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【R18】はじめての……。

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 「はじめての……。」

 わたしはなにもわかっていなかった。
 いいえ。
 少女だったわたしはなにも考えていなかった。
 お父様とお母様がお体もお心も乱れていくのを見ていながら、なにが起きているのか考えたことはなかった。

 わたしはそういう愚かな娘だった。

「……旦那、様」
 だからいま、こんなことをされている。きっと罰だ。
 昼下がりの屋敷の奥で、横たわる旦那様のお顔を拭きながら、胸をまさぐられている。
「おやめになってください……」
 いくらおねがいしても、旦那様はわたしの胸を揉みしだくのをやめてくださらない。

「言葉ばかりだな」
 おっしゃる通り、わたしはべつのことを求めて体をうねらせてしまっていた。

「ここだろう?」
「あぁっ、んっ」
 わたしの赤い乳首を、旦那様が指で強く摘まみ上げる。

「んあっ、んっ」
 そしてもう一方の乳首を、旦那様は口に含まれた。

「あぁっんっ」
 吸われて、噛まれて、舌で何度も撫でられる。
 腰が自然と天井に向かって上がってしまっていた。

 その尻を、胸を揉んでいた手で旦那様が撫でる。
 正也坊ちゃまのように、あそこを吸ってはくださらない。
 いいえ。わたしはそんなことはお願いしたりしない。

「濡れているのか?」
「いいえ……いいえ」
 いやいやと首を振るわたしのお尻から、旦那様はお手を離された。

「あっんっ」
 乳首を噛まれて、わたしは喉を反らせた。
 それきり、旦那様はなにもなさらない。

 わたしの胸を旦那様が押して、わたしは畳に尻をついてしまった。

「足を開きなさい」

 命じられて、わたしは意味がわからなかった。

「そのまま、足を開きなさい」

「そんなこと……いやです……はずかしい」
 震える声が漏れる。

「本当に未通娘なのか、まだ調べていない」

 なんていうことをおっしゃるの。
 はずかしさに、わたしは掌を畳についたままうつむいた。

「私の息子たちといたずらをしていないだろうね」
「そんなこと……っ」

 あれから、正也坊ちゃまは二人きりになるすきをお見つけになっては、わたしの乳を吸うようになられた。ミルクがそこから出るとおっしゃって、わたしの密をおいしそうに呑んでいらっしゃる。
 あれはいたずらではない。正也坊ちゃまはお母様が恋しいだけの。だってそうおっしゃっているもの。

「なら、足を開いてちゃんと未通娘なのかどうか私に見せなさい」

 唇を噛みしめて、わたしはなにもはいていない両足を少し開いた。

「それでは見えないだろう」
 旦那様はうつぶせになって、わたしの足首を掴むと軽々と開かせておしまいになった。

「……っ……」
 まだ旦那様には一度も触られていないそこを、着物の中に顔を入れて旦那様が見てらっしゃる。

「もう……」
「こんなに濡らして。よく確かめないといけないな」
 足を閉じようとするわたしをお許しにならずに、旦那様は指先でわたしのそこに触れた。

「あぁ……っ」
 着物がはだけてむきだしになってしまった胸を反らせて、わたしは体を震わせた。
 ぬるぬるしたそこを、旦那様の指がゆっくりなぞっていく。

 わたしはいつの間にか、腰を浮かせてしまっていた。

「ここに触ってほしいのか?」
 旦那様の指が、わたしの体の真ん中の小さな豆粒のようなそれに触る。

「あぁっんっ」
 正也坊ちゃまが密を吸われるときも、そこをなめられるとこうなってしまう。
 体が震えて、熱い火のような熱が奥からせりあがる。

 びちゃびちゃと音を立てて、旦那様はぐちゃぐちゃに濡れたわたしのそこを指で弄った。
「あ……あぁっ、もお……っ」
「もう、なんだ」

 なんだと旦那様にいわれても、わたしにはわからない。

「ここに男を引き込んだのか調べているんだよ」
 そうおっしゃると旦那様は、ここ、とおっしゃった場所に指を入れようとした。

「やめてください……っ」
 驚いて悲鳴が出る。

 そんなところから指が入るなんて、わたしは知らなかった。

「狭くてかたいな。まだ咲かない蕾か」
 笑って、旦那様は指を一本、わたしの中に埋められた。

「あっ」
 誰にも、自分でも触ったことのない身の内に、旦那様の太い指が少しずつ入っていらっしゃる。

「かたくてザラザラしているよ。これは男にはたまらない蕾だ」
「あ……あぁ……」
 ザラザラしていると旦那様がおっしゃるわたしの内側は、触れられると確かになめらかではなかった。形もまっすぐではない。

