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第62話 魔法の常識
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勝つための戦いというのは、準備が大事であり、弱き者が準備を怠っては勝てるはずもないのである。
現時点で、新しき力を得たカンであったが、当然の如く未だ〝弱き者〟である。
「ちょ!? え!? は!? ゴゴゴッゴッゴーレムカァアアン!?」
入学式の次の日、カインは自分のクラスである一年三組において、召喚士としての戦闘の模擬戦を授業で行う事になった。
そして、出席番号順で相手が自動的に決められ、その結果としての相手がゴイラ=イモイだったのだ。
『どうやら、今はもう入学式の次の日で、しかも授業の真っ最中みたいだね。そして、その授業は〝召喚獣を用いた模擬戦〟と言うこと。そして、カンが召喚された状況を考えれば、おのずと答えは導き出せるわけだ』
「そうだったのカァアン!? 召喚獣って、こんな唐突に呼ばれて対応できるものなのかカァアアアン!?」
『いや、そんな事はないみたいね。他の召喚獣は、カイン達の世界の枠組みで生きる者達だから、自分の主達と同じ時間を共有しているし、当然召喚主の現在の状況といった情報も得る事が出来るんだよ。だけどカンは、そもそも異世界の者であるから、帰還してる際はカインからの情報を得る事が出来ないためだと思うよ』
「それ大事な情報な上に、めっちゃ我って不利ではないカァアアアン!?」
『不利なのは、そんなカンとパートナーを組んでいるカイン君だと思うけどね』
「それを言われるとぐうの音もでぬカァアアン!?」
イチカの真っ当な言葉が、カインへの罪悪感を増しながらカンにダメージを与える。そんな狼狽えるカンの元に、カインの掛け声が届いた。
「カン! 行けぇえ!」
「ゴレモイ! そんな空き缶なぞ、踏み潰せぇええ!」
同時に、ゴイラの声も訓練場に響いた。
〝ゴイラ親方! 任しておくでごわす! こんな空き缶など、おいの足でぺしゃんこにしてやるでごんす!〟
ゴーレムは気合をいれながら、カンに向かって歩き出していた。当然、その言葉はカンにのみしか、聞くことはできない。
側から聞けば、ただゴーレムが雄叫びをあげている様にしか聞こえなかった。
「ちょ!? 見た目通りのごっつぁんキャラなのカァアアン! 待つのだ!? 待て! 仕切り直しカァアン!」
〝ゴーレムは、急に止まれないでごわす!〟
「トラックの如き突進力カァアアアン!? トラック転生してしまうカァアアン!?」
「カン! 避けて! ほら! 潰されちゃうから!」
ゴーレムの足が迫っている中、カインがカンに対して指示を出す。
「我は動けないぃいカァアアアアン!」
カインの指示も虚しく、カンは既に目の前に迫っている巨大なゴーレムの足の前に、転生を覚悟していた。
カンにゴーレムの足が触れると思った瞬間、時間が止まりカンに何処からともなく声が聞こえてきた。
〝力を欲したものよ〟
「時間が止まったところで、察しはついているが、イチカであるな?」
〝何の為に、魔力制御を覚えたのだ〟
「無視か」
〝魔風は、何の為に身につけたのだ〟
その声はたたみかける様に、言葉を紡ぐ。
〝カンは、ただの潰れる空き缶か?〟
「そうでは……ない……はず」
否定しながらも、そこには〝揺るぎない自信を持つ〟言葉という様子はなかった。
〝それとも、魔王に至る空き缶か?〟
「……イチカ……おぬし……」
〝さぁ、空き缶よ。喋る空き缶のカンよ。お前は、何を手に入れた?〟
「風を……魔風を……」
〝そうさ、カン。君はもう、動けない空き缶じゃないんだ。カンなら、空も飛べるさ〟
「……カ……カァアアアン!」
そして時は再び動き出した時、ゴーレムの足が地響きとともに、カンが立っていた位置の鍛錬場の地面に、踏み下ろされたのだった。
「カァアアアン!? 大丈夫!?」
「ふははは! 空き缶が、完全に踏み潰されちまったようだな!」
カインの悲鳴と、ゴイラ=イモイの高笑いが鍛錬場に響き渡った。しかし、そこにはもう一つ声が響き渡るのだった。
「ふ……フハハハハ! カァアアアン! 我の時代が今此処にキタカァアアアアン!」
『ほほう、言うじゃないか。だが、そういう調子の乗り方は、嫌いじゃないよ』
カンは、ゴーレムに潰される直前に〝風龍の戯れ(Lv.2)〟を発動し、自分自身が魔風を纏うことで風の力により移動し、踏み潰しを躱した。そして、空中にふわりと吹き上がっていた。
"カンは、風龍の戯れ(Lv.2)を発動した!"
