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第41話 警官に捕まった件〜後編〜
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僕は男という男を軽蔑するような澄まし顔で警官たちを見やった。
「うへへ、この男を男と思っていない澄まし顔が、屈辱でぐちゃぐちゃに歪むところをとっくりおがんでやろうぜwww」
警官たちが僕の頭を足げにして床に押し付ける。反抗的な顔で僕は警官たちをにらみつけた。
僕の目にビクンと警官たちの股間が反応する。
「ほ~ら、オレたちの足にキスしてみなwww」
警官たちが靴を脱いで、臭い足の指を僕の目の前に突きつけた。そんなことできるか、と僕は唇を嚙む。
「できねえって言うなら、今すぐ素っ裸にひん剥いてオレたち全員でマワしてやってもいいんだぜぇwww」
どうやら本気らしい。
僕は嫌々ながらも汚い足に口を寄せていく。Ωとしての自尊心を奪われていくような耐え難い行為だった。
悪臭を放つ足の指を泣きながら口に含む僕の泣きっツラを警官たちがズボンの前をふくらませて鑑賞する。僕の憎しみの目も警官たちにはまたとない興奮剤にしかならない。
うへへ、と笑いながら足の指を舐める僕を見降ろす。
「まだまだ、これからだぜ。男社会に抗ったことを骨の髄まで後悔させてやる! さあ、その第一歩として、オレたちの肉便器になることを誓いな」
嚙みついてやろうか、この足に、と僕は牙を剥く。
「おいおい、言うこと聞かねえとバラしてΩの人肉ソーセージにしちまうぞッ! いい加減、自分の置かれている立場を理解しやがれwww」
本当に警官かよ、と疑いたくなるような言動に僕は思わず頭がクラクラしてくる。
「……ち、誓います……」
不服そのもののふくれっ面で僕は言った。
「よ~し、いい子だ。それじゃあ、まずは全裸になって両脚をおっぴろげてもらおうか。奥の奥までさらけ出せよwww」
僕は絶望に責めさいなまれながらベッドによじ登り、警官たちの前に脚を開いて立ち上がる。
僕の涙が警官たちにとって最高の催淫罪となり、これから始まる無惨な饗宴の期待に男たちの剛直ははち切れそうに疼く。
なんでこんな得体の知れない中年オヤジ共に羞恥の極みである秘所を見せてやらなきゃならないのか、涙が僕のプライドと共に流れ出す。
警官たちが自分の局部をしげしげと眺めるのを、顔をそらせてこらえる。キモいオッサン特有の臭い息が自分の股間にかかるのを感じ、身を震わせた。
理不尽な怒りと屈辱を必死になって堪える。
警官たちが僕の敏感な粘膜を撫で上げてきた。ヒッ、と僕は声にならない声をあげた。
「可愛いピンク色をした肛門に浣腸してやりたいなぁ。牛乳を何リットルか注ぎ込んで下腹をオレと同じくらい膨らませてやりてえぜwww」
僕の大事な穴が惜しげもなく開かされると、匂いを嗅がれた。
「いい匂いだ。この穴にオレたちのモノがズブリと突き刺さるのかと思うと最高に興奮するぜwww」
顔を背ける僕のお尻をパンパン叩きながら警官たちはゲスな微笑みを浮かべる。
「テメエにΩとして最悪の地獄を味わわせてやるぜ。Ωごときがαに勝てるわけねえってことを、とことんオマエの身体に教えてやるッ!」
「――へぇ~、どんな風に教えてくれるんだい?」
その時、オリの外から見知った声が響き渡ってきた。
「お、尾芽牙くん⁉︎」
「ボクだけじゃないよ♡」
尾芽牙くんの後から一護くんも息を切らしながら走ってきた。
「ハアハア……よぉ~、アオイ! 尾芽牙のヤツ、力は俺より弱いくせに足だけは無駄に速いから参ったぜ」
「一護くぅ~ん♡」
一護くんの登場に僕は思わず甘い声をあげてしまう。
「アオイくん、ボクが出てきた時よりも何だか嬉しそうだね……。妬いちゃうなぁ~」
「そ、そんなことないよ! 尾芽牙くんも助けに来てくれてありがとね♡」
警官たちは自分らの存在が完全に無視されていることに憤りを覚えたらしく、2人に食ってかかっていく。
「テメエらはとっくの昔に死刑台に上げたはずだ! 何故、ここへいる⁉︎ どうやって逃げ延びた⁉︎」
「それを今から教えてあ・げ・る♡」
そう言うと、尾芽牙くんの全身がいきなり紅蓮の炎に包まれた。
