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終章 大動乱の果てに待つもの
迷宮の聖剣皇子①
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五つの大陸を擁する地上世界とは異なり、大海に揺すぶられる唯一の巨大大陸である、海星に酷似した形状であるペトゥルナワス──その北辺、すなわち真上に突き出した星のツノの部分に該当するセクルワ半島──悪夢の始まりである“歴史的大事件”【獣民総蹶起】から長きに渡って守勢を強いられた暗黒期、一時は大陸全土で覇権を確立していた魔強士族は徐々に最も険峻な自然環境に護られたここへと追いやられ(意図的に集結したとの説も有力)、定住するに至ったのだが、ほとんど三世代にわたる雌伏の後、貴民の系譜に繋がりながらあえて敵側に立った〈神匠〉の手になる、あくまで強化鎧の域を出なかった旧式とは次元の違う、心身共に能力的に劣位にある獣民の戦闘力を大幅に嵩上げするための新式魔強具の登場はまさに歴史的転換点と呼ぶにふさわしい出来事であったが、皮肉にも彼の意図に反して滅亡寸前であった魔強士たちに起死回生の手段を提供してしまったのである!
帝界聖衛軍内においては未だ根強い神匠スパイ説はこの事実を土台として囁かれているのであったが、彼らの主張によると、同じく“はぐれ魔強士”である戦師ヌーロスと手に手を取ってレゼック王を操り、闇の中で政治を思うがままに動かす彼らの真の目的はいうまでもなく魔強士族の覇権奪回であり、そのため王宮内で彼が設計した魔強具は意図的に性能が抑えられているというのであった!
もちろんそれは真実ではなく、貴民側に登場した同世代の天才、“万能匠”ベグニこそが魔強士族復活の真の立役者なのであった。
尤も口さがない連中(数少ない神匠信奉者)の間では狡猾なだけの“盗作者”と見下されている彼であったが、実はほぼ同時期にアージェムと同水準の新式魔強具開発に成功しており、その革命性を誰よりも早く評価し、直ちに専属の技術顧問として抱えたのが目立たぬ中堅貴民であったザナルク=シェザードであり、この英断が結果として同家をわずか数年間で群雄割拠のセクルワ──それは鬼神も目を背けしむる苛烈な抗争の舞台であることから“血染めの半島”と喚ばれた──の覇者へと押し上げる原動力となったのである。
その一族最大の功労賞が、持ち前の超人的頭脳及び集中力を傾注して目下取り組んでいるのが、聖衛軍及び銀魔星とのいつ果てるともなき三つ巴戦に決定的楔を打ち込むための【獣戦機軍】開発なのであった。
「──全くその成果は眼を見張るものがある。
もとより三大勢力の内、兵隊の頭数だけは二番手に着けてはおるものの、技術的資金的に常に最劣位の銀魔星は論外として、“神匠”アージェムを擁する聖衛軍が繰り出す【重機動兵団】とやらも、その腰の定まらぬ開発コンセプトが災いしてもはや最初期の脅威は完全に霧消してしまったと見てよいのではないか?」
とゆったりとした濃緑色のローブに身を包み、巨大な十階建て居館からやや低い別館(より豪壮で装飾的な建物がシェザード邸であり、ベグニもそこに贅を尽くした居室を与えられていたが、〈研究室〉等の仕事場は簡素な意匠の別棟にある)を結ぶ黒化粧石を敷き詰めた長さ三十メートルほどの七階部分の、虹色に煌めく分厚い特殊強化硝子で左右を保護された渡り廊下の中央付近をゆっくりと歩む当年55歳の一族の領袖・ザナルクが頬をほころばせるが、今も貴民社会のリーダーとしての激務の傍ら、わずかな空き時間のほとんどを“戦鬼王”と畏怖された全盛期の実力を可能な限り維持するための厳しい鍛錬に割いているためか、艷やかな銀髪を戴いた精悍な風貌と張りつめた肉体からは最強クラスの魔強士である三人の息子たちをも凌駕するほどの凄まじい闘気が立ち昇っている…。
