精神科に行ったら男同士でエッチなことしちゃいました♡

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15 漲る愛

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 地獄に落とされた絵路井えろい先生を救うため、矢馬井やばい先生と共に男尊女卑地獄へとやって来た僕らは当てもなく彷徨っていた。


「爆乳女神の話だと絵路井えろい先生は女の子になっちゃったらしいけど、どんな感じなんだろうなぁ~?」
「はい、僕もすっごく気になります……」


 ある日突然、愛する人の性別が変わっても引き続き愛すことができるだろうか?
 そんな問いが脳裏にふと浮かんだ。
 そもそも僕は恋愛自体を未だによく分かっていない。
 今まで散々周囲とのディスコミュニーケーションに悩まされてきた僕と世界を繋いでくれた絵路井えろい先生の何かが1つでも変わってしまったことに一抹の不安を覚えてしまう。


「もしかして絵路井えろい先生が女にされたのが不安なの?」


 僕の不安を的確に察知した矢馬井やばい先生の問いになかなか答えられないでいると、向こうから女の人がこちらに向かって走ってきた。


「おぉ、やっぱり来てくれたんだね! 嬉しいなぁ~、超感激だよ♡」
「………………」


 ほぼスッポンポンの女の人を目の前にしたら普通は驚くところだが、僕は不思議と平静を保っていた。何故だか無性に愛おしいとすら感じる。
 これが一目惚れってやつだろうか。
 絵路井えろい先生みたいに大きな瞳と長い睫毛。
 絵路井えろい先生みたいに高い鼻と艶やかな髪。
 絵路井えろい先生みたいに……って、あれ?
 どうして絵路井えろい先生を彷彿とさせるのだろうか。


「ちょっぴり目線がユメトくんに近くなったね。女の子になったから少しばかり小さくなったのかな?」
「………………はい?」


 僕は眼前に立ってニコニコしている女の子の正体に気づくのに数秒かかった。


絵路井えろい先生!!! 本当に女の子になっちゃったんですか⁉︎」
「うん、なっちゃったね。でも、あんまり気にしてないかなぁ。むしろ、どうやってここから出るかの方が問題だよ。今回は全然楽しい世界じゃないからね」


 絵路井えろい先生の話によると、地獄界は爆乳女神の特殊な結界で囲まれており、外へ出ることは不可能らしい。それ故に僕が矢馬井やばい先生を連れて来るのを待っていたそうだ。


「ぼくの転移魔法で元いた世界へひとっ飛びさ」
「さすが、矢馬井やばい先生♡ 転移魔法ほどの高等魔法を使いこなせるのは矢馬井やばい先生ぐらいだよ」
「いやはや、照れるなぁ。さあ、一緒に帰りましょうか」


 心なしか矢馬井やばい先生がいつもより紳士的に見えた。やっぱり、絵路井えろい先生が女の子になったからだろうか。
 絵路井えろい先生を無事救出することに成功し、僕たちは矢馬井やばい先生の転移魔法で早急に立ち去るのだった。




ーーー




 僕は絵路井えろい先生の誤解を解くため、事の次第を詳細に説明してから謝罪した。


「本当に申し訳ございませんでした……謝っても許してもらえないとは思いますが、僕にできることがあったら何でも言ってください!」
「気にしないでよ。女の子になっても変身魔法で前の姿に戻ることは出来るからさ」


 絵路井えろい先生の変身魔法は1日6時間だけ使用可能らしく、今は男だった時の姿に化けていた。


「でも、1日6時間しか男の姿ではいられないんですよね。本当に大丈夫なんですか?」
「あぁ、もちろん♡ 何なら試してみるかい?」


 ソフトな声色で囁きながら、絵路井えろい先生は僕の頭を優しく胸に抱き寄せた。
 僕は小さく息を吸い込んで裸身をブルッと震わせた。


「何も問題はないさ。大切なことは自分の『好き』という気持ちに正直になること。『愛している』と行動で示すこと。それだけだよ♡」


 絵路井えろい先生の舌が僕の乳首をとらえ、軽く引っ張るようにしながら吸い上げる。
 思わず僕は太腿をもじもじとくねらせる。絵路井えろい先生の指が僕のアソコを布越しに触っていた。
 身体の奥が燃えるように熱くなり、全身が過敏になって、肌の上を絵路井えろい先生の吐息が滑っただけでも甘い疼きが込み上げてくる。


「一生、絵路井えろい先生について行きます♡」


 ゆったりと横たわった僕はうっとりと絵路井えろい先生を見上げる。
 絵路井えろい先生は頷くと、僕のウエストを両手で掴んで強引に引き寄せる。太い肉棒は僕の中へじりじりと侵入していった。
 股間にそそり勃つ剛棒を根元まで挿入され、僕は顎を仰け反らせた。唇の端から涎を垂らして空気を貪ると、舌の先でペロリと唇を舐めて絵路井えろい先生の唇にキスしていった。すぼめた唇を頬や唇に押しつけていく。


絵路井えろい先生、もっともっと僕を愛して。二度と離れられなくなるくらいいっぱい愛してぇ~♡」


 僕の甘えた声に触発され、挿入された剛棒が更に硬くそそり勃ってきた。
 やがて僕たちは同時に絶頂の声をあげながら恍惚の世界へと昇天していくのだった。
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