛められた光城威紅也に覆い被さった沙佐良氷美花は、その異様なまでに紅い唇を彼の細かく震えるそれに強く押し付ける。
それと同時に、性愛面における彼女の望みを知り尽くす彼は相手の口蓋に深く舌を差し入れ、忽ちそれは強く吸われるのであった。
妖少女による“攻撃的なディープキス”はたっぷり30秒は続き、呼吸困難に見舞われた瞑目する美青年の眉根が苦しげに寄せられるものの彼は決してその体勢から逃れようとはせず、あくまで恋人の欣びを優先させているようであった…。
「ああ…美味しい…!」
心ゆくまで接吻を堪能し、ようやく上体を起こした氷美花は恍惚の表情で呟くと、徐ろに壺の蓋を取って威紅也の鍛えられた白い胸元にゆっくりと傾けて中身を注ぎかける。
…薔薇と麝香を混ぜ合わせたかの如き典雅にして淫靡な魔香が玄粛の間に立ち昇った。
「……」
それは僅かな粘り気を帯びた艷やかな薄紫色の液体であったが、それが何たるかを理解している若者は僅かに顎を反らせて愛する少女にひたすら身を委ねる。
あたかもローションを塗るように右掌で紫皇乃甘露を威紅也の胸板に広げてゆく氷美花だが、左胸には特に厚く塗り重ね、一般男性よりはやや大ぶりな鴇色の乳首の勃起に気付くと、満面の笑みを浮かべて右手の人差し指で甘露を掬い取るや左右のそれにそっと盛り付け、まず右胸に素早く顔を伏せる。
「あ、ああ…!」
どうやら急所の一つらしい乳首をむしゃぶり吸われた美青年に切なく喘がれ、更に興奮を掻き立てられた妖少女は尖らせた舌先による攻撃も加えつつ、音を立ててより強く吸引すると同時にその右手は当然とばかりに硬直する肉柱に絡められ、繊細にして濃やかな上下運動が再開されるのであった…。
「くううっ…や、やめて氷美花…!
それ以上弄られると…ママのミルクが溢れてしまう…!」
無意識に口走られた?倒錯的な台詞にピタリと手技を止めた彼女だが、ならばと今度は激しい動悸に脈打つ左の乳首に勢いよく吸い付く。
「ああ、心臓が…心臓が止まるッッ!!」
はたせるかな、妖術鬼が愛娘のために丹精込めて練り上げた秘薬の正体はなまじな催淫薬の範疇を遥かに超える一種の遅効性毒薬であり、全身の毛穴から体内に取り込まれた邪悪なる成分は壮絶なまでの快感を受け手に与えると同時に、用いられる分量と個所によっては文字通り致命的な衝撃を脳及び心臓にもたらすのであった!
“紫皇乃甘露は、おまえが本当に〈運命の人〉と思える相手との交わりだけに使いなさい”
父である妖術鬼からこう言い含められた氷美花はもちろん何らの疑いも抱くことなく、生まれてはじめて心魂を奪われた存在=光城威紅也との秘事が重なるに及んでおよそ半年前から遂にそれを使用したのであるが、彼はまさにその時から以前に数倍する歓喜と衰弱を味わうこととなったのである…。
と、いうことは…
やはり妖術鬼は愛娘を虜にし、惑わせた男を赦せず、間接的にこの秘薬によって復讐を遂げようとしているのではないか…?
尤も血は争えぬというべきか…当の氷美花自身が深層心理では恋人の生命自体を欲しているのであるから、父は結局、娘の欲望を全面的に支援してやっているのかもしれぬ…。
…悲壮な叫びと共に若者の全身が痙攣しはじめたのに気付いた氷美花は一瞬頭の中が真っ白になったが、最愛の存在が敵軍との戦闘に敗れて恥辱に塗れるのだけは回避せねばならぬと覚悟を決めて威紅也の左胸に両掌を被せる。
「威紅也さま、もうしばらくの辛抱です!
どうか氷美花を信じて気持ちを楽に…!
…偉大なる父=シャザラよ、大宇宙の秘奥を貫く神術の王よ──!
今こそ我に、時空の狭間とこの次元に息づく森羅万象の背後で厳然と渦動する巨いなる螺旋の力を授け給えッ!!
…そして彼に魂の微睡をッ!!」
渾身の祈りによって氷美花のか細い肉体の内側に凄まじい力のうねりが生じ、到底それを持ち堪えられぬ彼女は必死にその掌から恋人の左胸へと解き放ったのであったが!?
「うああああああああッッッ!!!」
白目を剝きつつ絶叫した威紅也の全身はより激しく痙攣しながら反り返り、両手・足首の金色の縛めは美しい肉体が一時的に、均整を失うほどではないにせよ視認出来るほどに膨れ上がったことにより血流を止めるほど深く食い込む…そして限界まで硬直した亀頭は全く触れられることなく白い樹液を驚くほど大量に…しかも1m近い高さまで噴出させたのであった!
「了った…」
僅か十数秒の間に極度の疲労に見舞われた沙佐良氷美花は、そのまま崩れ落ちるように白い美貌を苛烈な拷問に等しい壮絶な性的絶頂の爪痕も生々しく大きく波打ち続ける若者の胸に埋めるや、細い肩を激しく上下させつつ荒い呼吸を繰り返していたが、やがて彼の心臓の鼓動が次第に漣のように弱まり、静止寸前まで鎮まったことで当初の目論見通りに光城威紅也が仮死状態に陥ったことを覚った。
「良かった…これで威紅也さまの名誉と威信は無傷のまま保たれたわ…!
かくなる上は一刻も早く玄矢お兄様にこの事実を報せ、妖仙獣に気合を入れ直して頂かないと、ね…」
漆黒の空間に濃厚に漂う、瀕死の恋人が夥しく放出した愛の液体の香りに陶然となりながらゆっくりと身を起こした見た目のみは可憐な妖天使は、意識を失った恋人の表情が殊の外安らかであることに心からの安堵を覚えたか、衝動的に…あたかも彼を祝福するかのように再び唇を深く重ね合わせたのてあった。
かくして沙佐良氷美花は動きを止めた。
…このまま時をも廃絶し、二人して悪魔の国を飾る至高の彫像と化することを望むかの如く…。
威紅也さまが私のことを…そこまで大切に想って下さっているなんて…!
ますますこれで…一時的な現象とはいえ、生命の焔が弱まってしまったあなたを絆獣聖団の如き悪辣にして下賤な匪賊の前に立たせる訳にはいかなくなりましたわ…!!」
ここで一旦、恋人の性器を手放した妖術鬼の愛娘は、膝元のシーツ上に置いてあった小さな黒い壺を取り上げ、呟いた。
「…あなたと私の悦びと未来を守るためには、やはり父に授けられたこの【紫皇乃甘露】の力を借りなくては…!」
左手に壺を握りしめ、黒い寝台に縛められた光城威紅也に覆い被さった沙佐良氷美花は、その異様なまでに紅い唇を彼の細かく震えるそれに強く押し付ける。
それと同時に、性愛面における彼女の望みを知り尽くす彼は相手の口蓋に深く舌を差し入れ、忽ちそれは強く吸われるのであった。
妖少女による“攻撃的なディープキス”はたっぷり30秒は続き、呼吸困難に見舞われた瞑目する美青年の眉根が苦しげに寄せられるものの彼は決してその体勢から逃れようとはせず、あくまで恋人の欣びを優先させているようであった…。
「ああ…美味しい…!」
心ゆくまで接吻を堪能し、ようやく上体を起こした氷美花は恍惚の表情で呟くと、徐ろに壺の蓋を取って威紅也の鍛えられた白い胸元にゆっくりと傾けて中身を注ぎかける。
…薔薇と麝香を混ぜ合わせたかの如き典雅にして淫靡な魔香が玄粛の間に立ち昇った。
「……」
それは僅かな粘り気を帯びた艷やかな薄紫色の液体であったが、それが何たるかを理解している若者は僅かに顎を反らせて愛する少女にひたすら身を委ねる。
あたかもローションを塗るように右掌で紫皇乃甘露を威紅也の胸板に広げてゆく氷美花だが、左胸には特に厚く塗り重ね、一般男性よりはやや大ぶりな鴇色の乳首の勃起に気付くと、満面の笑みを浮かべて右手の人差し指で甘露を掬い取るや左右のそれにそっと盛り付け、まず右胸に素早く顔を伏せる。
「あ、ああ…!」
どうやら急所の一つらしい乳首をむしゃぶり吸われた美青年に切なく喘がれ、更に興奮を掻き立てられた妖少女は尖らせた舌先による攻撃も加えつつ、音を立ててより強く吸引すると同時にその右手は当然とばかりに硬直する肉柱に絡められ、繊細にして濃やかな上下運動が再開されるのであった…。
「くううっ…や、やめて氷美花…!