彼と肩を並べて歩を進めるのは、もはや互いに最大の理解者にして無二の戦友でもある、五歳年下の主人よりやや質素な浅葱色のローブを纏った、小太りで柔和な表情の万能匠であり、三十センチも背の高いザナルクを目を細めて見上げつつ、薄茶色の短髪を撫でつけながら韜晦する。
「いやいや、とんでもない…。
神匠を甘く見ると大変な目に遭うことは、実に三十年にも垂んとする鍔迫り合いから骨身に染みておりますからな…。
まあ、若気の至りでこと魔強具に関する限りは私に分があるのではないかと自惚れた時期もありましたが、あくまでもそれは当主(ザナルクは息子たち以外の者にこう呼ばせているが、ベグニ以外の者は必ず御当主様と尊称で)や麾下の魔強士たちの地力の高さに依拠するものであって、決して私個人の力量に帰するものではなかった──逆に言えば、箸にも棒にもかからぬ獣民どもを、猛訓練と自製の魔強具(烈拳甲)を纏わせることでまがりなりにも魔強士族たちとある程度渡り合うことのできる白兵戦特化部隊(烈魂拳兵団)を作り上げた訳ですから──気の短い私にはとても真似のできぬ忍耐の男ですよ、彼は…。
しかも目下の機動巨大兵器開発戦争の帰趨には文字通り世界の覇権が賭けられておる訳で、魔強士族に負うわずかな差を埋めるべく、文字通り不眠不休の精進を重ねておることでしょう…」
「ふふ、相変わらず謙虚だな…。
ところで忙しい中わざわざ時間を取って貰ったのは他でもない…実は次男坊が一世一代の大勝負を控えておってな…」
重い声音で放たれたこの言葉があまりに意想外であったのか、思わず足を止めた盟友をザナルク=シェザードが静かに振り返る。
「私の見るところでは三人の中で最も大人しいリドが、ですか…?
もしや、何か不始末を仕出かしたがゆえの罰としての〈特殊任務〉という訳ではありますまいな…!?」
固い表情で問いかけるベグニを意外そうに見つめたザナルクであったが、ほどなく合点がいったように苦笑する。
「そういえば、利かん坊のスダイとバアルに比べれば、リドの奴は多少従順だとはいえるかな──だがな、あれで中々、難しいところがあってなあ…、
特に恋愛方面の好みに関しては、こうと決めたらテコでも動かん…!」
「……」
「私と博士(一族及び闘盟軍関係者は皆ベグニをこう呼ぶ)の間柄だから単刀直入に告げるが、嘆かわしいことにあやつはあろうことか、よりにもよって地上世界の獣民でレゼックの客分でもある四元蓮馬なる男に凄まじいばかりの好意を抱いておる…。
実は四元に関しては大変興味深い情報があってな、常に髑髏の仮面で顔を隠しておる銀魔星首領の正体は蓮馬の父親・蓮士郎との疑惑が濃厚なのだが、もしそうであるなら息子の身柄を闘盟軍で押さえておけばゼモンに対して大変強力な手札を握ったことになる…。
という訳で精霊都市攻略に当たらせていたバアルを急遽地上に派遣して四元拉致を図ったのだが、アイツによるとほとんど成功していたのに、土壇場で色狂いの兄貴に邪魔されて獲物をかっさらわれたということだ…」
ここで、納得がいかぬ様子の万能匠が疑問点を質した。
「そういえばつい先日、庭で久方ぶりにリドと顔を合わせたんですが、その時彼はこれから〈地上遠征〉に出かけると言ってましたな…となると彼が命じられたのは別任務ということですか?」
「ああ、それはスダイの案件だな…。
そもそもアイツの考えていることは例の“ペトゥルナワス史上最大の歓楽地建設構想”をはじめ私には理解し難いのだが、どうやら四元の仲間──即ち地上人の異能力者を集めて“戦乱に疲弊した民に活力を与える新感覚の娯楽”を創始するのだとか息巻きおって…全く今に始まったことではないが、あやつには根本的に一族の屋台骨を命懸けで支えるという自覚が欠けておる…こんなことでは、いずれ時代の流れ次第では並々ならぬ野心家のバアルに寝首を掻かれることになりかねんわ…。
全く、後事を託すべき倅どもがこんな体たらくでは、このザナルクもおちおち死んでもおられん…!
