10 / 18
10 AGITO
しおりを挟む
目を開いた時、自分がどこにいるのか分からなかった。まるで雲の中にいるように周囲がぼんやりしている。
周辺は物音ひとつしない。
『……アギト??? アギトなのか⁉︎』
前回、絵路井先生が口にしたアギトという人物のことが気になり、その名が何度も頭の中でリプレイされていた。
「……アギトって誰だろう???」
僕の問いに呼応するかのように、ドアが外側から開かれた。
ドアの向こうには、僕に顔が瓜二つのドッペルゲンガーが立っている。
「ようやく君の意識の中に入り込めたよ、ユメトくん♡」
そう言うと、ドッペルゲンガーは僕の乳首をつまんで転がしながらニヤリと笑う。
「いつも鎮太に気絶するほど気持ちいいことをしてもらえて良かったね。よがり狂ったユメトくんの顔が忘れられないや。相変わらず感度も抜群みたいだねwww」
ドッペルゲンガーの言葉通り、僕の乳首は軽くなぶられただけなのに、もう硬く尖っている。
僕は息が荒くなるのを抑えて唇を嚙みしめた。イタズラに抗議するようにキッとドッペルゲンガーを睨みつける。
「そんな顔したら綺麗な顔が台無しだよ。ほ~ら、笑って。意地を張らずに素直に堕ちようか♡」
僕はその言葉に悪意を感じていた。
「やめてよ! 一体何なの⁉︎」
「ボクは鎮太の古い知り合いだよ。だから鎮太に近づく者にはボクの許可が必要ってわけ」
その刹那、ドッペルゲンガーは僕の額に素早く右手をかざした。
「心を見せて」
僕の瞳は焦点を失って、ゆっくりと瞼が降りていく。
目に見えない触手が心の中へ侵入してくるような感覚を覚えた。混濁した意識の中、まばゆい光が放たれ、周囲を明るく満たしていく。光はすぐに消え去り、それと同時にドッペルゲンガーは絵路井先生に変身を遂げていた。
ニセ絵路井先生は僕に腕をまわして抱き寄せると、唇を素早く奪う。
「ん~、むふッ……」
僕はニセ絵路井先生の胸を叩いて抵抗したが、ものの数分と経たないうちに身体から力が抜けてぐったりとなる。ディープキスをされただけなのに感じてしまい、ニセ絵路井先生の方へ胸を押しつけていく。
ふと気づくと、下半身にニセ絵路井先生の勃起が当たっていた。
僕はニセ絵路井先生から逃れようとして身をよじる。だが、ニセ絵路井先生は両腕に力を入れてきつく抱きしめ、首筋に舌を這わせて胸を揉む。
ニセ絵路井先生は硬くそそり勃っている剛直を剥き出しにした。
僕の方は両脚の間から手をのばして、太腿に当たっているニセ絵路井先生のペニスを掴む。
「おやおや、シゴいてくれるのかい?」
「ち、違います! もうやめてください!」
僕は激しくかぶりを振ったが、両肩を押さえられて身動き出来なくなる。
「お尻の穴を舐めさせてもらうよぉ~」
ニセ絵路井先生はハアハアと息を弾ませながら、舌をのばして尻のすぼまりをペロリと舐めた。
「んッ」
僕は小さな声をあげた。生温かな舌の感触を得た菊門がキュッと窄まる。
「いいねぇ~、悪くないじゃん♡」
僕は抵抗することも出来ず、泣きながら菊門を舐められ続けた。
顔の上にまたがった僕の秘孔から透明な蜜が溢れてニセ絵路井先生の頰にポタポタとしたたり落ちる。
舌の動きはあまりにも刺激的で僕の快感を否が応にも高めていく。
「ひゃああああああああああああああ~ッ!!!」
身体の奥から込み上げてくる甘い疼きに耐えきれず、僕はとうとう大きな声で叫んでしまった。
全身の細胞が爆発して弾け飛んでしまいそうなほどの快感が湧き上がる。
「あッ……うわぁ、ひぃ~ッ!」
と叫び、大きく全身を震わせて身悶えた。
「いい反応だねぇ~、さすがは鎮太に調教されただけのことはある」
「鎮太?……絵路井先生のこと⁉︎」
僕は苦しげな表情で問うが、尻穴から込み上げる激しい快感に身を任せ続ける。
「ひいぃ~ッ!」
僕は気が狂ったように裸身をくねらせた。
ニセ絵路井先生がもたらす愉悦をお尻の穴で貪る。身体を前に倒したままお尻をくねらせた。
湧き起こる快感はあまりにも強烈すぎて、態勢を維持することすらおぼつかなくなってくる。ニセ絵路井先生の手で胸を揉みあげられると目の前が真っ白に染まって、全身がガクガク震え出す。
「ああああああああ~ッ!!!」
僕は四肢をわななかせ、喉をさらして絶叫した。
ニセ絵路井先生は一際強烈に収縮するアナルから舌をずるりと抜き取った。
裸身がブルルッとわななくと、身体中がすっきりしたが、次の瞬間には激しい羞恥が込み上げてきた。
「なるほど、鎮太が気に入るわけだ。これで安心して君の奥底で再び眠りにつける」
そう言うと、元の姿に戻って僕をギュッと抱きしめる。
「……あなたは一体???」
「――ボクはアギト。今は君の魂の断片のような存在。これからもボクに代わって鎮太の傍にいてあげてね。いつまでも君とボクの思いは一つだから♡」
僕とアギトは一つに溶け合うかのように眩い光に包まれると、そのまま意識レベルで融合していくのであった。