"カンのMPが15消費された!"
"カンのMPは残り2となった!"※足りないMP分はストックMPから充填
"カンの風龍の戯れ(Lv.2)の効果が切れるまで残り3秒……2秒……1秒……効果終了!"
「……ふぃ? 効果……シュウリョウ?」
世界の声の発した言葉の意味を理解したくないという想いが、カンの言葉をカタコトにさせる。
カンの発動した風魔法〝風龍の戯れ(Lv.2)〟の効果により風を操り空中に浮かんでいたカンは、魔法の効果時間が終了したと同時に落下を始めた。
「不味い! もう一度、魔法カァアアン! 〝風龍の戯れ(Lv.2)〟!」
"カンは、【風龍の戯れ(Lv.2)】を唱えた!"
"しかし、MPが足りなかった!"
「……はぁああ!?」
『MPが足りなかったら、魔法は発動しない。これ、常識だよね』
「カン! 動かないと、そのままじゃ!」
突然、自然落下を始めたカンに、カインが声を出した時、同時にゴイラ=イモイも自身の召喚獣のゴーレムに指示を出していた。
「そのまま、殴り飛ばせぇええ!」
"ガッテン承知の助でごわすぅうう"
「ちょ!? 待つカァン! けぺら!?」
無常にもカンのアルミボディに、ゴーレムの巨大な拳が見事にクリーンヒットしたのであった。
現時点で、新しき力を得たカンであったが、当然の如く未だ〝弱き者〟である。
「ちょ!? え!? は!? ゴゴゴッゴッゴーレムカァアアン!?」
入学式の次の日、カインは自分のクラスである一年三組において、召喚士としての戦闘の模擬戦を授業で行う事になった。
そして、出席番号順で相手が自動的に決められ、その結果としての相手がゴイラ=イモイだったのだ。
『どうやら、今はもう入学式の次の日で、しかも授業の真っ最中みたいだね。そして、その授業は〝召喚獣を用いた模擬戦〟と言うこと。そして、カンが召喚された状況を考えれば、おのずと答えは導き出せるわけだ』
「そうだったのカァアン!? 召喚獣って、こんな唐突に呼ばれて対応できるものなのかカァアアアン!?」
『いや、そんな事はないみたいね。他の召喚獣は、カイン達の世界の枠組みで生きる者達だから、自分の主達と同じ時間を共有しているし、当然召喚主の現在の状況といった情報も得る事が出来るんだよ。だけどカンは、そもそも異世界の者であるから、帰還してる際はカインからの情報を得る事が出来ないためだと思うよ』
「それ大事な情報な上に、めっちゃ我って不利ではないカァアアアン!?」
『不利なのは、そんなカンとパートナーを組んでいるカイン君だと思うけどね』
「それを言われるとぐうの音もでぬカァアアン!?」
イチカの真っ当な言葉が、カインへの罪悪感を増しながらカンにダメージを与える。そんな狼狽えるカンの元に、カインの掛け声が届いた。
「カン! 行けぇえ!」
「ゴレモイ! そんな空き缶なぞ、踏み潰せぇええ!」
同時に、ゴイラの声も訓練場に響いた。
〝ゴイラ親方! 任しておくでごわす! こんな空き缶など、おいの足でぺしゃんこにしてやるでごんす!〟
ゴーレムは気合をいれながら、カンに向かって歩き出していた。当然、その言葉はカンにのみしか、聞くことはできない。
側から聞けば、ただゴーレムが雄叫びをあげている様にしか聞こえなかった。
「ちょ!? 見た目通りのごっつぁんキャラなのカァアアン! 待つのだ!? 待て! 仕切り直しカァアン!」
〝ゴーレムは、急に止まれないでごわす!〟
