男のオレが無理やり女にされた結果

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最終回 オレ、男に戻れた模様

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「なかなか上手いじゃないか。初めて会った時から手なづけやすそうだと思ってたけどwww」


 ストーカーは満足げに笑うと、オレの頭を抱え込み、ペニスを喉奥に勢いよく突き入れる。


「おげぇッ、うぅ~んッ!」


 喉の奥まで何度もペニスを突き入れられ、オレは声にならない悲鳴をあげた。
 ストーカーの太い指がオレの顎を摘みあげて顔を上向かせる。そうすると口から喉へとつづく穴が一直線になり、抽送に伴ってペニスがどこまでも奥へと入っていく。


「うぅ~ッ、ゴホッ!」


 四つん這いになって身体を支えていたオレは両手をストーカーの腰にやった。
 ストーカーの巨大なペニスが根元までも打ち込まれると、もうオレは呼吸することすら出来なかった。


「グハァッ!!!」


 とうとうこらえきれなくなったオレはペニスを吐き出して激しく嘔吐した。うつむいたオレの唇から吐瀉物が糸を引いて滴り落ちる。


「お~い、誰が吐き出していいって言ったよ? AVやエロ漫画を見習えよなwww」


 コミックやアダルトビデオの類いに影響された男は性行為と性暴力の区別がつかないため、女に対する人権意識は皆無に等しい。
 女に対する性的加害を助長するメディアが氾濫する我が国では男による性暴力が当たり前のように跋扈し、今日も計り知れないほど甚大な性被害がもたらされるのだった。


「誰か……助けて……」


 怯えてうずくまるオレをストーカーが腕をつかんで無理やり引きずっていく。


「いや~ッ!」


 全力を振り絞って腕を振りほどいたオレは両手をついてキッとストーカーを見上げた。


「まったく、リアルの女は思い通りにならねえから困ったもんだぜwww」


 男だった頃なら手放しで賛同するところだが、今のオレにはたまったもんじゃない。
 まともに女と付き合って相手との合意の上で体調なども気遣いながらセックスすることができない男がそんじょそこらにわんさかいるのかと思うと戦慄を覚える。
 ストーカーの手がオレの太腿にかかり、乱暴に引き寄せられていく。逃げ出す隙もなく、囚われの身となる。タンクトップの裾がめくられ、乳房を荒々しく揉みしだかれた。


「痛いッ!」
「オッパイ揉まれたくらいでギャンギャン喚くんじゃねえwww」


 ストーカーはうなじにかかる髪をかきあげ、首筋に唇を這わせながら耳朶に息を吹きかける。
 オレはゾクッと身を震わせた。ぴったりと閉じた脚の奥へ指をねじ入れられる。


「んぁぁぁぁッ! 誰か助けてぇぇ~!!!」
「うるせえな! ちょっと指で触っただけだろうが。男を気持ち良くさせる以外に取り柄がないんだから黙ってヤラせろwww」


 そう言うと、ストーカーはオレを乱暴に突き飛ばした。
 泣きべそをかきながら両手をついて起き上がろうとすると、ストーカーはオレの尻を持ち上げてビンビンに勃起した男根を挿入しようとする。


「いやあああああああああああああああああ~ッ!!!」


 冷酷な顔にうっすらと笑みを浮かべたストーカーが乳房をギュッと握りながらオレの処女を破ろうとした次の瞬間――。


「ぎょええぇぇぇッ!」


 ストーカーは絶叫しながら肉棒を引き離した。


「俺のチンポは一体どうなっちまったんだあッ⁉︎」


 周章狼狽するストーカーは大事な肉棒が無事であることを確認しようと視線を自分の股間に向けた。
 ストーカーの肉棒からもくもくと煙が立ち込める異様な光景にオレは思わず絶句する。
 ストーカーの体から滴る汗が肉棒に触れた瞬間、ジュッと音をたてて、水蒸気となって気化していった。


「ゲッ!」


 するとストーカーの肉棒が金色に発光し、稲妻のような閃光が弾けた。
 ずるりと何かがストーカーの肉棒から這い出した。
 痛みに顔を顰めながらストーカーは前を見ると、まばゆいばかりの光の中からデブ神が現れた。
 ストーカーは現状に茫然としてチンポ丸出しのまま、その場で立ち尽くす。


