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第二章 錬磨
本気のアメノとエイダ
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「それは、大変な冒険でしたね」
「流石に、迷宮からの脱出は痺れたわ。レベルを確認したらあの脱出だけで、三つも上がっていたからな。どんだけ冒険したんだよって話だな」
俺は今回の城の外での出来事を、セアラと夕食を食べながら話をしていた。城へ無事に戻り、塔の大浴場で久しぶりに湯船を堪能してからセアラとの夕食に来ていた。結局、今回の一週間での城の外での鍛錬によってレベルが合計で四つ上がり『冒険者Lv.19』となったのだ。もうひとつでキリよく二十だったのにと、少し悔しい思いをしているのは内緒だ。
「城の外というのは、楽しそうな世界なのですね」
「どうかな? 危険も沢山て感じだけどな」
「先程からヤナ様が、楽しそうにお話を聞かせて下さるので、そうなのかと」
「ははは、まぁ生きて帰って来れたからな。ちゃんとこうして、セアラと飯を食べる約束を果たせてるからじゃないかな? 楽しそうにしてるのはさ」
「……私も、楽しみに待っておりました」
少しだけ顔を赤らめながら、そう言ってくれたセアラを見て俺の心が温かくなるのを感じた。
「ふふ、照れるな。俺も顔が赤くなりそうだ」
「俺も?……あっ!」
慌てたように、セアラは顔を両手で隠した。今度はしっかり耳まで赤くなっているのが、バッチリ見えている。
「どうした? 耳まで今度は赤いぞ? 風邪でもひいたか? ははは」
「……いじわる……」
「なんか言ったか? ふふふ。さてと、そろそろ寝るかな。また明日からは、ここでの鍛錬だからな。じゃぁまた明日な、おやすみ」
「……おやすみなさい」
セアラにジト目で見送られ、部屋をでた。
「大分、年相応な可愛い反応してきたな。少しでも俺の話で、楽しんでくれれば嬉しいけどな」
なんだかんだと初めての城の外の世界で、命の危機まで経験していたヤナの心は、セアラとの穏やかな時間によって癒されていたのだった。その日の夜は久しぶりに寝る布団で、一週間の疲れを癒すのであった。
翌日、毎朝のトレーニングを終え朝食を食べた後、塔の広場に出てみるといつものアメノ爺さんに加えてエイダさんも一緒にいた。
「あれ? なんでエイダさんもいるんだ?」
「この一週間で、ヤナ様もレベルを上げて来られましたからね。今日からは、二人がかりで鍛錬を行おうという事になりました」
「ふふふ、望むところだな。この一週間は結構多対一での経験も増したしな。形状変化も操作も格段に扱いが上達したぞ」
「ふむふむ、それは結構。儂たちもそのレベルの上がったヤナ殿に、レベルを上げて貰うにはどうしたよいか考えておったのじゃ。それでのぉ、本気を出そうという結論に至ったのじゃよ」
「ほほう、結構最近いい勝負出来てた感じだったけど、あれは本気じゃなかったのか」
「儂らもヤナ殿がつけているような装備をしているからのぉ。それを外させて貰おうかと思っての」
「私も同じくですわね。同じような指輪をしておりますので、外させて貰おうかと思いまして」
「……本気で?」
「「本気」」
そう言うと二人は、おもむろに装備を外しにかかった。アメノ爺さんは腕輪を、エイダさんは指輪に手をかけてゆっくりと装備を外した。
「おいおいおいおい……なんだその威圧と魔力は……もう、あんたらが魔王倒せば良くないか?」
装備を外すと同時に二人から暴力的な迄の威圧と魔力が解放され、それが全て俺に向けられている。俺の額からは汗が滲み出し、既に目の前に立っているだけで全身に死神の慟哭が警告を発している。
「これでも、魔王城までの露払いぐらいしかできんよ」
「それに私達には、セアラ様の護衛任務がありますしね」
先程からから死神の慟哭に警告され続けており、嫌な予感がビンビンな為、二人に一応確認してみた。
