男の子たちの変態的な日常

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340 変態イマジネーション

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 僕は久々にエロ漫画を読んでいた。  
 性表現は大好きだが、奇形みたいなオッパイボーン女が出てくると読む気が失せる……。
 極端に非現実的な巨乳を見てると、なんだか頭がおかしくなってきそうだ。


「う~ん、極端に巨乳やらデカ尻やらでなければ普通に読めるんだけどなぁ……。やっぱり、BLが一番なんだろうか?」


 そんなことを考えながら僕はネット上にあがっているエロ漫画を片っ端から読み漁るが、やはり貧困なイマジネーションで描かれた作品ばかりだ。


「おいおい、どんだけレイプのオンパレードなんだよwww」


 やはり男は誰もが常日頃から多かれ少なかれ無性にムラムラする生き物だ。やる相手がいない男なら尚のことストレートに性欲を発散させたくて仕方がないのだろう。
 1ページから容赦なく挿入シーンに入るのだから驚きである。
 男にとってセックスとはチンポを入れることこそが全てなのだと痛感させられた。
『全てのセックスは強姦である』とまで断言する人が昔いたが、ある意味正しい指摘だったのかもしれない。
 己のチンポさえ気持ち良くなれば、それだけで男は幸福なのだ。チンポがついてるだけで幸せになれるのだから、お気楽な性である。
 僕の存在もリョウにとっては単なるオチンポしごき穴でしかないのだろうか?
 でも、リョウの変態的な性欲を他所様にぶつけられる方が困るし、僕が責任を持って相手をするのがベストだろう。
 それに僕の代わりを他人に求められていい気分はしない。リョウは僕だけのものなのだから。
 そう考えただけで僕はムラムラして落ち着かなくなった。エロ漫画の読み過ぎで今にも変態的なイマジネーションが爆発しそうだ。
 リョウが仕事から帰り、夕食を済ませ、お風呂から出てきたら、待ってましたとばかりに自分からお願いする。


「へぇ~、珍しいなぁ。アキラが自分の方から誘ってくるとはwww」
「べ、別に……そういう日があってもいいでしょ!」
「あぁ、大歓迎だぜ♡」


 そう言うと、リョウの股間の逸物は激しく勃起し、我慢汁を滴らせた。
 リョウの頭の中は完全に僕を抱くことでいっぱいらしい。


「それじゃあ、エロ漫画から習った技を披露しまぁ~す♡」


 そう言いながら、僕はリョウを膝立ちにさせ、そそり勃つ肉棒の先端へゴムを口でかぶせていく。
 僕の口がすでに勃起した肉棒に触れ、冷たい薄膜がくるくると先端から覆っていく。


「おぉ~、口でゴムをつけるとは! しかも気持ちいい~♡」


 僕はリョウの肉棒にゴムをつけると、ベッドに仰向けで横になり、少し両脚を開いて股間を晒す。リョウはすぐ僕の股間へ自分の下半身を滑り込ませた。
 そして僕の身体をじっくりと眺める。


「そんなにジッと見られたら恥ずかしいよ……早く始めて……」
「いいじゃねえか~、もっとよく見せてくれよ♡」


 リョウの視線に耐えられなくなり、僕は羞恥で視線を逸らす。そんな仕草すらリョウの劣情を煽り立てるには充分だった。
 リョウは身体を前へ移動させ、肉棒の先端をあてがってきた。
 肉棒が僕の中を貫くと、僕は思わず腰を震わせて大きく喘ぐ。
 リョウが手を手繰り寄せると、僕も指を絡ませる。そうしていると心が落ち着いた。


「あッ、ああッ……! は、入ってくる~、ンンッ……あぁぁッ!」


 肉棒が突き進んでいくにつれて、リョウの手を掴む僕の手に力が入る。僕を安心させるためにリョウもその手を強く握りしめて返す。
 僕の顔が挿入の衝撃でとろけていく。
 肉棒を全て僕の中には挿入すると、リョウはそのまま余韻に浸る。
 繋がったまま抱き合った僕たちはキスをしながら互いの背中に腕を回す。
 何度も唇を重ね合っているうち、お互いに挿入感にも慣れてきた。だが、それでも快感は凄まじい。


「入れられただけで、こんなに感じるなんて……エロ漫画みたい♡」
「俺とアキラは身体の相性が抜群だからなぁ♡」


 背中に回っていたリョウの手が肩から首へとなぞり、そのまま頭を撫でてきた。
 僕もリョウもお互いに心だけでなく自然と身体も相手を求め合っているのを感じていた。
 リョウは腰を動かして、肉棒を引きずり出していく。


「んッ、あッ、あぁッ……! こ、擦れる……んんぅぅぅ♡」


 自分で声の大きさに驚き、僕は慌てて両手で口元を押さえる。
 リョウと一緒に気持ちいいところを探りながら、お互いに快感を共有していくようなセックスそのものに僕は悦びを感じていた。


「俺のチンポでアキラが快感に酔いしれていくのが幸福するぜ♡」
「もぉ~、エッチなことにはどこまでもアグレッシブなんだから♡」
「それはアキラもだろwww」


 股間が結合を深めるたびにぬちゃぬちゃ濡れた音を立ててヒクつく。亀頭でじっくりかき回されると、僕の唇から熱を帯びた吐息が絶えず溢れてくる。


「んッ、ふぅ……い、いいッ……気持ちいいよぉ……ハアハア……」
「じゃあ、もっと気持ちよくしてやるぜぇ~♡」


 リョウは少し腰の角度を変えて亀頭が下を向くようにして、浅い挿入位置をキープしつつ腰を前後させた。カリの一番ふとい部分が出たり入ったりして、抜け落ちるギリギリの状態で肉棒が僕の中をえぐる。
 下半身を襲う刺激がいきなり変化したせいで、僕は慌てて頭を持ち上げて結合部を覗き込んだ。が、次の瞬間、僕は髪を枕へ投げ出し仰け反るように背中を反らして喘ぐ。


「うへへ、いい反応だなぁ♡ よ~し、永遠に俺のターンだぜwww」


 リョウは僕の太ももを両手で抱えると、腰をグイッと前へ突き出す。


「あッ、あぁぁッ……ンッ、はぁぁぁ~ッ!!!」


 エロ漫画を軽く凌駕するほどの濃厚なセックスに僕たちは時間を忘れて無我夢中にベッドをギシギシ揺らすのだった。
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