「えぇぇぇ~⁉︎」
何が起こったのか全く理解できず、僕も警官たちも頭の中がパニックになる。
「これこそ神様が男社会に今まで虐げられてきたΩにくださった贈り物さ! Ωの恨み、とくと思い知るがいいッ!」
一瞬にして警官たちの全身が紅蓮の炎に包まれていく。
絶叫しながら警官たちは自分の全てを焼き尽くす炎の中で尾芽牙くんを見た。
警官たちは焼死する寸前に自分らがΩにしてきた数々の性的搾取や非人間的行いを悔いた。だがしかし、今頃悔いても時すでに遅し。もはや、そこに警官たちは存在していなかった。
僕は目の前で起こった能力バトル漫画のような光景にただただ呆然としていた。
「すげえだろ、アオイ。尾芽牙がいれば、ホントに男社会を解体することも夢じゃねえ! アオイが生きやすい社会を作るためなら、俺も尾芽牙に協力するぜ。さあ、アオイもΩのユートピア建設のために一緒に立ち上がろう♡」
そう言って、一護くんは腰が抜けて立てなくなった僕の手を取ってくれた。
「でも、一護くんはαだし……」
「いいってことよ。アオイのためなら俺は喜んで二級市民になってやるぜwww」
僕を手をぐっと掴んで立たせてくれた一護くんの手は力強くて暖かった。
「へぇ~、それなら一護はボクの下僕にしてあげるよ。それでボクとアオイくんが結婚して、2人の生活費を一護が馬車馬のように働いて稼げば一生安泰だね♡」
ニヤニヤと笑みを浮かべて言う尾芽牙くんを睨みつけながら一護くんは反論する。
「アオイのためなら喜んで馬車馬のように働くが、何でオメェの生活費まで出さねえといけねえんだよ。つか、アオイは俺と結婚するんだ!」
不服そうな一護くんに対して、尾芽牙くんが指パッチンすると、いきなり一護くんの股間から煙が出始める。
「あっちぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ~ッ!!!」
一護くんは火がついた自分のチンポをニギニギしながら鎮火させようと躍起になる。
「うひゃひゃ、Ωに逆らう男はこうなるのさwww」
そう言って、ケラケラ笑う尾芽牙くんの横顔は物凄く楽しそうだった。どうやら正真正銘のドSらしい。
僕は一護くんに同情しながらも、これから生まれるであろうΩの理想国家に夢を馳せるのだった。
「うへへ、この男を男と思っていない澄まし顔が、屈辱でぐちゃぐちゃに歪むところをとっくりおがんでやろうぜwww」
警官たちが僕の頭を足げにして床に押し付ける。反抗的な顔で僕は警官たちをにらみつけた。
僕の目にビクンと警官たちの股間が反応する。
「ほ~ら、オレたちの足にキスしてみなwww」
警官たちが靴を脱いで、臭い足の指を僕の目の前に突きつけた。そんなことできるか、と僕は唇を嚙む。
「できねえって言うなら、今すぐ素っ裸にひん剥いてオレたち全員でマワしてやってもいいんだぜぇwww」
どうやら本気らしい。
僕は嫌々ながらも汚い足に口を寄せていく。Ωとしての自尊心を奪われていくような耐え難い行為だった。
悪臭を放つ足の指を泣きながら口に含む僕の泣きっツラを警官たちがズボンの前をふくらませて鑑賞する。僕の憎しみの目も警官たちにはまたとない興奮剤にしかならない。
うへへ、と笑いながら足の指を舐める僕を見降ろす。
「まだまだ、これからだぜ。男社会に抗ったことを骨の髄まで後悔させてやる! さあ、その第一歩として、オレたちの肉便器になることを誓いな」
嚙みついてやろうか、この足に、と僕は牙を剥く。
「おいおい、言うこと聞かねえとバラしてΩの人肉ソーセージにしちまうぞッ! いい加減、自分の置かれている立場を理解しやがれwww」
本当に警官かよ、と疑いたくなるような言動に僕は思わず頭がクラクラしてくる。
「……ち、誓います……」
不服そのもののふくれっ面で僕は言った。
「よ~し、いい子だ。それじゃあ、まずは全裸になって両脚をおっぴろげてもらおうか。奥の奥までさらけ出せよwww」
僕は絶望に責めさいなまれながらベッドによじ登り、警官たちの前に脚を開いて立ち上がる。
僕の涙が警官たちにとって最高の催淫罪となり、これから始まる無惨な饗宴の期待に男たちの剛直ははち切れそうに疼く。