「念のための確認なんだが、その状態で俺を殺さないように手加減出来るのか?」
「「無理じゃな(です)」」
「はぁ……やっぱりか……しかもその状態で二人がかりって……もしかして二人って俺のこと嫌い? しかも今日からルイいないぞ?」
ルイは残りの一週間は勇者達と連携の鍛錬をするという事で、もうここには来ないのだ。
「ほほう、驚かんのかヤナ殿?」
「もう慣れたわ」
「それなら話が早いですわね」
「こっちも全力で行くからな」
「「望むところ!」」
そしてお互いの全力で鍛錬は始まった。
「疾風迅雷!『十指』『焔豪球』『形状変か……」
「させぬよ? 『縮地』『居合』『五月雨』!」
「のわ! 早っ! ぐおぉおお! やばい! 焔豪球が! どわぁ!」
焔豪球を形状変化で『大剣』にする前に、アメノ爺さんに一気に間合いを『縮地』で詰められ、そのまま連続の居合抜きを放たれた。連続発動の途中で居合抜きをかわす為に、発動を止めた所為で、待機させていなかった焔豪球が俺のすぐ近くで暴発してしまい、俺は吹き飛ばされた。
「そんな技の完成を、こちらが待つわけなかろうて。そらそらまだまだ行くぞい『木枯し』!」
アメノ爺さんから斬撃の鎌鼬が襲いかかってくるのを、ギリギリで回避すると横からエイダさんの声がした。
「私もいますからね? 『龍の宴』!」
「ははは……マジかよ……やり過ぎじゃね? ぐわぁああああ!」
俺に向かって、火水風土の各属性の魔法の龍が同時に襲いかかってきた。
「はぁはぁ……くそ……『応急処置』……きっついな……」
「まだまだヤナ殿は、スキルや技の発動が遅いのぉ、それでは攻撃してくれと言ってるのと同じじゃぞ? 考えるよりも早く、反射的に発動せにゃ実戦じゃつかえんのぉ」
「魔法に対する反応速度も、随分と遅いですね。見てから反応してたら遅いですよ? 相手の魔力を感知し、その魔力から攻撃される技を分析しないと間に合いませんね」
「……俺まだ戦い始めて三週間よ? 出来るわけないよね?」
「「やれ」」
「ざけんな脳筋共! 見るんじゃない感じろとかどこの漫画じゃ!」
「儂らはやっとるからのぉ、出来るじゃろ?」
「出来ないんですか? 『諦める』んですか? あぁ、自ら降参と地面に這いつくばって『倒れて』しまえば許してあげますわよ? オーホッホッホ!」
「やかましいわ! クソ爺ぃに性悪メイドめ! 『二刀流剣技』『春一番』!」
俺は二人に向かって、二刀同時の空振りの居合抜きの剣圧で風を巻き起こす。
「むう! 甘いのぉ『風断斬』!」
「そっちがな! 『形状変化』『刀』『焔豪剣山』! 串刺しになりやがれ!」
エイダから龍の宴をくらっている時に地面の中に、『焔豪球』『形状変化』『ドリル』で地中を移動させていた。更に会話で注意を引きながら二人の真下に移動させたところで、再度『形状変化』で『刀』に変えて『焔豪剣山』で足元から攻撃したのだ。
「『凍る大地』……惜しかったですが、もう少し魔力を隠蔽しないとバレバレですわよ?」
俺の『焔豪剣山』はエイダの『凍る大地』によって大地から凍らされ固まっている。
「くっそぉおお!……と、言うと思ったか?『二刀流剣技』『狐の嫁入り雨』!」
二人の頭上から、雨の様に俺の剣戟が降り注ぐ。
「ぬお! 斬撃の仕草などなかった筈! ぐぉおおお! エイダ! 頭上に障壁じゃ! 斬撃の土砂降りを受け止めよ!」
「もうやってます! ただ斬撃の数が余りにも多くて! それに突然の出現だったため、効果範囲がそちらまで伸びません!」
二人は突然の剣戟の雨に虚を突かれているようだった。
「不思議だなぁ? 天気は良いのに斬撃の雨が降るなんてな。少しそこで雨宿りしとくといいぞ? 『双子』『十指』『焔豪球』『形状変化』『紅蓮の大太刀』『自動操縦』っと。それと『焔豪壁』『形状変化』『紅蓮の鎧』『部分的』『形状変化』『紅蓮の大翼』!」
「はぁはぁ……」
「ぜぇぜぇ……」
「雨は上がったみたいだな。お待たせ。俺も準備出来たぞ?……さぁ! こっからだ! いくぜぇえええええ!」