周辺は物音ひとつしない。
『……アギト??? アギトなのか⁉︎』
前回、絵路井先生が口にしたアギトという人物のことが気になり、その名が何度も頭の中でリプレイされていた。
「……アギトって誰だろう???」
僕の問いに呼応するかのように、ドアが外側から開かれた。
ドアの向こうには、僕に顔が瓜二つのドッペルゲンガーが立っている。
「ようやく君の意識の中に入り込めたよ、ユメトくん♡」
そう言うと、ドッペルゲンガーは僕の乳首をつまんで転がしながらニヤリと笑う。
「いつも鎮太に気絶するほど気持ちいいことをしてもらえて良かったね。よがり狂ったユメトくんの顔が忘れられないや。相変わらず感度も抜群みたいだねwww」
ドッペルゲンガーの言葉通り、僕の乳首は軽くなぶられただけなのに、もう硬く尖っている。
僕は息が荒くなるのを抑えて唇を嚙みしめた。イタズラに抗議するようにキッとドッペルゲンガーを睨みつける。
「そんな顔したら綺麗な顔が台無しだよ。ほ~ら、笑って。意地を張らずに素直に堕ちようか♡」
僕はその言葉に悪意を感じていた。
「やめてよ! 一体何なの⁉︎」
「ボクは鎮太の古い知り合いだよ。だから鎮太に近づく者にはボクの許可が必要ってわけ」
その刹那、ドッペルゲンガーは僕の額に素早く右手をかざした。
「心を見せて」
僕の瞳は焦点を失って、ゆっくりと瞼が降りていく。
目に見えない触手が心の中へ侵入してくるような感覚を覚えた。混濁した意識の中、まばゆい光が放たれ、周囲を明るく満たしていく。光はすぐに消え去り、それと同時にドッペルゲンガーは絵路井先生に変身を遂げていた。
ニセ絵路井先生は僕に腕をまわして抱き寄せると、唇を素早く奪う。
「ん~、むふッ……」
僕はニセ絵路井先生の胸を叩いて抵抗したが、ものの数分と経たないうちに身体から力が抜けてぐったりとなる。ディープキスをされただけなのに感じてしまい、ニセ絵路井先生の方へ胸を押しつけていく。
ふと気づくと、下半身にニセ絵路井先生の勃起が当たっていた。
僕はニセ絵路井先生から逃れようとして身をよじる。だが、ニセ絵路井先生は両腕に力を入れてきつく抱きしめ、首筋に舌を這わせて胸を揉む。
ニセ絵路井先生は硬くそそり勃っている剛直を剥き出しにした。
僕の方は両脚の間から手をのばして、太腿に当たっているニセ絵路井先生のペニスを掴む。
「おやおや、シゴいてくれるのかい?」
「ち、違います! もうやめてください!」
僕は激しくかぶりを振ったが、両肩を押さえられて身動き出来なくなる。
「お尻の穴を舐めさせてもらうよぉ~」
ニセ絵路井先生はハアハアと息を弾ませながら、舌をのばして尻のすぼまりをペロリと舐めた。
「んッ」
僕は小さな声をあげた。生温かな舌の感触を得た菊門がキュッと窄まる。
「いいねぇ~、悪くないじゃん♡」
僕は抵抗することも出来ず、泣きながら菊門を舐められ続けた。
顔の上にまたがった僕の秘孔から透明な蜜が溢れてニセ絵路井先生の頰にポタポタとしたたり落ちる。
舌の動きはあまりにも刺激的で僕の快感を否が応にも高めていく。
「ひゃああああああああああああああ~ッ!!!」
身体の奥から込み上げてくる甘い疼きに耐えきれず、僕はとうとう大きな声で叫んでしまった。
全身の細胞が爆発して弾け飛んでしまいそうなほどの快感が湧き上がる。
「あッ……うわぁ、ひぃ~ッ!」
と叫び、大きく全身を震わせて身悶えた。
「いい反応だねぇ~、さすがは鎮太に調教されただけのことはある」
「鎮太?……絵路井先生のこと⁉︎」
僕は苦しげな表情で問うが、尻穴から込み上げる激しい快感に身を任せ続ける。
「ひいぃ~ッ!」
僕は気が狂ったように裸身をくねらせた。
ニセ絵路井先生がもたらす愉悦をお尻の穴で貪る。身体を前に倒したままお尻をくねらせた。
湧き起こる快感はあまりにも強烈すぎて、態勢を維持することすらおぼつかなくなってくる。ニセ絵路井先生の手で胸を揉みあげられると目の前が真っ白に染まって、全身がガクガク震え出す。
「ああああああああ~ッ!!!」
僕は四肢をわななかせ、喉をさらして絶叫した。
ニセ絵路井先生は一際強烈に収縮するアナルから舌をずるりと抜き取った。
裸身がブルルッとわななくと、身体中がすっきりしたが、次の瞬間には激しい羞恥が込み上げてきた。
「なるほど、鎮太が気に入るわけだ。これで安心して君の奥底で再び眠りにつける」
そう言うと、元の姿に戻って僕をギュッと抱きしめる。
「……あなたは一体???」
「――ボクはアギト。今は君の魂の断片のような存在。これからもボクに代わって鎮太の傍にいてあげてね。いつまでも君とボクの思いは一つだから♡」
僕とアギトは一つに溶け合うかのように眩い光に包まれると、そのまま意識レベルで融合していくのであった。
0
お気に入りに追加
47
あなたにおすすめの小説
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる