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終章 大動乱の果てに待つもの
迷宮の聖剣皇子③
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この肺腑を抉る詰問にも、“白の貴公子”は顔色一つ変えず毅然と応じた。
「そのような事実は全くありません。
そもそも四元は力をセーブして戦えるほど甘い相手ではありませんし、お恥ずかしながら三度にわたる一騎討ちにおいて、その内の二度も私は兜を割られております…!
つまり、むしろ押されていたのは私の方であり、特に最も苦戦した三度目の戦いにおいては、彼の刃から逃れ得たことを類稀なる僥倖であったとすら感じておる次第なのであります…」
「ふん、そうか…。
だがな、実際此奴と矛を交えたバアルは断言しておったぞ──
“四元蓮馬は評判ほどの相手ではない──たしかに個々の技に見るべきモノはあったが精神面はかなり脆弱であり、自分なら一度の決闘で彼の命を奪う自信は十分にある”と、な…!」
ここで天敵である末弟の名とその大言壮語を耳にしたリドの白い貌にサッと朱が差し、たちまち激昂した彼は怒りの咆哮で狭い安癒室を震わせた。
「──笑止ッ!
もとより不遜にも博士苦心の作である【蟠瞳蟲】を自分好みの陋劣な生物兵器に改悪し、それに頼らねば四元と向き合うことすらできなかった卑怯者に、神聖な男同士の戦いの何が理解できましょうやッ!!
父上…いえ偉大なる闘盟軍総帥よ、この言葉をお疑いになるのであれば、今すぐバアルとの決闘をお申し付け下さいませッ!!
その機会さえ頂けるのであれば、このリド=シェザードと彼奴めの魔強士としての力量の懸隔を直ちに証明してみせましょうぞッッ!!!」
しかしながら、シェザード家当主の表情は石像のごとく微動だにしなかった。
「──将軍よ、悪いがその言動は理解しかねるな…そもそも蟠瞳蟲をより効果的に改造することが何故に卑劣なのだ?
リドよ、その考え自体がそもそも根本的に錯誤を犯しておるのが分からぬのか?
もし本気でそう信じているのならば、嘆かわしいことだが栄えある闘盟軍の将軍どころか末端の兵士の精神すらも会得できてはおらぬことになるな…!
即ち、究極のところキサマにとっての戦闘とは〈性的遊戯〉と同義の快楽原則に貫かれた自己満足の充足にすぎんということだ──!!」
あろうことか一族の長によるこの甚だ公正を欠いた一方的見解に、臨界点寸前であった次男坊の精神はついに爆発した!
「ふ…ふざけるなあッ!
いいかッ、あなたも居館からヤツと四元の空中戦を目の当たりにしたはずだッ!!
そこでアイツは改造蟠瞳蟲ばかりか口にするのも憚られる卑猥な幻影攻撃を繰り出して勇者四元の誇りをズタズタに傷つけたのだッ!
どうですベグニ博士ッ、あれが誉れある闘盟軍戦士の戦いといえるのですかッッ!?」
だが数呼吸おいて荒ぶる若武者をなだめ諭すかのように努めて穏やかに放たれた万能匠の返答は、孤立無援のリドを決定的に絶望の淵に叩き込むものであった──。
「リド将軍よ…まず、あの蟠瞳蟲がまがりにも〈万能匠〉なる尊称まで奉られたこのベグニにあっても難産を極めた苦心作であることを評価してくれたことは嬉しく思う…。
しかし、実は君に謝らねばならぬことがあるのだ──というのも他でもない、君に託したモノとバアルに与えた一匹とは別物であり、後者こそが私が当初構想した戦術を忠実に実行する正規品であったのだよ…!
──どうかその理由を察してくれたまえ…。
そう、君が信奉する美学に根本から反するあのような効果を決して容認し得ないであろうからこそ、あえてその能力を封印した量産品を提供してしまったということを…!」
「そ…そんな、バカな…!」
グラリとよろめく息子に変わらぬ厳しい視線を注ぎながらも、ザナルク総帥の口調には父親としての情がわずかではあったが混入しつつあった…。
「どうやら、その魂に共通の弱さを抱えているからこそ、おまえはそれほどまでに四元に惹かれるのだろう…。
それにおまえが口を極めて非難したバアルの幻影攻撃にしても、それは兄弟中あやつだけが有する【夢見ノ力】という異能を十全に発揮したものであり、しかも同じ能力者である四元にこそ最も有効な〈精神攻撃法〉であると見抜いた機敏な判断をむしろあっぱれと私は評価しておるのだがな…!