まあ、それはそれとしてハナシをリドに戻すが、とにかく四元蓮馬はアイツがここへ連れ帰ったのだが、その道中一瞬も離れることなく躰を密着(呆れたことに、到着した時ヤツは素っ裸だったらしい!)させていたことで抑えに抑えていた妄執がついに爆発したものか、とんでもないことを言い出したのだ!!
つまり、“蓮馬を使って銀魔星首領と取引するなどとんでもない──ゼモンの首は自分が命に替えても獲ってくるから、成功の暁には晴れて彼と結婚させてくれ”
──と!!!」
帝界聖衛軍内においては未だ根強い神匠スパイ説はこの事実を土台として囁かれているのであったが、彼らの主張によると、同じく“はぐれ魔強士”である戦師ヌーロスと手に手を取ってレゼック王を操り、闇の中で政治を思うがままに動かす彼らの真の目的はいうまでもなく魔強士族の覇権奪回であり、そのため王宮内で彼が設計した魔強具は意図的に性能が抑えられているというのであった!
もちろんそれは真実ではなく、貴民側に登場した同世代の天才、“万能匠”ベグニこそが魔強士族復活の真の立役者なのであった。
尤も口さがない連中(数少ない神匠信奉者)の間では狡猾なだけの“盗作者”と見下されている彼であったが、実はほぼ同時期にアージェムと同水準の新式魔強具開発に成功しており、その革命性を誰よりも早く評価し、直ちに専属の技術顧問として抱えたのが目立たぬ中堅貴民であったザナルク=シェザードであり、この英断が結果として同家をわずか数年間で群雄割拠のセクルワ──それは鬼神も目を背けしむる苛烈な抗争の舞台であることから“血染めの半島”と喚ばれた──の覇者へと押し上げる原動力となったのである。
その一族最大の功労賞が、持ち前の超人的頭脳及び集中力を傾注して目下取り組んでいるのが、聖衛軍及び銀魔星とのいつ果てるともなき三つ巴戦に決定的楔を打ち込むための【獣戦機軍】開発なのであった。
「──全くその成果は眼を見張るものがある。
もとより三大勢力の内、兵隊の頭数だけは二番手に着けてはおるものの、技術的資金的に常に最劣位の銀魔星は論外として、“神匠”アージェムを擁する聖衛軍が繰り出す【重機動兵団】とやらも、その腰の定まらぬ開発コンセプトが災いしてもはや最初期の脅威は完全に霧消してしまったと見てよいのではないか?」
とゆったりとした濃緑色のローブに身を包み、巨大な十階建て居館からやや低い別館(より豪壮で装飾的な建物がシェザード邸であり、ベグニもそこに贅を尽くした居室を与えられていたが、〈研究室〉等の仕事場は簡素な意匠の別棟にある)を結ぶ黒化粧石を敷き詰めた長さ三十メートルほどの七階部分の、虹色に煌めく分厚い特殊強化硝子で左右を保護された渡り廊下の中央付近をゆっくりと歩む当年55歳の一族の領袖・ザナルクが頬をほころばせるが、今も貴民社会のリーダーとしての激務の傍ら、わずかな空き時間のほとんどを“戦鬼王”と畏怖された全盛期の実力を可能な限り維持するための厳しい鍛錬に割いているためか、艷やかな銀髪を戴いた精悍な風貌と張りつめた肉体からは最強クラスの魔強士である三人の息子たちをも凌駕するほどの凄まじい闘気が立ち昇っている…。
彼と肩を並べて歩を進めるのは、もはや互いに最大の理解者にして無二の戦友でもある、五歳年下の主人よりやや質素な浅葱色のローブを纏った、小太りで柔和な表情の万能匠であり、三十センチも背の高いザナルクを目を細めて見上げつつ、薄茶色の短髪を撫でつけながら韜晦する。
「いやいや、とんでもない…。
神匠を甘く見ると大変な目に遭うことは、実に三十年にも垂んとする鍔迫り合いから骨身に染みておりますからな…。
まあ、若気の至りでこと魔強具に関する限りは私に分があるのではないかと自惚れた時期もありましたが、あくまでもそれは当主(ザナルクは息子たち以外の者にこう呼ばせているが、ベグニ以外の者は必ず御当主様と尊称で)や麾下の魔強士たちの地力の高さに依拠するものであって、決して私個人の力量に帰するものではなかった──逆に言えば、箸にも棒にもかからぬ獣民どもを、猛訓練と自製の魔強具(烈拳甲)を纏わせることでまがりなりにも魔強士族たちとある程度渡り合うことのできる白兵戦特化部隊(烈魂拳兵団)を作り上げた訳ですから──気の短い私にはとても真似のできぬ忍耐の男ですよ、彼は…。
しかも目下の機動巨大兵器開発戦争の帰趨には文字通り世界の覇権が賭けられておる訳で、魔強士族に負うわずかな差を埋めるべく、文字通り不眠不休の精進を重ねておることでしょう…」
「ふふ、相変わらず謙虚だな…。
ところで忙しい中わざわざ時間を取って貰ったのは他でもない…実は次男坊が一世一代の大勝負を控えておってな…」
重い声音で放たれたこの言葉があまりに意想外であったのか、思わず足を止めた盟友をザナルク=シェザードが静かに振り返る。
「私の見るところでは三人の中で最も大人しいリドが、ですか…?