「あぁっんっ」
 旦那様の指に強く押されて、わたしは喉をしめられたように息が苦しくなった。

「なかなか広がらないな」
 そう言って旦那様が、二本目の指をわたしの中に入れる。

「きゃあ……っ」
 広げられた初めての場所に、わたしは悲鳴をあげた。

「昼間だぞ」
 叱られて自分の右手て口を塞ぐ。

「……ん……っ」
 旦那様は二本の指を出し入れしながら、わたしの豆粒を舐め始めた。

「あぁっ、んっ、あぁっん」
 どこがいったのかわからない震えが体を駆け抜けて、わたしははしたない声をあげてしまった。

「指をいられて、ここを舐められていったのか。あそこはせまいが、まだ未通娘かわからんな」

 旦那様は意地悪をおっしゃって、わたしの目尻からは熱い涙がこぼれていた。

「そこにある箱を取りなさい」
 息を切らしていると、旦那様は枕元にある桐の箱を指さした。

「はい……」
 やっと、旦那様の伽が終わったのだと息をはいて、箱を取る。

「開けてみなさい」
 旦那様に命じられるまま、わたしは桐箱を開けた。

 すると中には、敷かれた綿の上に木をきれいに削って作ったなにかが置かれていた。

「これは……?」
「おまえのために作らせたものだ」
 旦那様はそれを手に取ると、わたしの股の間に滑らせた。

「なにを……なさるんですか……?」
 それは旦那様の親指よりもずっと太く、旦那様の中指よりもずっと長い。

 先が丸くなって曲がっていた。

「私のものはもっと大きい。だが今は使い物にならないからな。これはおまえのための玩具だ」
 そう言いながら旦那様は、その玩具をわたしの密でたっぷりと濡らした。

 はじめは恐怖に震えていたはずのわたしは、何度も何度も玩具をあそこにこすりつけられるうちに、息が荒くなっていった。

 どうして? こわいのに。いやなのに。なにをされるかわからないのに。
 お尻が動いてしまう。
 どうして?

「あぁっ」
 丸く曲がった先を、旦那様はわたしの中に埋めた。

「少しだ。まだ先端だけだ」
「やめてください……やめて……どうか……」
 お願いすると、旦那様は玩具を手前に引いた。

「あ……」
「腰がついてきたぞ」
「あぁっ」
 言葉と一緒に旦那様は、わたしの玩具をわたしの中に埋めてしまわれた。

「あぁ……っ、あっ、あ……」
 体の奥、わたしの知らない体の奥に、玩具が触っている。

 ゆっくりと旦那様は玩具を引くと、またゆっくりと奥に玩具を入れた。
「いや……いや、いや……」
 そこは知らないところ。かたいところに玩具が触るとわたしは息が止まりそうになる。

「出したり入れたりしてほしいか」

 旦那様はおっしゃった。
 そんなはしたないこと、わたしにはいえない。

「してほしくないなら終わりだ」 

「いや……」
 勝手に声が出て、勝手に腰が前後に動いた。

「出したり入れたりしてほしいか」

「して……ください……」
「何を?」
「わたしの、おもちゃを」
「どこに」
「わたしの……わたしの、あそこに……出したり入れたり……して、ください……」
 喘ぎながら懇願すると、旦那様は玩具でわたしの奥を大きく突いた。

「あぁっ」

「もっと早く動かしてほしいか」

「もっと……もっとお……っ」

 わたしはもう、わたしの思う通りにならない。

 腰を振って、旦那様に何度も玩具をおねだりする。

 こんなのわたしじゃない。

「中でいくのか」
「いや……」
「中でいかせてほしいか」

 旦那様の手が激しく動いて、わたしの奥のかたいところが何度も何度も強く突かれている。

「いかせてください……っ」

 大きな声が出て、旦那様の手がそれを待っていたようにもっと強く激しくわたしを突いた。

「あぁっ、あっ、あっ、いっくう……っ、いく……っ」

 畳に手をついて胸を丸出しにして、あそこをびくびくいわせながらわたしはのけぞって初めての声をあげていた。
 
 わたしのはじめては、旦那様の作ったわたしの玩具だった。
 
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