なんでこんな得体の知れない中年オヤジ共に羞恥の極みである秘所を見せてやらなきゃならないのか、涙が僕のプライドと共に流れ出す。
警官たちが自分の局部をしげしげと眺めるのを、顔をそらせてこらえる。キモいオッサン特有の臭い息が自分の股間にかかるのを感じ、身を震わせた。
理不尽な怒りと屈辱を必死になって堪える。
警官たちが僕の敏感な粘膜を撫で上げてきた。ヒッ、と僕は声にならない声をあげた。
「可愛いピンク色をした肛門に浣腸してやりたいなぁ。牛乳を何リットルか注ぎ込んで下腹をオレと同じくらい膨らませてやりてえぜwww」
僕の大事な穴が惜しげもなく開かされると、匂いを嗅がれた。
「いい匂いだ。この穴にオレたちのモノがズブリと突き刺さるのかと思うと最高に興奮するぜwww」
顔を背ける僕のお尻をパンパン叩きながら警官たちはゲスな微笑みを浮かべる。
「テメエにΩとして最悪の地獄を味わわせてやるぜ。Ωごときがαに勝てるわけねえってことを、とことんオマエの身体に教えてやるッ!」
「――へぇ~、どんな風に教えてくれるんだい?」
その時、オリの外から見知った声が響き渡ってきた。
「お、尾芽牙くん⁉︎」
「ボクだけじゃないよ♡」
尾芽牙くんの後から一護くんも息を切らしながら走ってきた。
「ハアハア……よぉ~、アオイ! 尾芽牙のヤツ、力は俺より弱いくせに足だけは無駄に速いから参ったぜ」
「一護くぅ~ん♡」
一護くんの登場に僕は思わず甘い声をあげてしまう。
「アオイくん、ボクが出てきた時よりも何だか嬉しそうだね……。妬いちゃうなぁ~」
「そ、そんなことないよ! 尾芽牙くんも助けに来てくれてありがとね♡」
警官たちは自分らの存在が完全に無視されていることに憤りを覚えたらしく、2人に食ってかかっていく。
「テメエらはとっくの昔に死刑台に上げたはずだ! 何故、ここへいる⁉︎ どうやって逃げ延びた⁉︎」
「それを今から教えてあ・げ・る♡」
そう言うと、尾芽牙くんの全身がいきなり紅蓮の炎に包まれた。
「えぇぇぇ~⁉︎」
何が起こったのか全く理解できず、僕も警官たちも頭の中がパニックになる。
「これこそ神様が男社会に今まで虐げられてきたΩにくださった贈り物さ! Ωの恨み、とくと思い知るがいいッ!」
一瞬にして警官たちの全身が紅蓮の炎に包まれていく。
絶叫しながら警官たちは自分の全てを焼き尽くす炎の中で尾芽牙くんを見た。
警官たちは焼死する寸前に自分らがΩにしてきた数々の性的搾取や非人間的行いを悔いた。だがしかし、今頃悔いても時すでに遅し。もはや、そこに警官たちは存在していなかった。
僕は目の前で起こった能力バトル漫画のような光景にただただ呆然としていた。
「すげえだろ、アオイ。尾芽牙がいれば、ホントに男社会を解体することも夢じゃねえ! アオイが生きやすい社会を作るためなら、俺も尾芽牙に協力するぜ。さあ、アオイもΩのユートピア建設のために一緒に立ち上がろう♡」
そう言って、一護くんは腰が抜けて立てなくなった僕の手を取ってくれた。
「でも、一護くんはαだし……」
「いいってことよ。アオイのためなら俺は喜んで二級市民になってやるぜwww」
僕を手をぐっと掴んで立たせてくれた一護くんの手は力強くて暖かった。
「へぇ~、それなら一護はボクの下僕にしてあげるよ。それでボクとアオイくんが結婚して、2人の生活費を一護が馬車馬のように働いて稼げば一生安泰だね♡」
ニヤニヤと笑みを浮かべて言う尾芽牙くんを睨みつけながら一護くんは反論する。
「アオイのためなら喜んで馬車馬のように働くが、何でオメェの生活費まで出さねえといけねえんだよ。つか、アオイは俺と結婚するんだ!」
不服そうな一護くんに対して、尾芽牙くんが指パッチンすると、いきなり一護くんの股間から煙が出始める。
「あっちぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ~ッ!!!」
一護くんは火がついた自分のチンポをニギニギしながら鎮火させようと躍起になる。
「うひゃひゃ、Ωに逆らう男はこうなるのさwww」
そう言って、ケラケラ笑う尾芽牙くんの横顔は物凄く楽しそうだった。どうやら正真正銘のドSらしい。
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