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終章 大動乱の果てに待つもの
セクルワ魔空凶戦⑥
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シュオナ=メリザーク自身も後々詮無い想いに駆られたものであったが、この悪魔の挑発に乗った時点で(彼女にとっての)好漢・バアル=シェザードの命運は尽きていたのかもしれぬ…。
全ては両者のこの一戦に懸ける覚悟の差──即ち、一族の〈業〉に従って、魔強士族の枠を超えてペトゥルナワス全界の征服を志し、さらには何度かの訪問によって魅了されるに至った地上世界の支配をも夢見るに至った大野心家の少年将軍にとっては単なる通過点に過ぎなかったのに対し、黒瀧晶悟は最初からこの戦いのみに身命を賭していたのである!
紫色の光球(航界珠ではない)となってイルベリガから勇躍飛び出したバアルに対し、星型戦闘機が採った行動は意外なものであった。
機首をそのまま獣戦機のキャノピーにピタリと張り付けたまま、後部のハッチから漆黒の烈拳甲を纏った戦士が出撃してきたのだ!
『コックピットの緊急脱出用ハッチを使わなかったのは、アイツの他に正規のパイロットが搭乗しているから?
──それとも、私の心を惑わすためにワザとそう見せかけるためなの…!?』
互いのキャノピーが黒く塗り潰されているため真相を知る術とて無かったが、自分と敵機に潜む何者かとの明確な立場の違いをシュオナは痛感していた。
即ち、彼女は今や黒瀧にとって最高の人質であったのである──!
もちろん、イザとなれば誇り高き闘盟軍特戦操縦士としてバアル将軍のために命を捧げる覚悟はできている。
されど、このまま無抵抗のままで死を迎えることは当然ながら耐え難かった。
『でも、近距離迎撃用の小型無人機を放ってもおそらくムダだわ…。
きっとこちらの動きを瞬時に察知して、即座に破滅的行動を起こすに決まってる…!
ああ、蓮馬さま…!
あなたとご一緒でさえあるならば、たとえいかなる運命に見舞われようとも、むしろ歓びをもって甘受致しましたものを──!!』
一方、短期決戦をもくろむバアルはあくまでも飛行形態を崩すつもりはないらしく、黒い拳士に向けて紫の必殺光焰を撃つ。
尤も失神した蓮馬の手を離れて向かってきた金色の聖剣を攻撃した際に使用した全方位発射ではなく(遠征用重装備魔強具のみそれが可能)、あくまでも一点集中を狙って放たれたそれはまさに一柱の紫光龍となって黒瀧晶悟に襲いかかったが、その両掌から迸るように出現した龍を象る黒炎によってガッチリと食い止められた!
「うぬッ!──その技はたしか【焰華龍】とかいったなッ!?
念術修行駆け出しの黒瀧が放ったにしてはあまりにも鮮やかだッ!
となると、やはりキサマの正体はヌーロスだなッッ!?」
されど漆黒の拳士はこの問いに答えず、念術を持続したまま前進を続けて龍の顎を光球に抉り込ませるつもりらしい。
「たしか烈拳甲が有する飛翔持続時間はごく短い(約二分間)はず──それなのに随分強気の姿勢だな…!
ということは、鎧それ自体が大幅に強化されているか、或いは装着者自身のナマの力量がケタ違いだということ──そして、ボクの解釈は後者だッ!!」
かくて光球も勢いよく直進し、紫光焔と焔華龍を発射したまま激突した両雄は立ち所に発生した凄まじい反発力によって大きく吹っ飛ばされてしまう。
さすがに逸早く態勢を立て直したのはエネルギーフィールドに保護されていた紫の魔少年であったが、それを消滅させたということは得意の格闘戦へと戦法を切り替えたのであろう──されどそれは同時に勝利のための光焔放射を一時中断することを意味していた。
そして、“はぐれ魔強士”はそれを見逃すほど甘い相手ではなく、人型に回帰した敵に揃えた右手の指先を向けると直ちに【殺念矢】を放つ!
もちろん接近戦に絶対の自信を持つバアルもそれは承知しており、両腕をクロスさせると既に露出していた両肘の偃月刀を発光させると、「おりゃあああああッッ!!」と気合一閃上下左右に疾らせて、シュバババッという激しい擦過音を立てつつ“第一弾”の百本近い思念の矢を一瞬にして消滅させた!
されどその時には左手による“第二弾”が発射されており、それがことごとく消し去られた時には、何と晶悟の両足裏はバアルの頭頂部を凄まじい速度で踏みつけていたのだ!
しかもそれが単なる踏みつけ攻撃などではなくれっきとした高等念術であることは、ペトゥルナワス屈指の超硬金属で形成された鉄仮面を透過して脳髄の芯を貫くおそるべき激痛によっても明白であった。
「うががががあッ!?」
かつて経験したことのない激烈な目眩と、あろうことか“最強貴民”シェザード一族の頭を土足で踏みにじるという暴挙をやってのけた“永遠の裏切り者”に対する怒りでパニックとなったバアルは、とにかくも必死に偃月刀を振るって漆黒の拳士の足を薙ぎ払うと態勢を立て直すべく急降下し、グルグルと回転する視界を瞑目して何とか遮断すると、懸命に吐き気を堪えながらも切り札である夢見ノ力に縋って形勢逆転を図らんとする──されど、そこで心眼が捉えた絶望的な事実に打ちのめされた!
何と、相手の精神は完全なる〈虚無〉であったのだ!
「な、何ということだ…!
コイツの心には何も無い──物欲や性欲はむろんのこと、生存欲ですらも…。
文字通り全くの空っぽ、がらんどうだ…。
は、果たしてこれで生きた存在といえるのか…!?」
そしてそれに応えるかのように、頭上から──正確には精神感応によって直接、聞き手の震える脳中にヌーロスの言葉が届けられた!
「そのとおりだ──だが、こうでなくてはならなかったのだ。
即ち、キサマらシェザード一族の呪われし魂──中でも最も危険なオマエのそれを完全消滅させ得るほどの究極の【虚真龍】を生み出すためには、全ての人間的煩悩を寂滅させておかねばならなかったのだということよ…。
されど、どうしても私個人では三十余年に及ぶ修練の時を経てすらもその境地に到達することができなかった。
しかし、この絶体絶命の窮地においてついに〈天恵〉が──私の意志を封入するのにこれ以上無い“完璧なまでに空っぽの人間”が現れたのだ!
しかもその乾坤一擲の機会を作ってくれたのが、血肉を分けた兄弟でありながらキサマの天敵でもあるリドであったとは、果たしてこれ以上の運命の皮肉が存在するであろうか…!?
──そして私は残る全ての念術力を振り絞ってこの男への〈憑依〉を試みたのだ…。
幸い、この最大の賭けに私は勝ち、ついに自己の肉体によっては到底不可能であるほどの破壊力を自身の技に付与することができた。
全ては彼…黒瀧晶悟のお陰だ。
そして彼とても栄誉ある星渕特抜生の一員として、一つの世界の最大の危機を救ったという前人未到の功績を我がものとした以上、もって冥すべしというべきではないか…。
──さあ、今こそペトゥルナワスの未来のために最大の禍根を断つ時がきた!
それでは覚悟するがよい、バアル=シェザードッ!!」
全ては両者のこの一戦に懸ける覚悟の差──即ち、一族の〈業〉に従って、魔強士族の枠を超えてペトゥルナワス全界の征服を志し、さらには何度かの訪問によって魅了されるに至った地上世界の支配をも夢見るに至った大野心家の少年将軍にとっては単なる通過点に過ぎなかったのに対し、黒瀧晶悟は最初からこの戦いのみに身命を賭していたのである!
紫色の光球(航界珠ではない)となってイルベリガから勇躍飛び出したバアルに対し、星型戦闘機が採った行動は意外なものであった。
機首をそのまま獣戦機のキャノピーにピタリと張り付けたまま、後部のハッチから漆黒の烈拳甲を纏った戦士が出撃してきたのだ!
『コックピットの緊急脱出用ハッチを使わなかったのは、アイツの他に正規のパイロットが搭乗しているから?
──それとも、私の心を惑わすためにワザとそう見せかけるためなの…!?』
互いのキャノピーが黒く塗り潰されているため真相を知る術とて無かったが、自分と敵機に潜む何者かとの明確な立場の違いをシュオナは痛感していた。
即ち、彼女は今や黒瀧にとって最高の人質であったのである──!
もちろん、イザとなれば誇り高き闘盟軍特戦操縦士としてバアル将軍のために命を捧げる覚悟はできている。
されど、このまま無抵抗のままで死を迎えることは当然ながら耐え難かった。
『でも、近距離迎撃用の小型無人機を放ってもおそらくムダだわ…。
きっとこちらの動きを瞬時に察知して、即座に破滅的行動を起こすに決まってる…!
ああ、蓮馬さま…!
あなたとご一緒でさえあるならば、たとえいかなる運命に見舞われようとも、むしろ歓びをもって甘受致しましたものを──!!』
一方、短期決戦をもくろむバアルはあくまでも飛行形態を崩すつもりはないらしく、黒い拳士に向けて紫の必殺光焰を撃つ。
尤も失神した蓮馬の手を離れて向かってきた金色の聖剣を攻撃した際に使用した全方位発射ではなく(遠征用重装備魔強具のみそれが可能)、あくまでも一点集中を狙って放たれたそれはまさに一柱の紫光龍となって黒瀧晶悟に襲いかかったが、その両掌から迸るように出現した龍を象る黒炎によってガッチリと食い止められた!