「やれやれ、相変わらず下界の男は狼藉者ばかりじゃな。よぉ~し、貴様にも『性別改変』の魔法をかけてやろうぞ」


 性別改変の魔法と聞いた瞬間、オレは全体重をかけ、ストーカーめがけて見事に痛烈な体当たりを炸裂させた。


「こら~ッ、童手井どうてい! そこを退くんじゃ~ッ!!!」


 時すでに遅く、自らストーカーの身代わりとなったオレの身体にデブ神の魔法がかけられていく。
 邪魔な乳房が消失し、目線の高さがみるみる上昇していくと股間には男の勲章が再び帰還していた。


「計算通り! やっぱり、性別が変わったぜwww」


 ひょんなことから男に戻れたオレは垂涎の的であった自らの男体を抱きしめながら全力疾走で逃走するのだった。




ーーー




 いつまたデブ神の暴虐によって忌まわしい女の姿にされるか分からない。
 オレは夜道を堂々と歩きながら駅前に居座る神待ち女子たちを物色していた。
 終電が過ぎたにもかかわらず、制服姿のJKたちがあてもなく人通りの途切れた駅周辺を歩くオレをチラチラ見やる。
 それぞれ思い思いに制服を着崩し、若い太腿や胸の谷間を覗かせたその姿から、コイツらが普段から相当に遊び慣れていることが窺える。
 男に戻れたことだし、先ずは景気付けに童貞卒業することを決心したオレは一目散に巨乳ギャルJKへ援交を申し込んだのだが……。


「おまえ、金持ってんの? 金ないヤツはごめんだかんな」


 いかにも怪訝そうな顔でこちらを値踏みしてくるクソ女にイラつきながらもオレは平静を装った。


「もちろんだよ。何ならクレジットカードの番号だって教えちゃうよ」
「必死すぎてキモ……。おまえ、ぜってえモテないっしょ? さっきから品定めするようなキモい視線送んなよ」


 強い言葉を使わないと瞬時に若い女は性的に搾取されるもんだから、男のような女らしからぬ言葉を使いたがる。
 一度は女になったことで少しばかり女の気持ちが分かるようになったオレは前よりも多少は余裕を持って女と接することができた。


「まあまあ、そう硬いこと言うなよ。別に取って食うわけじゃねえんだ。オレはアンタと一発ヤリたい。ただ、それだけよwww」


 女にされた頃は男からの性的視線を感じるたびに、はだけたカーディガンをピシャッと閉めたもんだが、今は気楽に女を性的に消費できる。
 男の特権を無制限に行使するオレを露骨なまでに嫌悪する巨乳JKは心底嫌気が差したように罵詈雑言を浴びせてきた。


「調子ぶっこいてんじゃねえぞ、クソ童貞! テメエみてえなシコる以外に脳がねえサルはとっとと消えろ~!」


 消えろというのは相手の存在さえ認めない、絶対的な強者が使う言葉だ。
 女だった頃のオレにならともかく、男に戻ったオレにまでマウントを取るとは男女の力関係を全く理解していないとみた。
 オレは女になったことで男の力が女にとって如何に脅威であるかを学んだ。
 男が本気になれば女は決して敵わない――。


「痛ッ⁉︎」


 男のオレが軽く手を捻っただけで巨乳ギャルの表情は苦痛と恐怖で歪んだ。


「あう……」


 男の絶対的な力を目の当たりにして先程までの威勢は一瞬に消失し、一気に借りてきた猫のように大人しくなった巨乳ギャルを見て自分が男に戻ったことを肌で感じた。
 力のない女は暴言の圧で勝敗が決まると勘違いしがちだが、男の世界は純粋な力量で勝敗が決まる。つまり女であるというだけで大多数の者は男に負ける運命にあるのだ。オレはその現実を女だった頃に嫌というほど味わった。
 人気のない駅周辺の路地裏までJKを引っ張って行くと、オレはニヤリと笑う。


「……ちょ、キモい笑み浮かべんな! ムリムリ、絶対無理だからな!」


 オレが何を考えているのか察したらしく、JKの顔がみるみるうちに青ざめていく。
 制服の乱れを直しながらオレから距離を取ろうとするJKの鞄を力任せに引ったくった。


「うへへ、先ずはJKの鞄の中身から拝見させてもらおうかwww」


 鞄の中から水泳の授業で着用したと思われるJKの使用済みスク水を発見したオレは透かさず手に取り、リビドーの赴くままに魔の手を伸ばすのだった。




ーーー




「ほ~ら、もっと脚を開け!」
「興奮すんな、キモい! うぅ、触るんじゃねえよ! くそぉ……放せ!」


 無理やりスク水に着替えさせ、今まさに凌辱の限りを尽くそうと企むオレに戦慄を覚えたJKは生意気な口調とは裏腹に弱々しく泣き始める。
 女は感情が優位であるため、やたらと泣く。損得よりも感情を重視する女の生態は身を以て体感したが、男に戻ってからは感情よりも明らかに欲望が勝っていた。
 ただ女に生まれたというだけで全身を隈なく玩具にされてしまう不遇な性に生まれた者に同情しながらもオレは他人の領域を侵すことに躊躇いがない男の本能に身を委ね続けるのだった。


