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4 ヒーリングセックス
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人はそれぞれ、センサーやレセプターが違う。
同じ出来事を全ての人間が同じように感じ、同じように受容することが可能なら話は別だが、どうしても受容できない者は当然のことながら出てくる。
そして、どうしても受け入れられないことを強いられた時、トラウマが生まれるのだ。
僕はトラウマ克服のために心の整理をしていた。
嫌な記憶を反芻しないよう、僕は常日頃から楽しい事を考えるように努めていた。
楽しい事と言えば、絵路井先生と過ごす時間そのものだ。
「向き不向きがあったとしても極端な無力感に苛まれてはいけないよ。ほんの少しずつでも出来ることは増やしていけるから大丈夫。だから自分の心と身体をちゃんと労わってあげてね♡」
会うたびにいつも優しい言葉をかけてくれる絵路井先生の思いやりに感極まってしまった。
「はい、もっと自分の気持ちに素直になります。自分の心のSOSに気づいたら、セルフケアに励みたいと思います」
僕の意気込みに絵路井先生は喜び勇んで抱きしめてくれた。
「病んでた時も愛おしかったけど、やっぱり元気なユメトくんが一番素敵だね。もっと愛らしいユメトくんのお顔を見せて♡」
優しく語りかけてくる間も絵路井先生はずっと愛しげに頭を撫でてくれる。こうやって誰かに大事にされたのはいつ以来だろうか。幸せな感情がじわりと胸を満たしていく。
僕はより絵路井先生の温もりを求めて胸に顔を埋める。
自分の中で何かが高まっているのを感じた。僕の欲求と絵路井先生の欲求が合致している。
そう思うと安心とはまた別種の、熱いものがこみ上げてきた。
いつしか僕の甘い吐息に感化され、絵路井先生の股間は痛いほどに勃起していた。無意識のうちに僕の脚に股間をこすりつけ始める始末。
絵路井先生はこちらの服を脱がしにかかる。恥ずかしいが内心は期待しているせいで、僕はされるがままズボンを脱がされてソファーに座り込む。
すると絵路井先生は嬉しそうに身体を密着させてきた。
僕は興味津々といった感じで勃起した肉棒を指先でつついてみた。
ペニスをつんと小突くと、竿に手を這わせる。
絵路井先生の反応を窺いながら、手で竿を包み込む。
「すっごい……どんどん大きくなってる」
僕の丁寧な愛撫のおかげで、ペニスは歓喜し先端から先走りが溢れ出てきた。
それは亀頭を伝い、僕の手に流れてくる。
僕は先走りで濡れた手のまま、肉棒をしごく。
くちゅ、くちゅ、ぐちゅり、ぐちゅり……。
濡れた肉棒をしごきあげる、いやらしい水音が響き渡る。滑りが良くなったおかげか、ペニスを握る僕の手つきはより熱心なものになっていた。
ヌメついた粘液が僕の手によって泡立ち、まるで天然の石鹸のように竿を白くする。
僕は人差し指と親指で輪をつくると、きゅっとすぼめるようにして強く締めつけた。
味を占めた僕は、さらにその動きを激しくする。
「ユメトくん、もう我慢できな~いッ!」
ペニスの脈動が激しくなり、勢いよく僕の中へ腰を突き出していく。
絵路井先生は愛液を攪拌させながら、さかりのついた猿のように腰を振った。
なすがままペニスを突き立てられ、僕は必死に耐えた。
絵路井先生の荒い息づかいをかき消すほど、僕の喘ぎ声が大きくなっていく。もしかしたら隣の家くらいになら聞こえているかもしれない。
「ひぅッ! んんぅッ! 声、止まんない……抑えられな~い♡」
パンパンに膨れ上がったカリが、がつがつと刺激してきて、あられもなく甘い声を上げてしまった。
身体を強張らせていた僕も完全に快感を覚えていた。僕の喜びに呼応して、絵路井先生の股間も限界を迎える。
「ユメトくんの中に全部出しちゃうからねぇ~♡」
「ああッ……んんッ……んあぁ~ッ、お願いしますぅ♡」
絵路井先生は腰のペースを速め、絶頂への階段を上っていく。
やがて股間の奥から湧き上がる欲望のうねりが頂点に達したところで、一気にそれを解き放った。
びゅるッ! びゅるるッ! どびゅびゅびゅッ!!!