「うぬッ!──その技はたしか【焰華龍】とかいったなッ!?
念術修行駆け出しの黒瀧が放ったにしてはあまりにも鮮やかだッ!
となると、やはりキサマの正体はヌーロスだなッッ!?」
されど漆黒の拳士はこの問いに答えず、念術を持続したまま前進を続けて龍の顎を光球に抉り込ませるつもりらしい。
「たしか烈拳甲が有する飛翔持続時間はごく短い(約二分間)はず──それなのに随分強気の姿勢だな…!
ということは、鎧それ自体が大幅に強化されているか、或いは装着者自身のナマの力量がケタ違いだということ──そして、ボクの解釈は後者だッ!!」
かくて光球も勢いよく直進し、紫光焔と焔華龍を発射したまま激突した両雄は立ち所に発生した凄まじい反発力によって大きく吹っ飛ばされてしまう。
さすがに逸早く態勢を立て直したのはエネルギーフィールドに保護されていた紫の魔少年であったが、それを消滅させたということは得意の格闘戦へと戦法を切り替えたのであろう──されどそれは同時に勝利のための光焔放射を一時中断することを意味していた。
そして、“はぐれ魔強士”はそれを見逃すほど甘い相手ではなく、人型に回帰した敵に揃えた右手の指先を向けると直ちに【殺念矢】を放つ!
もちろん接近戦に絶対の自信を持つバアルもそれは承知しており、両腕をクロスさせると既に露出していた両肘の偃月刀を発光させると、「おりゃあああああッッ!!」と気合一閃上下左右に疾らせて、シュバババッという激しい擦過音を立てつつ“第一弾”の百本近い思念の矢を一瞬にして消滅させた!
されどその時には左手による“第二弾”が発射されており、それがことごとく消し去られた時には、何と晶悟の両足裏はバアルの頭頂部を凄まじい速度で踏みつけていたのだ!
しかもそれが単なる踏みつけ攻撃などではなくれっきとした高等念術であることは、ペトゥルナワス屈指の超硬金属で形成された鉄仮面を透過して脳髄の芯を貫くおそるべき激痛によっても明白であった。
「うががががあッ!?」
かつて経験したことのない激烈な目眩と、あろうことか“最強貴民”シェザード一族の頭を土足で踏みにじるという暴挙をやってのけた“永遠の裏切り者”に対する怒りでパニックとなったバアルは、とにかくも必死に偃月刀を振るって漆黒の拳士の足を薙ぎ払うと態勢を立て直すべく急降下し、グルグルと回転する視界を瞑目して何とか遮断すると、懸命に吐き気を堪えながらも切り札である夢見ノ力に縋って形勢逆転を図らんとする──されど、そこで心眼が捉えた絶望的な事実に打ちのめされた!
何と、相手の精神は完全なる〈虚無〉であったのだ!
「な、何ということだ…!
コイツの心には何も無い──物欲や性欲はむろんのこと、生存欲ですらも…。
文字通り全くの空っぽ、がらんどうだ…。
は、果たしてこれで生きた存在といえるのか…!?」
そしてそれに応えるかのように、頭上から──正確には精神感応によって直接、聞き手の震える脳中にヌーロスの言葉が届けられた!
「そのとおりだ──だが、こうでなくてはならなかったのだ。
即ち、キサマらシェザード一族の呪われし魂──中でも最も危険なオマエのそれを完全消滅させ得るほどの究極の【虚真龍】を生み出すためには、全ての人間的煩悩を寂滅させておかねばならなかったのだということよ…。
されど、どうしても私個人では三十余年に及ぶ修練の時を経てすらもその境地に到達することができなかった。
しかし、この絶体絶命の窮地においてついに〈天恵〉が──私の意志を封入するのにこれ以上無い“完璧なまでに空っぽの人間”が現れたのだ!
しかもその乾坤一擲の機会を作ってくれたのが、血肉を分けた兄弟でありながらキサマの天敵でもあるリドであったとは、果たしてこれ以上の運命の皮肉が存在するであろうか…!?
──そして私は残る全ての念術力を振り絞ってこの男への〈憑依〉を試みたのだ…。
幸い、この最大の賭けに私は勝ち、ついに自己の肉体によっては到底不可能であるほどの破壊力を自身の技に付与することができた。
全ては彼…黒瀧晶悟のお陰だ。
そして彼とても栄誉ある星渕特抜生の一員として、一つの世界の最大の危機を救ったという前人未到の功績を我がものとした以上、もって冥すべしというべきではないか…。
──さあ、今こそペトゥルナワスの未来のために最大の禍根を断つ時がきた!
それでは覚悟するがよい、バアル=シェザードッ!!」
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