「トラックの如き突進力カァアアアン!? トラック転生してしまうカァアアン!?」
「カン! 避けて! ほら! 潰されちゃうから!」
ゴーレムの足が迫っている中、カインがカンに対して指示を出す。
「我は動けないぃいカァアアアアン!」
カインの指示も虚しく、カンは既に目の前に迫っている巨大なゴーレムの足の前に、転生を覚悟していた。
カンにゴーレムの足が触れると思った瞬間、時間が止まりカンに何処からともなく声が聞こえてきた。
〝力を欲したものよ〟
「時間が止まったところで、察しはついているが、イチカであるな?」
〝何の為に、魔力制御を覚えたのだ〟
「無視か」
〝魔風は、何の為に身につけたのだ〟
その声はたたみかける様に、言葉を紡ぐ。
〝カンは、ただの潰れる空き缶か?〟
「そうでは……ない……はず」
否定しながらも、そこには〝揺るぎない自信を持つ〟言葉という様子はなかった。
〝それとも、魔王に至る空き缶か?〟
「……イチカ……おぬし……」
〝さぁ、空き缶よ。喋る空き缶のカンよ。お前は、何を手に入れた?〟
「風を……魔風を……」
〝そうさ、カン。君はもう、動けない空き缶じゃないんだ。カンなら、空も飛べるさ〟
「……カ……カァアアアン!」
そして時は再び動き出した時、ゴーレムの足が地響きとともに、カンが立っていた位置の鍛錬場の地面に、踏み下ろされたのだった。
「カァアアアン!? 大丈夫!?」
「ふははは! 空き缶が、完全に踏み潰されちまったようだな!」
カインの悲鳴と、ゴイラ=イモイの高笑いが鍛錬場に響き渡った。しかし、そこにはもう一つ声が響き渡るのだった。
「ふ……フハハハハ! カァアアアン! 我の時代が今此処にキタカァアアアアン!」
『ほほう、言うじゃないか。だが、そういう調子の乗り方は、嫌いじゃないよ』
カンは、ゴーレムに潰される直前に〝風龍の戯れ(Lv.2)〟を発動し、自分自身が魔風を纏うことで風の力により移動し、踏み潰しを躱した。そして、空中にふわりと吹き上がっていた。
"カンは、風龍の戯れ(Lv.2)を発動した!"
"カンのMPが15消費された!"
"カンのMPは残り2となった!"※足りないMP分はストックMPから充填
"カンの風龍の戯れ(Lv.2)の効果が切れるまで残り3秒……2秒……1秒……効果終了!"
「……ふぃ? 効果……シュウリョウ?」
世界の声の発した言葉の意味を理解したくないという想いが、カンの言葉をカタコトにさせる。
カンの発動した風魔法〝風龍の戯れ(Lv.2)〟の効果により風を操り空中に浮かんでいたカンは、魔法の効果時間が終了したと同時に落下を始めた。
「不味い! もう一度、魔法カァアアン! 〝風龍の戯れ(Lv.2)〟!」
"カンは、【風龍の戯れ(Lv.2)】を唱えた!"
"しかし、MPが足りなかった!"
「……はぁああ!?」
『MPが足りなかったら、魔法は発動しない。これ、常識だよね』
「カン! 動かないと、そのままじゃ!」
突然、自然落下を始めたカンに、カインが声を出した時、同時にゴイラ=イモイも自身の召喚獣のゴーレムに指示を出していた。
「そのまま、殴り飛ばせぇええ!」
"ガッテン承知の助でごわすぅうう"
「ちょ!? 待つカァン! けぺら!?」
無常にもカンのアルミボディに、ゴーレムの巨大な拳が見事にクリーンヒットしたのであった。
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