もしや、何か不始末を仕出かしたがゆえの罰としての〈特殊任務〉という訳ではありますまいな…!?」
固い表情で問いかけるベグニを意外そうに見つめたザナルクであったが、ほどなく合点がいったように苦笑する。
「そういえば、利かん坊のスダイとバアルに比べれば、リドの奴は多少従順だとはいえるかな──だがな、あれで中々、難しいところがあってなあ…、
特に恋愛方面の好みに関しては、こうと決めたらテコでも動かん…!」
「……」
「私と博士(一族及び闘盟軍関係者は皆ベグニをこう呼ぶ)の間柄だから単刀直入に告げるが、嘆かわしいことにあやつはあろうことか、よりにもよって地上世界の獣民でレゼックの客分でもある四元蓮馬なる男に凄まじいばかりの好意を抱いておる…。
実は四元に関しては大変興味深い情報があってな、常に髑髏の仮面で顔を隠しておる銀魔星首領の正体は蓮馬の父親・蓮士郎との疑惑が濃厚なのだが、もしそうであるなら息子の身柄を闘盟軍で押さえておけばゼモンに対して大変強力な手札を握ったことになる…。
という訳で精霊都市攻略に当たらせていたバアルを急遽地上に派遣して四元拉致を図ったのだが、アイツによるとほとんど成功していたのに、土壇場で色狂いの兄貴に邪魔されて獲物をかっさらわれたということだ…」
ここで、納得がいかぬ様子の万能匠が疑問点を質した。
「そういえばつい先日、庭で久方ぶりにリドと顔を合わせたんですが、その時彼はこれから〈地上遠征〉に出かけると言ってましたな…となると彼が命じられたのは別任務ということですか?」
「ああ、それはスダイの案件だな…。
そもそもアイツの考えていることは例の“ペトゥルナワス史上最大の歓楽地建設構想”をはじめ私には理解し難いのだが、どうやら四元の仲間──即ち地上人の異能力者を集めて“戦乱に疲弊した民に活力を与える新感覚の娯楽”を創始するのだとか息巻きおって…全く今に始まったことではないが、あやつには根本的に一族の屋台骨を命懸けで支えるという自覚が欠けておる…こんなことでは、いずれ時代の流れ次第では並々ならぬ野心家のバアルに寝首を掻かれることになりかねんわ…。
全く、後事を託すべき倅どもがこんな体たらくでは、このザナルクもおちおち死んでもおられん…!
まあ、それはそれとしてハナシをリドに戻すが、とにかく四元蓮馬はアイツがここへ連れ帰ったのだが、その道中一瞬も離れることなく躰を密着(呆れたことに、到着した時ヤツは素っ裸だったらしい!)させていたことで抑えに抑えていた妄執がついに爆発したものか、とんでもないことを言い出したのだ!!
つまり、“蓮馬を使って銀魔星首領と取引するなどとんでもない──ゼモンの首は自分が命に替えても獲ってくるから、成功の暁には晴れて彼と結婚させてくれ”
──と!!!」
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