「ほ~ら、オレのチンポがヤる気満々になってきたぞぉwww」
「汚ねえもん押し付けんな! 死んじまえ、この性犯罪者!」


 性犯罪に関しては女側の被害妄想だとの指摘が頻繁になされるが、それは明確に誤りだ。女にとって痴漢や強姦といった性被害の類いは日常の一コマであり、常日頃から男の脅威に晒されて生きている。
 圧制の反発でマフィアが生まれたように、男への反発でカルトのような女性団体が誕生したのにも社会的背景があったわけだ。


「可哀想だが、女は女らしく男に抱かれる以外に生きる術はねえのよ。観念してオレに抱かれろや」


 反り返る肉棒をJKの股間へ挿入し、クロッチと太ももの感触を堪能し、オレは歓喜のため息をもらす。肉棒はますますいきり勃ち、血管を浮かび上がらせる。


「ケッ……前回、寝た男にも同じことを言われたよ。人生の選択肢が男より乏しいせいで常に窮地に追い込まれてる女の弱みにつけ込むなんてホント最低だな。所詮、男社会で生存が保証されてる側には生存が危うい女の気持ちなんて一生分かんないだろうね」


 女になったことがある身からすれば痛いほど共感できるが、男に戻った今のオレが女のことなんぞ顧みる必要はまるでない。
 女の人生は男の支配下から嫌でも逃れることは出来ないが、男の人生は自由気ままだ。願わくば、もう二度と不自由な女にだけはされたくない。


「うへへ、よく分かってるじゃねえか。どうせ男には勝てないんだから正式にオレの女になれよ」
「おまえ、すげえ頭悪そう。どうせ社会不適合の知的障害者か何かだろ? 男でもノウタリンじゃ人生の選択肢は女より少ないよ。そこんところ、分かってる?」


 さっきまで怖気づいていたJKが急に高笑いし始めた。
 オレはJKの態度が急変したことに驚きつつもスク水の布越しに感じるぷにぷにした肉土手と、直接密着する太腿のむっちりとした感触に心奪われ、快感に悶えヒクつく。
 オレは女達にとって、男選びの枠内にすら入れてもらえない存在だ。
 女の選択肢の枠外に出された男は魂を牢獄に閉じ込められたようなものであり、それゆえに怨念のような性欲を抱く。
 経験豊富なJKはオレがルサンチマンを拗らせた真性童貞であることを的確に見抜き、ついに反撃に転じた。


「力では負けるけど、それ以外ならテメエごとき童貞に負けはしねえんだよ、バーカwww」


 そう言うと、オレの屹立した肉棒を力強く握りしめてグイグイしごき始めた。
 背筋から脳天にはい上がる快感を必死にこらえたが、オレの手から力がみるみる抜けていく。
 瞬間、jkは身体をずらし、するりとオレの腰辺りまで身体を滑らせて反り返ったモノを強く蹴り上げた。


「うひゃああああああああああ~ッ!!!」


 オレは間抜けな悲鳴を上げると、そのまま膝をついて股間を押さえた。
 視界がゆがむ。股間が割れそうだ。まるで下半身がプレス機にかけられているような激しい痛みが襲う。


「女とまともに付き合うことさえ出来ないゴミ屑は二度と外に出んなよ、きめえから」


 男に戻れて喜び勇んだのも束の間だった。
 女体のデメリットから解放されたばかりだったオレは男体の致命的な弱点をすっかり忘れていた。
 まさか女だてらに金的蹴りを食らわされるとは露程も思っていなかったオレは数少ない男のウィークポイントを突かれ、心底屈辱感に苛まれた。


「一生使い道のないチンコ握りしめながら、女以上の苦渋に満ちた天寿を全うするんだなwww」


 JKの最低最悪な捨て台詞が脳裏に響き渡ると、オレの意識は瞬く間に遠のていくのだった。
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