「ぬあぁああああああ!」
「はぁあああああああ!」
お互い本気の殺し合いが、この日から始まった。
「流石に、迷宮からの脱出は痺れたわ。レベルを確認したらあの脱出だけで、三つも上がっていたからな。どんだけ冒険したんだよって話だな」
俺は今回の城の外での出来事を、セアラと夕食を食べながら話をしていた。城へ無事に戻り、塔の大浴場で久しぶりに湯船を堪能してからセアラとの夕食に来ていた。結局、今回の一週間での城の外での鍛錬によってレベルが合計で四つ上がり『冒険者Lv.19』となったのだ。もうひとつでキリよく二十だったのにと、少し悔しい思いをしているのは内緒だ。
「城の外というのは、楽しそうな世界なのですね」
「どうかな? 危険も沢山て感じだけどな」
「先程からヤナ様が、楽しそうにお話を聞かせて下さるので、そうなのかと」
「ははは、まぁ生きて帰って来れたからな。ちゃんとこうして、セアラと飯を食べる約束を果たせてるからじゃないかな? 楽しそうにしてるのはさ」
「……私も、楽しみに待っておりました」
少しだけ顔を赤らめながら、そう言ってくれたセアラを見て俺の心が温かくなるのを感じた。
「ふふ、照れるな。俺も顔が赤くなりそうだ」
「俺も?……あっ!」
慌てたように、セアラは顔を両手で隠した。今度はしっかり耳まで赤くなっているのが、バッチリ見えている。
「どうした? 耳まで今度は赤いぞ? 風邪でもひいたか? ははは」
「……いじわる……」
「なんか言ったか? ふふふ。さてと、そろそろ寝るかな。また明日からは、ここでの鍛錬だからな。じゃぁまた明日な、おやすみ」
「……おやすみなさい」
セアラにジト目で見送られ、部屋をでた。
「大分、年相応な可愛い反応してきたな。少しでも俺の話で、楽しんでくれれば嬉しいけどな」
なんだかんだと初めての城の外の世界で、命の危機まで経験していたヤナの心は、セアラとの穏やかな時間によって癒されていたのだった。その日の夜は久しぶりに寝る布団で、一週間の疲れを癒すのであった。
翌日、毎朝のトレーニングを終え朝食を食べた後、塔の広場に出てみるといつものアメノ爺さんに加えてエイダさんも一緒にいた。
「あれ? なんでエイダさんもいるんだ?」
「この一週間で、ヤナ様もレベルを上げて来られましたからね。今日からは、二人がかりで鍛錬を行おうという事になりました」
「ふふふ、望むところだな。この一週間は結構多対一での経験も増したしな。形状変化も操作も格段に扱いが上達したぞ」
「ふむふむ、それは結構。儂たちもそのレベルの上がったヤナ殿に、レベルを上げて貰うにはどうしたよいか考えておったのじゃ。それでのぉ、本気を出そうという結論に至ったのじゃよ」
「ほほう、結構最近いい勝負出来てた感じだったけど、あれは本気じゃなかったのか」
「儂らもヤナ殿がつけているような装備をしているからのぉ。それを外させて貰おうかと思っての」
「私も同じくですわね。同じような指輪をしておりますので、外させて貰おうかと思いまして」
「……本気で?」
「「本気」」
そう言うと二人は、おもむろに装備を外しにかかった。アメノ爺さんは腕輪を、エイダさんは指輪に手をかけてゆっくりと装備を外した。
「おいおいおいおい……なんだその威圧と魔力は……もう、あんたらが魔王倒せば良くないか?」
装備を外すと同時に二人から暴力的な迄の威圧と魔力が解放され、それが全て俺に向けられている。俺の額からは汗が滲み出し、既に目の前に立っているだけで全身に死神の慟哭が警告を発している。
「これでも、魔王城までの露払いぐらいしかできんよ」
「それに私達には、セアラ様の護衛任務がありますしね」
先程からから死神の慟哭に警告され続けており、嫌な予感がビンビンな為、二人に一応確認してみた。
「念のための確認なんだが、その状態で俺を殺さないように手加減出来るのか?」
「「無理じゃな(です)」」
「はぁ……やっぱりか……しかもその状態で二人がかりって……もしかして二人って俺のこと嫌い? しかも今日からルイいないぞ?」
