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5話 メンバー2&料理人獲得?
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「わたしをギルドに入れなさい!!」
ギルドに来るなり突然の申し出が、ルイ・ダグラスから出された。
「断る」
「歓迎するよ!」
「あの聖槍使いが⁈」
上から、リュウガ、マイ、ソウの反応である。
「わたしがギルマスだからわたしの意見優先!」
「いや、ギルマスの意見を拒否は可能だろ! うちの約束だろうが!」
「そもそも、Sランクのわたしが入るんだからありがたく思いなさいよ!」
喧嘩になりそうではあったものの結局は、
「ギルドをNo. 1にする覚悟はあるのか?」
という、リュウガからの問いに対して、
「わたしが入るんだから当たり前でしょ?」
という、自信をマイが気に入りリュウガも面倒くさくなったのか最終的には許可した。
「メンバーも増えて来たしそろそろ料理人が欲しいね~」
と、マイがそんな事を言い出した。
「あ~前から言ってたなそれ、貼り紙は効果ないみたいだけどな」
そうなのである。料理人の募集をして2週間が経とうとしていたのである。
「別にいらなくない?」
とは、ルイの意見だ。
「絶対に必要だよ!」
こればかりはマイは譲らないらしい。そこへソウが、
「あの、俺の友達が料理人見習いなんですけどそいつはどうですか?」
との提案が、
「別に良いけど、俺とマイは料理出来るからそれ以上の腕前じゃないと採用しねぇぞ」
そうなのだ。リュウガとマイは料理が出来るため、今までは交代制でやってきたのである。
「そうだね、最低限のラインはそこにして審査しよっか。ソウ、その友達呼んで来て」
◇
3日後にソウは、
「連れて来ました」
「初めまして、ロン・ダウです」
ソウが友達であるロンを呼んで来た。ロンはソウと同い年の料理人見習いで街の飲食店で今はアルバイトしている。
「それじゃ、早速何か作ってよ。食材は用意してるから」
「分かりました」
ロンは作業に取り掛かる。料理を食べるのは、リュウガとマイの2名。これはソウだと公平性に欠けるためでルイは料理を家の者に任せてるの事で 「論外」 とリュウガに拒否されて今は2階の部屋でふて寝している。
「出来ました! どうぞ!」
出されたのは肉料理だ。
「「いただきます」」
2人が食べるのを固唾を呑んでロンとそれにソウも見守る。
そしてものの数分で完食、結果は、
「まだ駄目だな」
「そうだね、まだ」
突きつけられた言葉にロンは悲しそうになる。そんなロンを見てソウが、
「待って下さい、ロンは、」
と食ってかかるが、
「早まんな、バカ。 まだって言ったろ俺もギルマスも」
「要するにもっと今の先生のところで学んで見習いを無事卒業出来たらまたここにおいでね」
呆気にとらわれたロンだか、はっ、とすると、
「ありがとうございます。見習い卒業したら絶対にここにきて美味しい料理を作ってみせます!」
キッチンの片付けをし、ロンは帰っていった。
「いや~、料理人問題はこれで解決だね~」
「まだ先は長そうだが、まぁいいだろ」
そんな話をしていると、コンコン、と扉をノックする音が、
「おっ、加入希望者かな? どうぞ~」
「失礼します」
入ってきたのは騎士だった。
「リュウガ・レン様。明日城へ来てください」
城からの遣いがやって来た。
(流石に目立ち過ぎたか?)
突然の訪問に疑問は尽きないがリュウガは遣いと共に城へと向かう。
ギルドに来るなり突然の申し出が、ルイ・ダグラスから出された。
「断る」
「歓迎するよ!」
「あの聖槍使いが⁈」
上から、リュウガ、マイ、ソウの反応である。
「わたしがギルマスだからわたしの意見優先!」
「いや、ギルマスの意見を拒否は可能だろ! うちの約束だろうが!」
「そもそも、Sランクのわたしが入るんだからありがたく思いなさいよ!」
喧嘩になりそうではあったものの結局は、
「ギルドをNo. 1にする覚悟はあるのか?」
という、リュウガからの問いに対して、
「わたしが入るんだから当たり前でしょ?」
という、自信をマイが気に入りリュウガも面倒くさくなったのか最終的には許可した。
「メンバーも増えて来たしそろそろ料理人が欲しいね~」
と、マイがそんな事を言い出した。
「あ~前から言ってたなそれ、貼り紙は効果ないみたいだけどな」
そうなのである。料理人の募集をして2週間が経とうとしていたのである。
「別にいらなくない?」
とは、ルイの意見だ。
「絶対に必要だよ!」
こればかりはマイは譲らないらしい。そこへソウが、
「あの、俺の友達が料理人見習いなんですけどそいつはどうですか?」
との提案が、
「別に良いけど、俺とマイは料理出来るからそれ以上の腕前じゃないと採用しねぇぞ」
そうなのだ。リュウガとマイは料理が出来るため、今までは交代制でやってきたのである。
「そうだね、最低限のラインはそこにして審査しよっか。ソウ、その友達呼んで来て」
◇
3日後にソウは、
「連れて来ました」
「初めまして、ロン・ダウです」
ソウが友達であるロンを呼んで来た。ロンはソウと同い年の料理人見習いで街の飲食店で今はアルバイトしている。
「それじゃ、早速何か作ってよ。食材は用意してるから」
「分かりました」
ロンは作業に取り掛かる。料理を食べるのは、リュウガとマイの2名。これはソウだと公平性に欠けるためでルイは料理を家の者に任せてるの事で 「論外」 とリュウガに拒否されて今は2階の部屋でふて寝している。
「出来ました! どうぞ!」
出されたのは肉料理だ。
「「いただきます」」
2人が食べるのを固唾を呑んでロンとそれにソウも見守る。
そしてものの数分で完食、結果は、
「まだ駄目だな」
「そうだね、まだ」
突きつけられた言葉にロンは悲しそうになる。そんなロンを見てソウが、
「待って下さい、ロンは、」
と食ってかかるが、
「早まんな、バカ。 まだって言ったろ俺もギルマスも」
「要するにもっと今の先生のところで学んで見習いを無事卒業出来たらまたここにおいでね」
呆気にとらわれたロンだか、はっ、とすると、
「ありがとうございます。見習い卒業したら絶対にここにきて美味しい料理を作ってみせます!」
キッチンの片付けをし、ロンは帰っていった。
「いや~、料理人問題はこれで解決だね~」
「まだ先は長そうだが、まぁいいだろ」
そんな話をしていると、コンコン、と扉をノックする音が、
「おっ、加入希望者かな? どうぞ~」
「失礼します」
入ってきたのは騎士だった。
「リュウガ・レン様。明日城へ来てください」
城からの遣いがやって来た。
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