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一日目
朝 管を辿って行った先
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テツはボールペンを渡されて、観察しにいくことになりました。ノートはいかなる時も全員持っていて、ポケットに入るくらいのサイズなのです。メモに有効で、全員百三冊以上使っているので、王国の倉庫の十分の一くらいは「みんなのメモ」のスペースに割いています。
読めないメモが多すぎます。アラバキ城の深刻な問題か? 答えはノーです。なぜならアラバキは日々拡張しているから、彼らがいくら消費しようと木はたちます。紙が作られ、ノートができます。いまだ紙なのはアナログということではなくテツが文庫本が好きだから、という理由です。
「新書よりあつくて、ハードカバーより薄い、ふっ」
テツは読書については何か悟ったような顔をします。その顔つきといったらありません怖いのです。
「ふっ」
本題に入りましょう。話がそれました。
テツは、ノートにいろいろメモをして書き殴っていました。それを文章に直して戻ってきて話を始めました。
暗い洞窟のような場所だった。かけてくれた梯子を降りた瞬間にそう思った。僕は思った。
(うへえ気味わるいなあ)
溝があって、そこに転んでしまった。足が、この懐かしい暖かさを感じとる。
温泉だ! 温泉があったぞ!
僕は湧きあがった。
この話が終わらないうちに六行目の半ばあたりからこりどうは駆け込んだ。「女湯」。使われることはないだろうし、あっちにだけ塩サウナがあるので、「第二湯どころ」と命名することにした。
澄み切ったお湯が三十八度。露天風呂なので海が見える。ダイブできるがさすがに水風呂終わりのそれは気が引けたので、今度サウナが終わったらダイブしようと思った。
読めないメモが多すぎます。アラバキ城の深刻な問題か? 答えはノーです。なぜならアラバキは日々拡張しているから、彼らがいくら消費しようと木はたちます。紙が作られ、ノートができます。いまだ紙なのはアナログということではなくテツが文庫本が好きだから、という理由です。
「新書よりあつくて、ハードカバーより薄い、ふっ」
テツは読書については何か悟ったような顔をします。その顔つきといったらありません怖いのです。
「ふっ」
本題に入りましょう。話がそれました。
テツは、ノートにいろいろメモをして書き殴っていました。それを文章に直して戻ってきて話を始めました。
暗い洞窟のような場所だった。かけてくれた梯子を降りた瞬間にそう思った。僕は思った。
(うへえ気味わるいなあ)
溝があって、そこに転んでしまった。足が、この懐かしい暖かさを感じとる。
温泉だ! 温泉があったぞ!
僕は湧きあがった。
この話が終わらないうちに六行目の半ばあたりからこりどうは駆け込んだ。「女湯」。使われることはないだろうし、あっちにだけ塩サウナがあるので、「第二湯どころ」と命名することにした。
澄み切ったお湯が三十八度。露天風呂なので海が見える。ダイブできるがさすがに水風呂終わりのそれは気が引けたので、今度サウナが終わったらダイブしようと思った。
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