「ああッ! はぁ、ああぁ~ん♡」
ぴったり亀頭を押しつけられ、最後の一滴まで絵路井先生は僕の中に欲望を注ぎ込む。
僕はびくびくと痙攣しながら、それを受け入れていた。
「ああ……はぁ……中に入ってく……あぁッ……すごい……絵路井先生ので満たされていきます♡」
この甘酸っぱい空気感がとても心地良かった。
「ユメトくんが寛解するまで、いっぱいエッチな事しようね♡」
「はい……今後ともよろしくお願いします♡」
欲望が満たされ、だんだん正気に戻ってきた僕は絵路井先生に会釈する。
絵路井先生のエッチ療法によって徐々に症状が緩和し、回復の兆しが見えてきたことに僕は心から感謝するのだった。
同じ出来事を全ての人間が同じように感じ、同じように受容することが可能なら話は別だが、どうしても受容できない者は当然のことながら出てくる。
そして、どうしても受け入れられないことを強いられた時、トラウマが生まれるのだ。
僕はトラウマ克服のために心の整理をしていた。
嫌な記憶を反芻しないよう、僕は常日頃から楽しい事を考えるように努めていた。
楽しい事と言えば、絵路井先生と過ごす時間そのものだ。
「向き不向きがあったとしても極端な無力感に苛まれてはいけないよ。ほんの少しずつでも出来ることは増やしていけるから大丈夫。だから自分の心と身体をちゃんと労わってあげてね♡」
会うたびにいつも優しい言葉をかけてくれる絵路井先生の思いやりに感極まってしまった。
「はい、もっと自分の気持ちに素直になります。自分の心のSOSに気づいたら、セルフケアに励みたいと思います」
僕の意気込みに絵路井先生は喜び勇んで抱きしめてくれた。
「病んでた時も愛おしかったけど、やっぱり元気なユメトくんが一番素敵だね。もっと愛らしいユメトくんのお顔を見せて♡」
優しく語りかけてくる間も絵路井先生はずっと愛しげに頭を撫でてくれる。こうやって誰かに大事にされたのはいつ以来だろうか。幸せな感情がじわりと胸を満たしていく。
僕はより絵路井先生の温もりを求めて胸に顔を埋める。
自分の中で何かが高まっているのを感じた。僕の欲求と絵路井先生の欲求が合致している。
そう思うと安心とはまた別種の、熱いものがこみ上げてきた。
いつしか僕の甘い吐息に感化され、絵路井先生の股間は痛いほどに勃起していた。無意識のうちに僕の脚に股間をこすりつけ始める始末。
絵路井先生はこちらの服を脱がしにかかる。恥ずかしいが内心は期待しているせいで、僕はされるがままズボンを脱がされてソファーに座り込む。
すると絵路井先生は嬉しそうに身体を密着させてきた。
僕は興味津々といった感じで勃起した肉棒を指先でつついてみた。
ペニスをつんと小突くと、竿に手を這わせる。
絵路井先生の反応を窺いながら、手で竿を包み込む。
「すっごい……どんどん大きくなってる」
僕の丁寧な愛撫のおかげで、ペニスは歓喜し先端から先走りが溢れ出てきた。
それは亀頭を伝い、僕の手に流れてくる。
僕は先走りで濡れた手のまま、肉棒をしごく。
くちゅ、くちゅ、ぐちゅり、ぐちゅり……。
濡れた肉棒をしごきあげる、いやらしい水音が響き渡る。滑りが良くなったおかげか、ペニスを握る僕の手つきはより熱心なものになっていた。
ヌメついた粘液が僕の手によって泡立ち、まるで天然の石鹸のように竿を白くする。
僕は人差し指と親指で輪をつくると、きゅっとすぼめるようにして強く締めつけた。
味を占めた僕は、さらにその動きを激しくする。
「ユメトくん、もう我慢できな~いッ!」
ペニスの脈動が激しくなり、勢いよく僕の中へ腰を突き出していく。
絵路井先生は愛液を攪拌させながら、さかりのついた猿のように腰を振った。
なすがままペニスを突き立てられ、僕は必死に耐えた。
絵路井先生の荒い息づかいをかき消すほど、僕の喘ぎ声が大きくなっていく。もしかしたら隣の家くらいになら聞こえているかもしれない。
「ひぅッ! んんぅッ! 声、止まんない……抑えられな~い♡」
パンパンに膨れ上がったカリが、がつがつと刺激してきて、あられもなく甘い声を上げてしまった。
身体を強張らせていた僕も完全に快感を覚えていた。僕の喜びに呼応して、絵路井先生の股間も限界を迎える。
「ユメトくんの中に全部出しちゃうからねぇ~♡」
「ああッ……んんッ……んあぁ~ッ、お願いしますぅ♡」
絵路井先生は腰のペースを速め、絶頂への階段を上っていく。
やがて股間の奥から湧き上がる欲望のうねりが頂点に達したところで、一気にそれを解き放った。
びゅるッ! びゅるるッ! どびゅびゅびゅッ!!!
「ああッ! はぁ、ああぁ~ん♡」
ぴったり亀頭を押しつけられ、最後の一滴まで絵路井先生は僕の中に欲望を注ぎ込む。
僕はびくびくと痙攣しながら、それを受け入れていた。
「ああ……はぁ……中に入ってく……あぁッ……すごい……絵路井先生ので満たされていきます♡」
この甘酸っぱい空気感がとても心地良かった。
「ユメトくんが寛解するまで、いっぱいエッチな事しようね♡」
「はい……今後ともよろしくお願いします♡」
欲望が満たされ、だんだん正気に戻ってきた僕は絵路井先生に会釈する。
絵路井先生のエッチ療法によって徐々に症状が緩和し、回復の兆しが見えてきたことに僕は心から感謝するのだった。
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