男の子たちの変態的な日常

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304 変態インタレスティング

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 今期アニメの1話目にざっと目を通した僕は近年の作品に対して色々と思うことがあった。
 決してアニメに限った話ではないが、今時は世界観の説明を出し惜しみするのが通例らしく、とっとと説明して欲しいタチである僕にとってはどうにも歯がゆく感じられ、物語世界に没入できない作品が多くなってきたと思う今日この頃。
 もう一つは群像劇のような複雑で分かりにくい価値相対主義的な作品も苦手だったりする。やっぱり、シンプルで分かりやすい勧善懲悪こそが至高だと思う。
 それと序盤から意味不明な鬱展開をブチ込んでくるのもやめてほしい。はっきり言って、最初から見てて疲れる作品は勘弁していただきたい……。
 後、くだらない恋愛要素が入ると一瞬で興醒めしてしまうので容赦なく1話切りするようにしている。


「はぁ~、つまんなぁい……」


 僕は決して否定から入るような批評家気取りのキモオタではない。その証拠に下手なアニメの実写映画をネタとして楽しめるぐらいには寛容な精神の持ち主だ。リョウやカスケからはクソ映画愛好家と評され、普段は僕に優しい2人でも映画だけは一緒に見てくれないwww
 クソをクソとも思わない僕が近年の作品に対して、明確にクソだと感じているわけだから相当なクソなんじゃないだろうか?
 人に面白いと思わせるのは至難の業で、何を面白いと感じるかも人それぞれだ。それゆえに不特定多数の者に面白いと感じさせるのはもっと難しいと言っていいだろう。それはBLでも同じことだ。


「面白い作品って何なんだろう? 何故、人によって面白さの定義が違うのか? そもそも面白いとは?」


 そう呟く僕の目の前にリョウとカスケが丁度やってきた。


「早く仕事が片付いたから帰ってみれば、また面白いことを考えてるみたいだなぁ~」
「少なくともアキラの面白いは、ぼくらには到底理解不能だねwww」


 頭を抱える僕を2人はニヤニヤとしながら見つめている。


「2人はどんな作品を面白いと感じる?」


 僕の漠然とした問いにリョウとカスケは一瞬考え込んでから口を開いた。


「やっぱり、ド派手なアクション系だろう。男同士の血湧き肉躍る死闘ほど萌えるものはないぜ♡」
「ぼくはミステリーとかかなぁ。複雑なトリックを紐解いていく過程が楽しいよね♡」


 2人の性格と趣味嗜好を知っている僕には概ね予想通りの返答だった。


「う~ん、思ったより普通の答えだね。もう少し面白い答えを期待してたんだけど……」
「えぇ、面白い答えを期待してたのかよwww」


 苦笑いするリョウの隣でカスケが逆に聞いてきた。


「逆に聞くけど、アキラにとって面白さって何?」
「そ、それは……」


 いざ自分が聞かれると、一発では答えられない。何故、僕はBLが好きなんだろうか?


「結局の話、理屈の根本は好き嫌いさ。それ以上でも、それ以下でもない。面白いか、どうかなんて単純な心の動きでしかないんだよ」
「なるほど、確かにリョウの言う通りかもしれない。なんだか難しく考え過ぎていたのかも……」
「その通りだよ、アキラ。難しいことはアキラにとって面白くないものなんだから、簡単なことで楽しめばいいんだよ。例えば、こんな感じでね♡」


 そう言うと、カスケは僕の胸元を肌蹴させて胸を揉み始めた。


「ちょッ……ヘンなところ触っちゃ……あぁん……」


 僕に構わずカスケは淡々と乳首を舐め回している。


「それこそがアキラにとっての面白いことだもんなぁ♡ 俺も混ぜろぉwww」


 リョウの晴れ上がった亀頭が愛液で濡れたところを押し広げ、奥へ進んでいく。
 ゆっくり腰を前後させ、勃起したペニスで僕の中をかき回す。
 その腰使いのリズムに合わせて僕の身体が震える。
 リョウは僕の腰を掴み、強く腰を突き上げた。


「……んあぁ、あ~ッ! お、奥まで届く……あんッ、あぁんッ!」


 ガツガツと貪るようにしてリョウは奥を責め立てていく。そのたびに僕の甲高い悲鳴が辺りに響き渡る。
 その姿を見てニヤニヤしながら腰を振り続けるリョウ。僕はただ甘い声を上げながら身悶えすることしかできなかった。
 熱い吐息を漏らし、腰を捩ろうとモゾモゾしている僕の中は、愛液でびっしょりと濡れていた。出入りを繰り返すペニスの表面が蜜でヌラヌラと濡れ照り、卑猥な音をかき鳴らす。
 リョウは容赦なくガツガツ奥を責め立てていく。
 僕は激しいピストンを繰り返すペニスに翻弄され続ける。
 身体が小刻みにヒクつき、ドバドバと愛液が溢れてくる。同時にペニスも限界まで昂ぶり、射精欲を抑えきれなくなっているみたいだった。
 僕の中でペニスが膨張し、エラ張った亀頭が粘膜をゴリゴリえぐった。その感覚が僕を絶頂へ追い詰める。
 僕たちは絶頂へひた走り、お互いの腰を激しくぶつけ合う。頂上はすぐそこまで迫っており、もう誰にも止められない。
 僕の中で肉棒が力強く脈動し、何度も何度も吐精を繰り返した。
 下半身がビクつきドロリと結合部から精液が溢れる。
 改めてセックスこそ退屈な人生を紛らわす最高のスパイスだと気付かされた僕は真の面白さを追求するため貪欲にチンポを求めるのであった。
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