シロツメクサの指輪と永遠の約束

双子の妹、奈々子は小さい頃「神隠し」にあった。
「えらい天狗さまになったらむかえにきてね。」
ひとりの男の子と出会い、約束をする。
シロツメクサの指輪と髪ゴムを交換して儀式は完了した。

時は流れて奈々子の結婚式に約束した男の子が現れた。
約束通りに迎えにきたという。
シロツメクサの指輪を持っていたのは、双子の姉の茉奈だった。
手違いで異世界へといざなわれ、茉奈が目を覚ますと悲し気に泣く声が聞こえる。
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