話を戻すが…リドよ、今さら説いてもムダかも知れんが、おまえの信条はあくまでも勝利を至上とする我ら魔強士族本来の思想ではない──加えて、私個人としては不問に付してやりたくとも、先程のあたかも刺客かと聞き紛うばかりの思慮を欠いた反逆的言動を看過する訳にはいかんのだ…!
従って、キサマには己の甘さを叩き直すため、百日間の【懲罰拳房】籠居を命じる──連行しろッ!!」
予め命じられていたのであろう、安癒室の自動扉が左右に開くと、闘盟軍標準装備の黒い魔強具を装着した【総帥警護兵】たちが整然と入室し、悄然と立ち竦む白い貴公子はその両腕を左右からガッチリと抱えられ、両手首に分厚い金属環を嵌められるが、それは“闘盟軍名物”の【磁縛手錠】であり、一瞬にして接合して罪人の自由を奪うのであった。
「よもや将軍が…いや、我が息子がこの辱めを受けるのを目にしようとは、さすがの私も夢にも思わなんだわ…!」
〈戦鬼王〉が嘆息する傍ら、静かにリドに歩み寄った〈万能匠〉はその背にふくよかな右手をあてがいつつ愛情込めた声音で慰めた。
「長い人生だ、誰しも過ちはある…。
されど、後に振り返ればこの苦い恥辱こそが君の成長にとって不可欠の良薬であったのだと覚るであろうことを私は信じて疑わぬよ…!
──今はただ、待つことだ。
今回の挫折が、拙速を戒めるための天の配剤であろうことは、聡明な君なら既に理解しているのではないか?
むろん、百日もの拳房生活は、誇り高きシェザード一族の一員に対して魂を削られるほどの苦痛と焦燥をもたらすであろうが、この試練を乗り越えた時、リド=シェザードという戦士は兄や弟を凌駕するほどの、父上の後継者にふさわしい最強の魔強士として復活するであろうと私は確信する…!
どうか、躰を大事にな──リドよ、一日千秋の思いで待っておるぞ…!!」
「そのような事実は全くありません。
そもそも四元は力をセーブして戦えるほど甘い相手ではありませんし、お恥ずかしながら三度にわたる一騎討ちにおいて、その内の二度も私は兜を割られております…!
つまり、むしろ押されていたのは私の方であり、特に最も苦戦した三度目の戦いにおいては、彼の刃から逃れ得たことを類稀なる僥倖であったとすら感じておる次第なのであります…」
「ふん、そうか…。
だがな、実際此奴と矛を交えたバアルは断言しておったぞ──
“四元蓮馬は評判ほどの相手ではない──たしかに個々の技に見るべきモノはあったが精神面はかなり脆弱であり、自分なら一度の決闘で彼の命を奪う自信は十分にある”と、な…!」
ここで天敵である末弟の名とその大言壮語を耳にしたリドの白い貌にサッと朱が差し、たちまち激昂した彼は怒りの咆哮で狭い安癒室を震わせた。
「──笑止ッ!
もとより不遜にも博士苦心の作である【蟠瞳蟲】を自分好みの陋劣な生物兵器に改悪し、それに頼らねば四元と向き合うことすらできなかった卑怯者に、神聖な男同士の戦いの何が理解できましょうやッ!!
父上…いえ偉大なる闘盟軍総帥よ、この言葉をお疑いになるのであれば、今すぐバアルとの決闘をお申し付け下さいませッ!!
その機会さえ頂けるのであれば、このリド=シェザードと彼奴めの魔強士としての力量の懸隔を直ちに証明してみせましょうぞッッ!!!」
しかしながら、シェザード家当主の表情は石像のごとく微動だにしなかった。
「──将軍よ、悪いがその言動は理解しかねるな…そもそも蟠瞳蟲をより効果的に改造することが何故に卑劣なのだ?
リドよ、その考え自体がそもそも根本的に錯誤を犯しておるのが分からぬのか?
もし本気でそう信じているのならば、嘆かわしいことだが栄えある闘盟軍の将軍どころか末端の兵士の精神すらも会得できてはおらぬことになるな…!