ルイは残りの一週間は勇者達と連携の鍛錬をするという事で、もうここには来ないのだ。
「ほほう、驚かんのかヤナ殿?」
「もう慣れたわ」
「それなら話が早いですわね」
「こっちも全力で行くからな」
「「望むところ!」」
そしてお互いの全力で鍛錬は始まった。
「疾風迅雷!『十指』『焔豪球』『形状変か……」
「させぬよ? 『縮地』『居合』『五月雨』!」
「のわ! 早っ! ぐおぉおお! やばい! 焔豪球が! どわぁ!」
焔豪球を形状変化で『大剣』にする前に、アメノ爺さんに一気に間合いを『縮地』で詰められ、そのまま連続の居合抜きを放たれた。連続発動の途中で居合抜きをかわす為に、発動を止めた所為で、待機させていなかった焔豪球が俺のすぐ近くで暴発してしまい、俺は吹き飛ばされた。
「そんな技の完成を、こちらが待つわけなかろうて。そらそらまだまだ行くぞい『木枯し』!」
アメノ爺さんから斬撃の鎌鼬が襲いかかってくるのを、ギリギリで回避すると横からエイダさんの声がした。
「私もいますからね? 『龍の宴』!」
「ははは……マジかよ……やり過ぎじゃね? ぐわぁああああ!」
俺に向かって、火水風土の各属性の魔法の龍が同時に襲いかかってきた。
「はぁはぁ……くそ……『応急処置』……きっついな……」
「まだまだヤナ殿は、スキルや技の発動が遅いのぉ、それでは攻撃してくれと言ってるのと同じじゃぞ? 考えるよりも早く、反射的に発動せにゃ実戦じゃつかえんのぉ」
「魔法に対する反応速度も、随分と遅いですね。見てから反応してたら遅いですよ? 相手の魔力を感知し、その魔力から攻撃される技を分析しないと間に合いませんね」
「……俺まだ戦い始めて三週間よ? 出来るわけないよね?」
「「やれ」」
「ざけんな脳筋共! 見るんじゃない感じろとかどこの漫画じゃ!」
「儂らはやっとるからのぉ、出来るじゃろ?」
「出来ないんですか? 『諦める』んですか? あぁ、自ら降参と地面に這いつくばって『倒れて』しまえば許してあげますわよ? オーホッホッホ!」
「やかましいわ! クソ爺ぃに性悪メイドめ! 『二刀流剣技』『春一番』!」
俺は二人に向かって、二刀同時の空振りの居合抜きの剣圧で風を巻き起こす。
「むう! 甘いのぉ『風断斬』!」
「そっちがな! 『形状変化』『刀』『焔豪剣山』! 串刺しになりやがれ!」
エイダから龍の宴をくらっている時に地面の中に、『焔豪球』『形状変化』『ドリル』で地中を移動させていた。更に会話で注意を引きながら二人の真下に移動させたところで、再度『形状変化』で『刀』に変えて『焔豪剣山』で足元から攻撃したのだ。
「『凍る大地』……惜しかったですが、もう少し魔力を隠蔽しないとバレバレですわよ?」
俺の『焔豪剣山』はエイダの『凍る大地』によって大地から凍らされ固まっている。
「くっそぉおお!……と、言うと思ったか?『二刀流剣技』『狐の嫁入り雨』!」
二人の頭上から、雨の様に俺の剣戟が降り注ぐ。
「ぬお! 斬撃の仕草などなかった筈! ぐぉおおお! エイダ! 頭上に障壁じゃ! 斬撃の土砂降りを受け止めよ!」
「もうやってます! ただ斬撃の数が余りにも多くて! それに突然の出現だったため、効果範囲がそちらまで伸びません!」
二人は突然の剣戟の雨に虚を突かれているようだった。
「不思議だなぁ? 天気は良いのに斬撃の雨が降るなんてな。少しそこで雨宿りしとくといいぞ? 『双子』『十指』『焔豪球』『形状変化』『紅蓮の大太刀』『自動操縦』っと。それと『焔豪壁』『形状変化』『紅蓮の鎧』『部分的』『形状変化』『紅蓮の大翼』!」
「はぁはぁ……」
「ぜぇぜぇ……」
「雨は上がったみたいだな。お待たせ。俺も準備出来たぞ?……さぁ! こっからだ! いくぜぇえええええ!」
「ぬあぁああああああ!」
「はぁあああああああ!」
お互い本気の殺し合いが、この日から始まった。
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