それ以上弄られると…ママのミルクが溢れてしまう…!」
無意識に口走られた?倒錯的な台詞にピタリと手技を止めた彼女だが、ならばと今度は激しい動悸に脈打つ左の乳首に勢いよく吸い付く。
「ああ、心臓が…心臓が止まるッッ!!」
はたせるかな、妖術鬼が愛娘のために丹精込めて練り上げた秘薬の正体はなまじな催淫薬の範疇を遥かに超える一種の遅効性毒薬であり、全身の毛穴から体内に取り込まれた邪悪なる成分は壮絶なまでの快感を受け手に与えると同時に、用いられる分量と個所によっては文字通り致命的な衝撃を脳及び心臓にもたらすのであった!
“紫皇乃甘露は、おまえが本当に〈運命の人〉と思える相手との交わりだけに使いなさい”
父である妖術鬼からこう言い含められた氷美花はもちろん何らの疑いも抱くことなく、生まれてはじめて心魂を奪われた存在=光城威紅也との秘事が重なるに及んでおよそ半年前から遂にそれを使用したのであるが、彼はまさにその時から以前に数倍する歓喜と衰弱を味わうこととなったのである…。
と、いうことは…
やはり妖術鬼は愛娘を虜にし、惑わせた男を赦せず、間接的にこの秘薬によって復讐を遂げようとしているのではないか…?
尤も血は争えぬというべきか…当の氷美花自身が深層心理では恋人の生命自体を欲しているのであるから、父は結局、娘の欲望を全面的に支援してやっているのかもしれぬ…。
…悲壮な叫びと共に若者の全身が痙攣しはじめたのに気付いた氷美花は一瞬頭の中が真っ白になったが、最愛の存在が敵軍との戦闘に敗れて恥辱に塗れるのだけは回避せねばならぬと覚悟を決めて威紅也の左胸に両掌を被せる。
「威紅也さま、もうしばらくの辛抱です!
どうか氷美花を信じて気持ちを楽に…!
…偉大なる父=シャザラよ、大宇宙の秘奥を貫く神術の王よ──!
今こそ我に、時空の狭間とこの次元に息づく森羅万象の背後で厳然と渦動する巨いなる螺旋の力を授け給えッ!!
…そして彼に魂の微睡をッ!!」
渾身の祈りによって氷美花のか細い肉体の内側に凄まじい力のうねりが生じ、到底それを持ち堪えられぬ彼女は必死にその掌から恋人の左胸へと解き放ったのであったが!?
「うああああああああッッッ!!!」
白目を剝きつつ絶叫した威紅也の全身はより激しく痙攣しながら反り返り、両手・足首の金色の縛めは美しい肉体が一時的に、均整を失うほどではないにせよ視認出来るほどに膨れ上がったことにより血流を止めるほど深く食い込む…そして限界まで硬直した亀頭は全く触れられることなく白い樹液を驚くほど大量に…しかも1m近い高さまで噴出させたのであった!
「了った…」
僅か十数秒の間に極度の疲労に見舞われた沙佐良氷美花は、そのまま崩れ落ちるように白い美貌を苛烈な拷問に等しい壮絶な性的絶頂の爪痕も生々しく大きく波打ち続ける若者の胸に埋めるや、細い肩を激しく上下させつつ荒い呼吸を繰り返していたが、やがて彼の心臓の鼓動が次第に漣のように弱まり、静止寸前まで鎮まったことで当初の目論見通りに光城威紅也が仮死状態に陥ったことを覚った。
「良かった…これで威紅也さまの名誉と威信は無傷のまま保たれたわ…!
かくなる上は一刻も早く玄矢お兄様にこの事実を報せ、妖仙獣に気合を入れ直して頂かないと、ね…」
漆黒の空間に濃厚に漂う、瀕死の恋人が夥しく放出した愛の液体の香りに陶然となりながらゆっくりと身を起こした見た目のみは可憐な妖天使は、意識を失った恋人の表情が殊の外安らかであることに心からの安堵を覚えたか、衝動的に…あたかも彼を祝福するかのように再び唇を深く重ね合わせたのてあった。
かくして沙佐良氷美花は動きを止めた。
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