即ち、究極のところキサマにとっての戦闘とは〈性的遊戯〉と同義の快楽原則に貫かれた自己満足の充足にすぎんということだ──!!」
あろうことか一族の長によるこの甚だ公正を欠いた一方的見解に、臨界点寸前であった次男坊の精神はついに爆発した!
「ふ…ふざけるなあッ!
いいかッ、あなたも居館からヤツと四元の空中戦を目の当たりにしたはずだッ!!
そこでアイツは改造蟠瞳蟲ばかりか口にするのも憚られる卑猥な幻影攻撃を繰り出して勇者四元の誇りをズタズタに傷つけたのだッ!
どうですベグニ博士ッ、あれが誉れある闘盟軍戦士の戦いといえるのですかッッ!?」
だが数呼吸おいて荒ぶる若武者をなだめ諭すかのように努めて穏やかに放たれた万能匠の返答は、孤立無援のリドを決定的に絶望の淵に叩き込むものであった──。
「リド将軍よ…まず、あの蟠瞳蟲がまがりにも〈万能匠〉なる尊称まで奉られたこのベグニにあっても難産を極めた苦心作であることを評価してくれたことは嬉しく思う…。
しかし、実は君に謝らねばならぬことがあるのだ──というのも他でもない、君に託したモノとバアルに与えた一匹とは別物であり、後者こそが私が当初構想した戦術を忠実に実行する正規品であったのだよ…!
──どうかその理由を察してくれたまえ…。
そう、君が信奉する美学に根本から反するあのような効果を決して容認し得ないであろうからこそ、あえてその能力を封印した量産品を提供してしまったということを…!」
「そ…そんな、バカな…!」
グラリとよろめく息子に変わらぬ厳しい視線を注ぎながらも、ザナルク総帥の口調には父親としての情がわずかではあったが混入しつつあった…。
「どうやら、その魂に共通の弱さを抱えているからこそ、おまえはそれほどまでに四元に惹かれるのだろう…。
それにおまえが口を極めて非難したバアルの幻影攻撃にしても、それは兄弟中あやつだけが有する【夢見ノ力】という異能を十全に発揮したものであり、しかも同じ能力者である四元にこそ最も有効な〈精神攻撃法〉であると見抜いた機敏な判断をむしろあっぱれと私は評価しておるのだがな…!
話を戻すが…リドよ、今さら説いてもムダかも知れんが、おまえの信条はあくまでも勝利を至上とする我ら魔強士族本来の思想ではない──加えて、私個人としては不問に付してやりたくとも、先程のあたかも刺客かと聞き紛うばかりの思慮を欠いた反逆的言動を看過する訳にはいかんのだ…!
従って、キサマには己の甘さを叩き直すため、百日間の【懲罰拳房】籠居を命じる──連行しろッ!!」
予め命じられていたのであろう、安癒室の自動扉が左右に開くと、闘盟軍標準装備の黒い魔強具を装着した【総帥警護兵】たちが整然と入室し、悄然と立ち竦む白い貴公子はその両腕を左右からガッチリと抱えられ、両手首に分厚い金属環を嵌められるが、それは“闘盟軍名物”の【磁縛手錠】であり、一瞬にして接合して罪人の自由を奪うのであった。
「よもや将軍が…いや、我が息子がこの辱めを受けるのを目にしようとは、さすがの私も夢にも思わなんだわ…!」
〈戦鬼王〉が嘆息する傍ら、静かにリドに歩み寄った〈万能匠〉はその背にふくよかな右手をあてがいつつ愛情込めた声音で慰めた。
「長い人生だ、誰しも過ちはある…。
されど、後に振り返ればこの苦い恥辱こそが君の成長にとって不可欠の良薬であったのだと覚るであろうことを私は信じて疑わぬよ…!
──今はただ、待つことだ。
今回の挫折が、拙速を戒めるための天の配剤であろうことは、聡明な君なら既に理解しているのではないか?
むろん、百日もの拳房生活は、誇り高きシェザード一族の一員に対して魂を削られるほどの苦痛と焦燥をもたらすであろうが、この試練を乗り越えた時、リド=シェザードという戦士は兄や弟を凌駕するほどの、父上の後継者にふさわしい最強の魔強士として復活するであろうと私は確信する…!
どうか、躰を大事にな──リドよ、一日千秋の思いで待っておるぞ…!!」
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